今回は「世界で最も火口に近づける活火山」として有名なヤスール火山、読者のみなさんにも浸透しつつあるお馴染み企画、『カバ』バー格付け「カバミシュラン」(★)、そしてバヌアツ在留邦人によるバンド活動をお届けしましょう!
★カバ=南太平洋諸国の伝統的な飲み物が「カバ(KAVA)」。カバは一種の麻薬で飲むと鎮静作用がありますが、治療薬としても優れたバヌアツの習慣的な飲み物です。バヌアツには数えきれないほどたくさんの『カバ』バーがあります。
圧巻!ヤスール火山
3月、久しぶりにタンナ島のヤスール火山を訪れてきました。
この日は風向きがいつもと違っていたため、通常に見学する場所の向かい側のポイントまでこんな感じで縁を歩いていきます。滑って落ちそうな感じですが、実は火山灰は意外と滑らない。
コンディションは非常によく、このように火口までがクリアに見えました。
(しかしこの直後風向きが我々のほうに変わり、灰まみれになりながら撤退・・・・)
とにもかくにも、ヤスール火山は相変わらず圧巻でありました。
▼佇むドライバーのジャック▼
『カバ』ミシュラン、今回のお店は『ホワイトライト』
さて、『カバミシュラン』のお時間でございます。
今回紹介するのはシーサイドという地域にある『ホワイトライト』。
▼入り口はこのようなたたずまい▼
何故フランスの国旗が掲揚されているのでしょうか・・・?
▼今日のプレゼンターはラジオバヌアツで働くセドリック▼
妙に礼儀正しい彼は、両手でカバを持ち、お辞儀をしながら差し出してきます。まるでお茶の作法のように。
▼店内はこんな感じ▼
テレビのスクリーンが設置されていて子供達が映像を見ていました。カバが決まっている時のテレビの音と映像は個人的にはいただけないのですが、どうやらこれが同店の人気の秘密のようです。
ふと外を見ると・・・・
カバを乾燥していました。
うーむ・・・・質が良さそうな予感。その予感は見事に当たり、一杯でかなりガツンと来ました。トンガリキ島産とのこと。
それとこのカババーにはもう一つ大きな特徴が。
▼日本人の売り子さん?!▼
彼女は青年海外協力隊のYUKARI嬢。このカババーを経営している一家と非常に親しくしているとのことで、夕方は大概このカババーにいるそうです。
こちらのカバの効き目、味は4.5星なのですが、テレビがあってちょっとうるさいので同店は4星とさせていただきます!
在留邦人バンド、活動中。
バヌアツの市場で『The Kranke Man Band』というバンドを結成し、ブルーハーツをカバーし続けること早2年。在留邦人の入れ替わりの激しいバヌアツではバンドメンバーも随時変わり、今はこんな面々でございます。
左から
“私のことはニックネームで呼んでください”とのたまう『トムクルーズ』。
タンバリン・デビューを飾った『TAKESHI』。
往年の大女優と同名の『SAYURI』
カフォンを叩きすぎて手のひら内出血気味の『JUNKO』。
久しぶりにメンバーが充実してきたからか、この日はこんなにたくさんの貢物をいただきました。市場のおばちゃん達、ありがとう!
文:大数加裕信(Hotel General Manager)
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