ニューサウスウェールズ大学留学ガイド|偏差値やランキング、学費・学部、入学条件などを徹底解説!

オーストラリアの公立大学であり、世界的にも高い評価を受けているニューサウスウェールズ大学。シドニー郊外のロケーションにあり、自然豊かな環境で専門的な勉強ができます。

大学へ直接入学するだけでなく付属の英語教育機関もあるため、大学で学ぶための英語力に自信のない人や、短期留学を検討している人も受講できます。

ニューサウスウェールズ大学の特徴や学べる学部に加えて、難易度をふくめた入学方法、学費などを紹介します。オーストラリアの大学留学を検討している人や、英語力に自信がなく大学留学できるか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

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留学プレス編集部の記事

留学生の割合が多い!ニューサウスウェールズ大学の5つの魅力やメリット

ニューサウスウェールズ大学

University of New South Wales, Sydney, Australia by Hai Linh Truong

世界的に評価が高い

ニューサウスウェールズ大学は、1949年にオーストラリア政府と州の両方によって設立された公立大学です。「UNSW」の愛称でも呼ばれています。世界的にも教育の質、施設や設備などの質の高さが評価されています。

留学の受け入れ体制が整っている

ニューサウスウェールズ大学は留学生の受け入れ体制が整っているため、在学生の5人に1人が留学生という特徴があります。海外との合同プログラムも充実しているので、日本からの留学生も多いです。留学生の受け入れをはじめ、大学の積極的な国際化を促進しています。

ファウンデーションコースのほかディプロマコースもあるので、大学留学への英語が不足している人も留学先の選択肢に入れられる大学です。

成績面だけでなく、日常生活面での受け入れ体制も充実しています。留学生は、寮、学生用アパートメントや賃貸ハウス、短期滞在用ホテルなどを滞在先として選べます。手配や滞在中のサポートには専任スタッフが対応してくれるのも魅力です。

工学や自然、環境などの学部で学べる

ニューサウスウェールズ大学は、大学の国際化への取り組みと同時に、革新的な教育や研究でも世界的に評価を受けています。2015年度Australian Research Council(雇用教育技能局)から、オーストラリア国内で最も多くの研究費の受給を受けた実績もあります。

教育の質とともに、最新の設備なども充実しています。Group of Eight(オーストラリアの教育をけん引するトップ8校のグループ)やUniversitas21(研究に力を入れている大学の国際的ネットワーク)のメンバーとして、海外の大学と相互に研究の共有や学生、スタッフの交流なども行われています。

学べる学部は人文学部、芸術学部、建築環境学部、商学部、法学部、科学部、工学部、医学部の8つです。アジア太平洋地域に特化した研究も実施されているので、自然環境に関する分野を学習したい人にも向いています。

学びと利便性を両立できるロケーション

ニューサウスウェールズ大学は、シドニーの中心地から南東に約7km、バスで20分ほどの立地にあります。中心地から離れた自然も豊かな静かな環境のため、勉強に集中できます。周辺にはビーチもあります

市街地にもすぐにアクセスできるので、ショッピングやアルバイトにも便利です。大学でしっかりと学びながらも、オーストラリアでの生活も満喫できる絶好のロケーションにあります。

キャンパス内の設備も充実

カフェやレストラン、宿泊施設、ATMや郵便局、図書館、5つのスカッシュコートや7つのテニスコートをはじめ、温水プールやジム、フェンシングやバスケットボール、柔道、アーチェリー、エアロビクスやジャズバレエなどのスポーツ施設、一般検診を行う病院のほか、歯科、検眼、理学療法のできる医療施設がキャンパス内にあります。Wi-Fiも完備されています。

ニューサウスウェールズ大学の難易度

偏差値は?

