100年の歴史が証明。イギリス英語学校、世界最高水準5つの理由 ~星野達彦(国際教育事業コンサルタント)

10月13日から3日間にわたって中国の西安で開催されたイギリス英語学校協会主催(English UK)のイベントに参加しました。これはアジア諸国の優良留学エージェントをイギリス英語学校協会が招待して行われる学校とエージェントのフェアで日本からは今回は私1人の参加でした。
 
イギリス留学
 
初日は主催者のEnglish UKとBritish Councilからセミナーがあり、イギリス英語留学の魅力や品質保証などの取り組みについての話がありました。そのあと2日間にわたって、イギリスから参加している約30の英語学校とアジアの約40の留学エージェントによる、個別相談会が行われました。
 
私も約15校のイギリスの英語学校代表と個別に会って彼らの学校について話を聞きました。今回はそこで得た最新情報なども含めてイギリス英語学校の魅力をご紹介したいと思います。
 
イギリス留学
 

留学のプロ視点で見るイギリス英語学校の5つの優位点

私はこの5年間毎年English UKのフェアに参加していますが、過去30年近くにわたり様々な国の英語留学を日本人に紹介し、実際に各国の英語学校を見てきた留学のプロとして、毎回イギリスの英語学校と英語留学先としてのイギリスの素晴らしさに感銘をうけます。そんな私が考えるイギリス英語学校の世界最高水準の理由は以下の5つになります。
 
イギリス留学
 
1.100年の歴史を持つ英語学校産業としての成熟度
ELT(English Language Training)と彼らが称する英語学校産業は間違いなく世界で一番成熟しています。100年以上の歴史を持つ英語学校も擁するイギリス英語学校は、英語のノンネイティブ向けの英語学校ビジネスのツボを他のどの国より正確に把握しているといってよいでしょう。つまり海外からくる英語学習者のニーズを把握して、それにこたえるインフラやコンテンツを100年の歴史の中で培っているということです。
 
具体的には学校施設、やホームステイなどのハード面、そして学習コンテンツ、教師や学校スタッフの質や学生向けサービスなどのソフト面が素晴らしく成熟しているということです。
 
2.アガサ・クリスティを学べる英語コースまである提供コースの多彩さ
コースの多彩さも世界一です。今回西安で話したイギリス南部にあるThe Devon School of Englishでは50歳以上を対象にしたアガサ・クリスティに関連した英語を学び、彼女のゆかりの地に訪問するコースやバード・ウォッチング+英語のコースなどを提供しています。その他にもイングリッシュティー+英語、乗馬+英語などなどありとあらゆるEnglish Plusコース(英語とプラスアルファで何か他のことを学ぶ・体験するコースのことの通称)があります。
 
English UKのコース検索サイトは実に12言語にまで対応する充実度を誇り、同サイトでEnglish Plusを検索して見ると、アート、デザイン、IT、文化、歴史、ゴルフ、文学、舞台芸術、スポーツ、レジャーなどの検索項目で学校を検索できるようになっています。
 
3.きめ細かい分野の専門英語トレーニングコースを提供
ESP(English for Specific Purpose)といわれる専門英語コースに関しても、イギリスは世界をリードしています。English UKのサイトのコース検索の特定分野英語(ESP)を見ると航空関係、銀行・金融、コンピュータ、外交、エンジニアリング、ホテル・飲食業、人事、ジャーナリズム、法律、経営、マーケティング・販売、医療、国防・平和維持、公務員などから学校を検索できるようになっています。これだけの専門分野の英語を教えるコンテンツを持つ国はありません。
 
4.ビジネスマン向け英語コースは世界を圧倒
ビジネスマン向けのビジネス英語コースの完成度は他国を圧倒しています。ビジネス英語専門の英語学校もあるし、ビジネスマン向けの校舎や施設を持つ学校もたくさんあります。
 
ドイツやフランスなど非英語圏のヨーロッパの国から大勢のビジネスマンが多くの場合2週間ぐらいの短期間でビジネス英語を学びに来ています。国際会議の前にプレゼンのための英語をブラッシュアップするとか、交渉のための英語を学ぶとか、役員になったので英語スピーチの訓練をするとか、様々なビジネスマンの要望に対応したプログラムを提供しています。English UKの中にはBusiness English UKという学校のグループ組織もあるぐらいです。
 
5.世界一の品質保証・管理のメカニズム
British Councilは1982年から英語学校の認定を行っています。英語学校の運営、コンテンツ、そしてホームステイなどの滞在先に至るまでの細かいポイントを業界経験があるベテラン検査調査官が検査しポイントを付けていきます。英語学校産業の100年以上の歴史の中で、培われた調査方法や調査対象などのノウハウは他国のそれとはレベルが違います。
 
British Councilではその調査結果をサイトで公表しているので、イギリス英語留学を考える際は学校選びの参考にしてみてください。
Accreditationのページはこちら >>http://www.britishcouncil.org/education/accreditation
 

フィリピンとイギリスの英語留学の違い

前回(「韓国式、スパルタトレーニング!フィリピン留学英語力最短アップの仕組み」)、前々回(「StudyとLearnの違いって?英語習得の法則とフィリピン留学」)とフィリピンでの英語留学について書いてきました。初級から中級までの英語力の方が短期間でしかも格安で効果的に伸ばしたいなら、記事で書いたように間違いなくフィリピンが一番お勧めだと思います。
 
韓国式のスパルタ英語コースで、ライザッブのダイエットプログラムのようにストイックにとにかく英語トレーニングを積んで急速に英語力をつけたい方はフィリピンですが、上記のような世界水準の学校で、そこまでがつがつ勉強したくないし、英語学習だけではなく、留学先の文化や雰囲気も楽しみたい、趣味やレジャーを絡めて英語も学びたい、ビジネスや専門英語をしっかりとしたコンテンツと教員から学びたいなどの希望を持つ方はイギリスの英語学校がお勧めです。
 
イギリス人は、英国は「Home country of English」だと胸を張ります。皆さんも彼らがいう英語の本場で世界最高水準のイギリスの英語学校で英語を学んでみてはいかがですか?
 
文:星野達彦(国際教育事業コンサルタント)
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