皆さんは「テンペ」をご存知ですか?インドネシア料理は脂っこいものが多く、また味が単一的で日本人にとってはあまり日常的に食べたいものではありません。しかし、そんな中でテンペは、現地在住日本人の日々の食卓にも並ぶ大人気食材です。
1.インドネシアのスーパーフード。栄養価も抜群!
ベジタリアンやマクロビオティック実践者などが、お肉の代わりに使いだしたことで世界に広まったテンペ。食物繊維が多く、発酵食品であるため健康な腸に大切な善玉菌が多く含まれます。便秘の女性にはもってこいですね。ビタミンやミネラルも多く含み、まさにインドネシアのスーパーフードと言えます。
2.テンペってどんなもの?
テンペは、インドネシアで伝統的な大豆発酵食品です。しばしば「インドネシアの納豆」として紹介されますが、納豆が納豆菌で発行しているのに対してテンペはテンペ菌という幸次菌の一種を使っています。そのため、納豆にあるような臭いやくせがほとんどなく、味も淡白なため色々な料理に使えます。生で食べることは出来ませんが、どんな味にも馴染むため、日本食にも取り入れやすい食材です。
3.テンペの調理法
ベジタリアンの間では、ステーキにしてハンバーガーのように食べたりスープにいれたりするのが人気なようですが、一般には焼く・煮るの調理法がポピュラーです。簡単な二つのレシピをご紹介します。最近では日本のスーパーでもよく見かけるようになったテンペ。お近くのスーパーで見つけたら、是非本日の一品に加えてみて下さい。
【テンペのステーキ】
■材料
テンペ
塩・コショウ(または醤油・大根おろし)
それぞれお好みで
■作り方
少し多めのごま油でテンペを焼きます。表面が少し色付きカリっとしたら完成です。塩コショウでも美味しいですし、大根おろしと醤油で頂くのもお勧めです。
【テンペとひじきの煮物】
■材料
乾燥ひじき 30g
テンペ 50g
ニンジン 1本
サラダ油 適量
みりん・醤油 各大4
砂糖 大3
だし汁 400cc
■作り方
通常のひじきの煮物の油揚げをテンペにすることで、ヘルシーかつ栄養価も増します。テンペと、水でもどしたひじきを油でいためた後だし汁と調味料を入れて煮汁が減ってくるまで煮ます。油揚げより味を吸わないので、いつもよりすこししっかりと味を付けたほうがおすすめ。
新鮮なテンペの見分け方は、断面がしっとりしていて大豆部分が黄色く変色していないもの。新鮮なテンペを選んで新しい味を楽しんでみて下さいね!
文:aya ogawa(ライター)
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