オーストラリアと日本では大学入試システムが異なります。日本では一般的に、試験を受けてそのスコアによって合否が決まりますが、オーストラリアでは書類選考となります。

そのため、テストの点数が基準となる偏差値制ではありません。

偏差値の代わりに難易度を測る指標が世界大学ランキングと合格率です。

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シドニー大学

合格率

ニューサウスウェールズ大学の留学生の合格率は30%程と推定されています。

世界ランキング

QS世界大学ランキング19位
THE世界大学ランキング84位

日本の大学で言うと?

日本とオーストラリアの大学システムが違うことから単純な比較は難しいですが、QS世界大学ランキングで見ると東京大学が32位、京都大学が50位となっており、ニューサウスウェールズ大学のほうが上位にランクインしています。

どちらが上ということではありませんが、ニューサウスウェールズ大学が世界的に高い評価を得ている大学だということがランキングからも見えてくるでしょう。

ニューサウスウェールズ大学の学部

芸術・デザイン・建築建築学
芸術
建設管理と不動産
デザイン
美術
教育
メディア
政治 哲学・経済学
社会科学
工学コンピューターサイエンス
航空宇宙工学
バイオインフォマティクス
化学製品工学
化学工学
土木建築
電気工学
環境工学
地中エネルギーと地中貯留
機械・製造工学
機械工学
鉱山工学
太陽光発電と太陽エネルギー
量子工学
再生可能エネルギー
ロボット工学とメカトロニクス
ソフトウェア工学
測量工学
電気通信工学
食品科学
法学犯罪学と刑事司法
法学
医学/健康運動科学
国際公衆衛生学
医学
栄養学
薬学
視覚科学
サイエンス航空(飛行)
航空(マネジメント)
航空(遠隔操縦航空機システム)
バイオテクノロジー
データ科学と意思決定
材料科学・工学
環境管理
医療科学
医薬化学
心理科学
心理学
科学
数学
ビジネス保険数理
商学
国際コマース
経済学
情報システム
※主に学部課程のコースを記載しています。修士課程、ダブルディグリー、他学位を含む全コース検索はこちらからチェックしてみてください。

ニューサウスウェールズ大学に留学する方法

オーストラリアの大学の学部課程は原則として3年間です。ニューサウスウェールズ大学も一部の学部やダブルメジャーなどを除き、3年間で卒業となります。

学歴や成績によっていくつかの入学ルートがありますので、順次ご紹介します。

日本で大学1年次以上や短期大学を修了している人

日本の大学では一般教養課程を受講してから専門課程に進み、4年間で卒業となりますが、オーストラリアでは高校で一般教養課程を終わらせて大学は3年間すべてが専門課程となります。

そのため、日本の大学や短大で一般教養課程を終えている人はニューサウスウェールズ大学の1年次に出願することができます。

入学時期:2月または7月
必要な英語力:IELTS 6.5(全セクション 6.0)、またはTOEFL(r) iBT 90(ライティング: 23、その他:22)以上

入学に必要な英語力を満たしていない場合は大学進学準備コース(The University English Entry Course/UEEC)を受講する方法があります。ニューサウスウェールズ大学のキャンパスに併設されている教育機関「UNSW Global」で受講可能です。

コース開始時の英語力によって、10週間・15週間・20週間の3つのコースがあります。受講後は、IELTSなどの公式テストを受けなくてもそのまま入学可能です。

最終学歴が日本の高校卒業の人

最終学歴が日本の高校卒業という人の場合、ニューサウスウェールズ大学に出願する前に一般教養課程を学んでおかなければなりません。そのため、一般教養課程に相当する「ファウンデーションコース」と呼ばれる大学準備コースを受講してから大学1年次へ入学するのが一般的です。

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海外大学進学前のファウンデーションコース徹底解説

ニューサウスウェールズ大学の場合は、UNSW Globalで開講しているファウンデーションコース(UNSW Foundation Studies)修了後に大学1年次へ進学するのがスムーズです。

ファウンデーションコースの期間は、コース開始時の英語力と最終学歴の成績次第で4か月・9か月・12か月・15か月の4つのコースがあります。

基本的にファウンデーションコース出願時の成績が高ければ高いほど、コース期間は短く済みます。

標準ファウンデーションコース(Standard Program)

