カナダ高校留学生のお小遣いと生活費

高校留学は、それなりに大きな費用がかかる上に生活のためのお小遣いもある程度必要になります。子供に月にいくらくらいのお小遣いを渡したらいいのだろうかと悩んでいる親御さんもいらっしゃると思います。

ここでは、カナダのバンクーバーに暮らす高校留学生のお小遣いの平均金額や実際にかかる生活費の内訳をご紹介します。そこから、どのくらいのお小遣いが必要になるのかをお伝えします。

▼この記事を書いている人

※この記事ではバンクーバーの高校留学生の情報を元に生活費情報をお届けします。高校留学以外の留学費用目安、カナダ全体の物価目安については「カナダの物価はどれくらい?留学前に知っておきたいカナダのこと」や「カナダ留学費用の平均は?期間ごとに徹底解説します」でご紹介していますので参考にしてください。

1ヶ月のお小遣いの金額は?

平均金額は3万円

カナダ高校留学生30人に聞いてみた結果、月に2.5万円〜3万円のお小遣いをもらっているという学生が多いようです。

基本的に高校留学生は、親からお小遣いをもらっています。しかし、留学生の中には、毎月のお小遣いと合わせて留学前に日本でアルバイトをして貯めた貯金を使って生活している留学生もいました。

使う人と使わない人の差は?

留学生の中には、食費だけで月に10万円以上使う人もいます。その反対に月に1万円未満のお小遣いで生活している留学生もいます。

この差には、ショッピング好きだったり、食べ歩き好きだったりなどの趣味的な要因もありますが、ホームステイに要因があることもあります。

一般的にホームステイ費には、1日あたり2〜3食の食費が含まれています。しかし、食事の量が少なかったり、料理が口に合わなかったりして外食の頻度が多くなり、食費が必要以上にかかることがあります。

もし食事の量が少ない時は、ホストファミリーに相談してみてください。口に合わない場合も遠慮せずにはっきりと伝えて大丈夫です。言いにくい場合は、エージェントに相談してみてください。

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実際の生活費の内訳

実際に何にどのくらいかかるのかを、私のとある月の生活費の内訳と共に紹介します。

内訳カナダドル
交通費$575700円
被服費$303000円
食費$1001万円
消耗品費$202000円
美容院代$565600円
日用品代$202000円
娯楽費$151500円
合計$29829,800円

※1カナダドル=100円
※チップ込み

1食1500円!カナダは物価が高い

食費を例にみると月4回の外食で$100かかっています。バンクーバーは物価が高く、最低でも1食で1500円以上はかかります。日本料理となると1800円〜2500円が大体の相場です。

美容院代をみてみると、1回のカットで$ 56(約5600円)かかっています。私が利用している美容院は日本人美容師が経営しています。現地の方が経営している美容院だと大体3000円ほどでできますが、カットの出来を比較すると、私は日本人が経営している美容院をおすすめしています。

美容師の方がおっしゃるには、日本人と欧米人の髪質は全く異なるため慣れていない現地の美容師さんはどうしても上手く出来ないようです。

チップは料金の5〜10%が目安

日本ではあまり見慣れない文化の1つがチップ文化です。ほとんどの留学生は初めてのお会計でチップをどのくらい払えばいいのかと悩みます。

金額は人によって様々ですが、5〜10%を目安にするといいと言われています。もちろん味が良くなかったり、サービスがよくなかったりしたらチップを払う必要はありません。

現金で支払う場合は、多めに渡して「お釣りは入りません(Keep the change.)」といえば大丈夫です。また、お会計をする時は、「Can I have my check please?」と言えばOKです。

例えば、会計が$ 18(約1800円)の時に$ 2(約200円)のチップを上乗せして20ドル札で支払うという感じです。

また、飲食店のレジの横には、チップ(Tip)と書かれた箱が置かれています。カナダではコインを使う機会が少ないので、財布の中やお釣りにセント硬貨があったらチップとして箱に入れるのもいいでしょう。

バンクーバーに留学するなら、スカイトレインの定期がお得

バンクーバーやメトロバンクーバーに留学するならスカイトレイン(*1)の定期券(コンパスカード *2)を購入しましょう。18歳以下であれば、月$57(約5700円)で乗り放題です。

学校に通うためにバスや電車を利用するのであれば2週間程度で元がとれます。

*1=スカイトレインは、バス、電車、フェリー(Sea bus)を運行しているバンクーバーの公共交通機関です。バンクーバー国際空港からサレー市までを結んでいます。

*2=コンパスカードは、日本で言うSuicaやPasmoのような交通機関専用の電子カードです。現金で乗車券を購入することもできますが、コンパスカードを使うとコンパスカード料金で利用できるので断然お得です。18歳以下はオレンジ色のコンパスカードを使います。

バンクーバーの主なエンターテイメント施設と料金

友達との交流や留学生活の満足感を高めるためにエンターテイメント施設の利用は欠かせません。BC州内の主なエンターテイメント施設と料金は次の通りです。

  • フライオーバーカナダ $18(約1800円)
  • バンクーバー美術館  $18(約1800円)
  • バンクーバー水族館  $42(約4200円)
  • サイエンスワールド  $22(約2200円)
  • 映画館の平均料金   $15(約1500円)
  • ボーリングの平均料金 $10(約1000円)

フライオーバーカナダとは、東京ディズニーシーのアトラクション「ソワリン」のカナダ版のようなアミューズメント施設です。一度、学校の校外学習(Field trip)で行きました。とても壮大な体験ができるので是非、行ってみてください。

生活費を抑えるためにできる工夫を紹介

生活費を抑えるために留学前からできることはたくさんあります。例えば、ユニクロや無印良品の服が好きな方は、バンクーバーで購入するのではなく日本で服をある程度買ってカナダに持ってくるのがおすすめです。

食費に焦点をあててみると、日本のレトルト食品を購入するなどの工夫ができます。

ホームステイ先によってはキッチンが使えないことがあるので、電子レンジで調理が可能な調理器具も買っておくといいと思います。個人的には、電子レンジでご飯が炊けるものや卵料理が作れるものなどがおすすめです。

自宅で調理できるようにすることで外食に行く機会が減り、食費を抑えることができます。他にもできることはたくさんあります。

生活していく中で少しずつ、カナダの物価や生活に慣れてくると自分なりの工夫を見つけられると思います。

主な支払方法

カナダは、キャッシュレス決済が非常に普及しています。なかにはキャッシュレス決済のみを扱っているお店(Debit or Credit Only)もあるので、カナダに留学する上でデビットカードは必須です。

ただ、カードや読み取り機械が壊れていて支払いができないということもあります。$40(約4000円)程度の現金は持っておくといいでしょう。

また、海外のATMを使用すると紙幣の配分をいい感じに割り振ってくれます。$60を出金すると20ドル札2枚、5ドル札4枚といった感じで割り振ってくれます。

大きい紙幣は、支払いの際に嫌がられることが多々あるので、どうしても高額紙幣が必要な場合を除いてその割り振りで出金することをおすすめします。

※利用するATMによって割り振りは異なります。もちろん、それぞれの枚数を自分で選択することも可能です。

3万円を目安に調整しよう

ここまで、月のお小遣いと生活費の内訳についてお伝えしました。月に3万円程度のお小遣いがあり、ホームステイ先の食事に特に問題がなければ、不自由なく生活できます。

しかし、お小遣いがあればあるほど、それなりに経験できることも増えるのも事実です。学生さんの趣味や親御さんのお財布事情などと比べながら、この3万円を目安に話し合っていただければと思います。

カナダ高校留学生のお小遣いと生活費をご紹介
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