世界のクリスマス、どうお祝いしてるの?各国のクリスマス文化を留学生がご紹介!

世界各国、独自の文化があるクリスマス。その祝い方も様々です。

ここでは、現地在住の日本人や留学生から国ごとのクリスマスの過ごし方をご紹介!料理やプレゼントの方法、クリスマス前後のお楽しみまで、お届けします。

イギリスのクリスマス

イギリスでは伝統的に、クリスマスの12日前からデコレーションを始め、クリスマスの12日後(1月6日)に片付けるものと言われているのだとか。

クリスマス近くになると学校ではキリスト誕生劇をやったあと、クリスティングルサービスをします。「クリスティングル」とは果物のオレンジと赤いリボンを使って作るものです。

オレンジは地球、赤いリボンはジーザスの血を意味していて、子供達にクリスマスの意味やキリストについてわかりやすく説明するために使われるそうですよ!

▼クリスティングル

クリスティングル
イギリスの伝統的なクリスマス料理といえば「クリスマスプディング」!

このクリスマスプディングは、食べる前に一時間温め、大量のブランデーを掛け、燃やすのが伝統だそう。映画『ハリーポッター』の一シーンにも登場しています。

日本でも手に入るので、試してみたいですね!

アメリカのクリスマス

キャロリング・聖歌の練習
聖歌隊としてお宅を訪問するアメリカの『キャロリング』がステキ

アメリカのクリスマスの風物詩が「キャロリング」。教会に属する人の有志が集まって、クリスマスソング聖歌隊となり、隣近所や知人の玄関前を訪問するアメリカの習慣です。

ノックされたドアを開けるとキャロリング聖歌隊がクリスマスソングを歌い始めるのは、とても心温まる体験なんだとか。

アメリカではクリスマスが近づくと、多くの人たちの口から「シェアをしよう」という言葉がでるとのこと。小さなキャンディボックスや板チョコのような小さなものを用意しておいて、さりげなくプレゼント。こうしてみんなで少しずつ幸せになろうという考え方なんです。

チェコのクリスマス

聖ミクラーシュ
チェコのクリスマス前哨戦、「なまはげ」が来ちゃう祝日『聖ミクラーシュの日』ってどんな日?

チェコのクリスマスには前哨戦となる祝日があります。それが12月6日の「聖ミクラーシュの日」。

日本の「なまはげ」にあたる「鬼」がやってきます。

舌を出して子供に襲いかかる鬼。「いい子にしていたかーー!?」と子供に聞きます。泣きべそをかきながら子供たちはいい子になることを約束。するとおやつがもらえるというシステムです。

巨大な針葉樹でツリーを飾るのもチェコ流。大きな木が部屋にしっかり立つように斧やナイフで調整するのはお父さんの大事な仕事だそう。

ツリーを飾るのはクリスマス直前の12月23日、または22日で、24日朝に目覚めた子どもたちの目の前に、巨大なクリスマスツリーが現れるサプライズを演出するとのこと!

スウェーデンのクリスマス

スウェーデンのクリスマス

スウェーデンではテレビで「ドナルドダック」を見るのが風物詩なんだとか。国民の半数近くが見ると言うから、紅白歌合戦の視聴率を軽く超えていますね!

番組が始まるのは毎年決まって12月24日の15時からだそうですよ。

メキシコのクリスマス

メキシコのクリスマス

カトリック教徒のメキシコ人にとっては宗教的にも大切な日。「ポサダ」と呼ばれるパーティーはキリストの誕生をテーマにしている行事です。12月16日からイブの夜まで、マリアとヨゼフが宿を探して人々の家を訪ねるシーンを再現。パーティー会場の屋外と屋内で人を分け小さい劇と歌で祝うそう。

代表的なクリスマス料理は魚料理の「バカラオ」。ポサダではトウモロコシの粉で作られるタマレスやフルーツポンチが供されます。

アイルランドのクリスマス

北海道よりずっと北に位置するアイルランドで、クリスマスになぜか行われるのが「寒中水泳」!

前日の夜に飲みすぎて、ひどい二日酔いで目覚めるたクリスマスの朝、酔い覚ましを兼ねて、たくさんの人がクリスマススイム(Christmas Swim)に出かけます。

水温は10℃程度という極寒。その海の中にサンタクロースの帽子を被った人たちが、次々とダイブするのだとか。

サンタクロースに振る舞うのもギネスなんだそう。さすがアイルランドですね!

ドイツのクリスマス

ドイツのクリスマスマーケット

ドイツといえばクリスマスマーケットの本場です。たくさんの屋台とイルミネーションを音楽隊の生演奏を楽しみながらそぞろ歩きます。

寒くなったら「ホットワイン」(ドイツ語ではグリューワイン/Glühwein)がクリスマスマーケットの定番。ラム酒入りやアルコール度数がさらに高いホットワインのほか、キンダープンシュ(Kinderpunsch)というアルコールの入っていないホットワインもあります。

スペインのクリスマス

スペインではBelén(ベレン)と言われる飾り物が飾られるそう。ベレンとはキリスト生誕のシーンを人形で表す飾りのことです。

24日のクリスマスイブの夜に、スペイン国王がテレビで国民にクリスマスメッセージを送るのが恒例です。

スペインではクリスマスは年明けまで続き、1月6日の「東方の三博士の日=Reyes Magos(レジェス マゴス)」にクリスマスプレゼントを交換するのが習わしとなっています。

世界のクリスマス。体験してみたいのはどこ?

様々な国のクリスマスをご紹介してきました。カトリック教国はもちろん、どの国でもクリスマスは、人の心を温めてくれる大切な行事なんですね。

次のクリスマスはぜひ、世界のどこかで新しいクリスマス体験をしてみてください!

(留学プレス編集部)

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