期間約9か月
コース開始3月、8月、10月
必要な英語力IELTS6.0またはTOEFL(r)ibt75
成績B評価、3.0以上(5段階、65%)

ファウンデーションプラス(Standard Plus Program)

期間約12か月間
コース開始1月、6月、8月
必要な英語力IELTS5.5またはTOEFL(r)ibt65
成績C評価、3.0以上(5段階)

エクステンドコース(Extended Program)

ファウンデーションコースで期間が一番長いコースです。しっかり準備したい人にも向いています。

期間約15か月
コース開始3月、6月、10月
必要な英語力IELTS5.0またはTOEFL(r)ibt56
成績C評価、3.0以上(5段階)

トランジション(Transition Program)

ファウンデーションコースのなかで約4か月と期間が一番短いです。その分高い英語力が求められます。

期間約4か月
コース開始1月、3月、8月
必要な英語力IELTS6.0またはTOEFL(r)ibt75
成績B評価、4.0以上(5段階、70%)

UNSW Institute of Languagesから基礎学科資格を得る

ファウンデーションコース入学に必要な英語力を満たしていない場合はUNSW GlobalでUNSW Institute of Languagesのファンデーション進学準備コース(Foundation English Entry Course/FEEC)を受講し、そのままファウンデーションコースに入学します。ファウンデーションコースを受ける留学生の90%以上が利用している方法です。

コース期間:10週間
必要な成績:IELTS5.5(各バンド5.0以上要)

コース期間:15週間
必要な成績:IELTS5.0(各バンド5.0以上要)

コース期間:20週間の場合
必要な成績:IELTS4.5(各バンド4.5以上要)

スタディーアブロードプログラムを利用する

日本または海外の大学や大学院に在籍している場合、スタディーアブロードプログラムを利用できます。スタディーアブロードプログラムとは、一定期間ニューサウスウェールズ大学に科目履修生として留学するプログラムです。取得した単位は、在籍大学の単位に移行できます。

交換留学ではなく私費留学になるので、費用は交換留学よりもやや高額になります。学期開始前にはインターンシップやボランティアなどの郊外プログラムに参加可能です。大学に在籍しながら短期留学をしたい人に向いています。

在籍大学での成績と英語力:IELTS 6.5(全セクション 6.0)又はTOEFL(r) iBT 90(ライティング: 24、その他:22)以上

大学キャンパス内に短期留学する

大学には入学せず、UNSW Globalのコースを短期留学のために受講する方法です。UNSW Globalはニューサウスウェールズ大学への入学以外にも、基礎英語や大学入学後の生活のためのコース履修の教育機関として利用できます。

UNSW Globalはニューサウスウェールズ大学の構内にあるので、キャンパスの施設などはそのまま使用可能です。短期留学ながら、大学の雰囲気も味わえます。

ニューサウスウェールズ大学への留学にかかる費用

ニューサウスウェールズ大学

ニューサウスウェールズ大学の学費はコースによって異なります。ここでは、一部のコースの1年間の学費を参考までにご紹介します。

▼学部課程(豪ドル)

建築47,000
メディア学43,500
環境管理53,000

ニューサウスウェールズ大学への留学に興味がわいたら

ニューサウスウェールズ大学は積極的な留学生の受け入れを行っている大学です。難関大学のため、入学には入念な準備が必要ですが、現在の成績や学歴が足りない場合には付属の教育機関で必要なコースを修了すれば入学へのチャンスが見つかります。

また、正規学生として入学をせずにコースを履修して短期留学や1年の留学をするといった経験も可能です。

シドニー郊外というオーストラリアの生活を満喫できるロケーションにあるのも魅力です。ニューサウルウェールズ大学への留学を、選択肢のひとつとして検討してみましょう。

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ニューサウスウェールズ大学
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