【世界の中学・高校レポート】スポッツウッド・カレッジ/ニュージーランド・ニュープリマス

映画「ラスト・サムライ」のロケ地に使われたタラナキ地方の街ニュープリマスに、多様性を重視した教育を行う中学/高校、スポッツウッド・カレッジ(以下、スポッツウッド高校)があります。学生数950人の公立共学校で、受け入れ年齢は13歳から18歳まで。うち留学生は平均30~40人です。

1960年創立のスポッツウッド高校の校訓は「ETU」。「ETU」はマオリ語で「まっすぐ立つ」という意味です。そして、同校が教育の根幹に掲げる

・教育(Education)
・参加(Taking Part)
・結束(Unity)

という3つの哲学の頭文字にもなっています。

▼学校の至るところに「ETU」が掲げられ、学生たちは自然に「ETU」の姿勢を身に付けていきます。

多様性を重視する学校方針

マーク・ボウデン校長は、スポッツウッド・カレッジでは留学生を受け入れることについて大きな価値を感じていると話しました。

「ニュープリマスは小さな街です。でも留学生が学校にいれば、ニュープリマスの向こうに大きく世界が広がっていることを体感できます。だから当校では、留学生受け入れの体制に大きく力を割き、現地生徒との触れ合いを大切にしたいのです。」

▼留学生のお世話委員会を務めるカーチスくん(左)キャスケードさん(中)ヒカルさん(右)。

(カーチスくん談)
「留学生のみなさんにとって、ここには知らないことがたくさんあると思います。手助けするので、怖がらずにいろいろチャレンジしてもらいたいです。」

(キャスケードさん談)
「留学生はファミリーの一人です。私たちがいつも一緒にいます。」

(ヒカルさん談)
「英語が得意じゃなくても、とにかく一緒にしゃべりましょう。」

▼在籍中の日本人留学生と一緒に。

YOSUKEさん(左)MIKONOさん(中)YUINAさん(右)3人のインタビューが「ぜんぜん内向きじゃない日本の若者たち【ニュージーランド編】」に掲載されています。ぜひご覧ください。

▼REIKO先生は、スポッツウッド高校の日本語クラスの先生。日本人留学生もお世話になっています。

▼スポッツウッド高校、人気クラスのひとつ、日本語クラスの教室。

スポッツウッド高校にはニュージーランドの先住民マオリのルーツを持つ学生も30%在籍。ニュージーランドの歴史をリスペクトし、多様性を重んじる姿勢の表れと言えるでしょう。

自然あふれる環境でのびのびしたい留学生向き

近年、スポッツウッド高校は学業の向上に目覚ましい成果をあげつつあります。ニュージーランドの統一テストNCEAの成績においては、レベル1とレベル2で全国平均より高い成績を修めています。

とはいえ、ここは自然豊かなタラナキ地方。全校生徒数が1000人に満たないスポッツウッド高校は、どちらかと言えば家族的な環境です。のびのびと手足を伸ばして、ホストファミリーや学校の友だちとおしゃべりすることに重点を置きたい留学生に向いていると言えるでしょう。

▼ニュープリマスの象徴、タラナキ山。富士山に似ていることから静岡県三島市とは姉妹都市関係にあります。ニュープリマス市についてのガイドは「ニュージーランド留学/住んでみたい&注目したい厳選の留学先都市6選」をお読みください。

ちなみにスポッツウッド高校のホストファミリーは、わざわざ募集しなくても口コミで応募があるのだとか。留学生受け入れに前向きなホストファミリーの存在は、留学生の第二の故郷になるかもしれません。

《まとめ》スポッツウッド高校に向いているのはこんな人!
・あまり英語力に自信がない人。
・大規模すぎる学校だと気おくれしそうな人。
・日本語で相談できる先生がいると安心な人。
・郊外の学校でのびのびしたい人。
・マオリ文化に関心が高い人。

スポッツウッド高校ホームページ http://spotswoodcollege.school.nz/

取材協力:
ニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランド
ニュージーランド航空

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文: 若松千枝加(留学プレス編集長・留学ジャーナリスト)
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