オーストラリア・メルボルンでの住まい探し~木村加奈(旅行ライター)

今回はメルボルンで新生活をスタートする際に必要な住まい探しについて注意点を含めて、ご紹介します。

メルボルンの物価は日本の約2~3倍です。その分、住居費も高いのが現実です。そのためメルボルンで一人暮らしをするとなると結構な費用がかかります。家具付きの物件もありますが、家具を1から揃えたりしなければならないと、よっぽどお金に余裕がなければ一人暮らしは難しいです。

では実際どうしているのかというと、ワーキングホリデーや学生ビザで来る人のほとんどは、シェアルーム・シェアハウス(オウンルーム)で暮らしています。シェアルーム、シェアハウスって一体どういうことなのか。まずはそこから簡単にご説明します。

シェアルーム・シェアハウスの違いについて

・シェアルームとは
一つの部屋で何人かと居住することです。基本的には、ベッド・テーブル・クローゼットが人数分用意されており、それらをその部屋の住人と共有します。トイレ・お風呂も共有です。

ベッドもシングルだったり、二段ベッドだったりと物件によって異なります。テーブルやクローゼットがないという物件もあります。条件が良い物件ほど高くなりますが、シェアハウスよりは安いです。相場は1週間$80-$160です。(2017年現在)

見ず知らずの人と同じ部屋で寝るということが問題ない人や、潔癖症ではない人が住むことが多いです。ルームメイトと気が合えば、仲良くなるのが早いのがシェアルームのメリット。一緒にいる時間が増えるので、様々なことを共有でき、新しい発見も色々とできます。

・シェアハウスとは(オウンルーム)
一つの家で何人かと居住することです。一人一部屋が割り当てられており、キッチン・バス・トイレは、基本的に共有です。ラッキーな場合はバス・トイレ専用の場合もあります。

一人の時間・スペースが必要だという方がオウンルームを選びます。広さやバス・トイレ付きなどの条件にもよりますが、大体相場は1週間$140-$300です。シェアルームよりも値段は上がります。

キッチンなどは共有なので、みんなで一緒に料理を作ったりテーブルを囲んだりすることもあります。

シェアハウス・シェアルームはともに、基本的に家具などは用意されているので身一つですぐに住むことが可能です。

住まい探しの注意点

1.下見に行く
住む前に必ず下見に行ってください。住んでからのトラブルを未然に防ぐ上で大変重要です。ウェブ上の写真とは全く異なる部屋に案内されたり、部屋の匂いがきつかったり、交通の便が悪いということもあります。

また、一緒に暮らしている人たちや家主がどんな人なのかも事前に確認することのできるチャンスです。

家主さんもまた、あなたの方を見ています。信頼できる人なのか、きちんと家賃を払えそうな人なのかと判断されますので、質問にはきちんと答えるようにしましょう。

また、高層マンションに住む場合、施設にテニスコートやプール・ジムなどが付いている物件も少なくありません。時間に余裕があれば、そちらも下見してみるといいでしょう。

加えて、家の近くにどのような施設があるのか確認しておきましょう。車がない人はスーパーや駅・トラムストップの近くだと便利です。

2.領収書を必ずもらう、または支払いの記録を残す
シェアルーム・シェアハウスに住む前に、ほとんどの場合、敷金(ボンド)を支払います。ボンドは、退去時に傷や汚れなどがなければ返金されるお金です。前からある傷がないか家主と確認してから敷金を支払い、領収書をもらってください。敷金は、家賃の2週間分〜1ヶ月分です。

3.家賃の支払いについて
家賃の支払いは、基本的に前払いです。週単位で支払うところや2週間単位のところもあるなど家主によって様々ですのでその点も必ず、入居前に確認してください。

支払いは、現金での場合もあれば、振込の場合もあります。振込の場合、現地で銀行口座があると大変便利ですので、銀行口座の開設しておきましょう。

重複しますが、家賃を払った際は、領収書をもらうか、きちんと支払ったという証明を残すようにしてください。

家賃の中に、水道光熱費・ネット料金が含まれている場合もありますし、家賃とは別途、水道光熱費はその月々で割り勘をするという家もあります。家賃に何が含まれていて、それ以外にどのような費用がかかるのかも事前に確認をしましょう。

4.ルールを事前に確認する
各家には、居住ルールが設定されていることがほとんどです。例えば、夜10時以降のシャワーは禁止、パーティは禁止などです。

英語力に自信がない人は事前の説明の際に紙に書いてもらうなどして、理解の不一致がないように心がけましょう。また、掃除当番なども決められている家もあります。これは当番制ですので、自分の番の時に何をしなければならないのか確認をしましょう。

共有で購入しているものや、家主から提供されるものもあります。例えば、洗剤やゴミ袋など、みんなで使うものはトラブルを防ぐために家主が提供してくれる家もあります。食料を提供してくれる家主も稀にいます。どれが共有でどれが個人のものなのか、必ず確認しておきましょう。

退去する際、何週間前までに家主に伝えなければならないのかも事前に確認してください。

家探しのウェブサイト紹介

メルボルンで家を探す際には、ウェブサイトを利用します。

1.日豪プレス
オーストラリア全土の住まい探しに有効なウェブサイトです。特に、日本人に住んで欲しい人・日本人が利用するウェブサイトですので、日本人の方が住んでいたり家主が日本人だったりするケースがあります。
https://life.nichigopress.jp/mel/accommo/

2.Gumtree
こちらもオーストラリア全土の住まい探しに有効なウェブサイトです。日本人問わず、様々な国籍の方が利用するウェブサイトです。
https://www.gumtree.com.au/s-roomshare/vic/c18511l3008844

3.Flatmates
条件を加えて検索ができるので、ありがたいウェブサイトです。国籍関係なく募集しているウェブサイトですので、英語環境に最初から挑戦したい方はこちらを使います。
https://flatmates.com.au

今回は、メルボルンでの住まいの探し方について注意点を含めて紹介しました。家探しは、慣れない土地で最初に与えられた試練のようなものですが、素敵な家とシェアメイト達に巡り会えるよう頑張ってください!

文:木村加奈(旅行ライター)
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