「ホームステイ先で何をしようかな」「どのような経験が出来るかな」など、ホームステイ前にドキドキやワクワク、そして時には不安を感じたりしているのではないでしょうか?新しい場所や人々、また未知なる事へと心が弾みますよね。
でも、その前にちょっと待って下さい!
日本の感覚でそのまま海外に飛び込んでしまうと、訪問先の国や地域の習慣性の違いから「こんなはずではなかったのに」と痛い目に合うこともあります。その様な経験は、事柄によっては良い思い出になるかも知れません。しかし、渡航前に心がけていた方が良いポイントがあるのも事実です。
そこで今回は、私が留学時にホストマザーから教えてもらった 「滞在前に心得ておいた方が良いポイント」についていくつかご紹介します。
積極的にコミュニケーションを取りましょう
私がアメリカ・カリフォルニアで、ホームステイをしていた時にお世話になったマムから聞いた話です。
「受け入れた日本人が、食事の時間以外は部屋にこもりっきりだったの。そして話が苦手だったのか、ほとんど喋らなかった。とても残念だったわ・・・。家はホテルではないって思ってしまったの。」
この話を聞いて、私も残念な気持ちになりました。マムは、お喋り好きな人なので特にこの様な状況が気になったのです。受け入れ先の方の個性や訪れる国の民族性などがあると思いますが、大体の家庭は日本に興味があり色々な話を聞いたり日本人との触れ合いを楽しみにしているのではないでしょうか?
せっかくの機会ですから、現地の方々と積極的にコミュニケーションを取りましょう。会話が苦手でも、せめてホームステイ先の家族と話すことを心がけてみて下さい。
郷に入っては郷に従え
このことわざの意味は、「風俗や習慣はその土地によって違うから、新しい土地に来たら、その土地の風俗や習慣に従うべきだということ。また、ある組織に属したときは、その組織の規律に従うべきだということ。(引用:故事ことわざ辞典)」となっています。
英語にも同じようなことわざがあります。「When in Rome do as the Romans do. When in Rome do as the Romans do.(ローマにいるときにはローマ人がするようにせよ)(引用:故事ことわざ辞典)」
国や地域によって様々な文化や習慣がありますよね。日本の習慣では常識な事でも、国が違えばそれは非常識な事になる場合があります。
訪問先の習慣や文化などに関しては、事前に調べておくことをお勧めします。
また滞在先で不意に出会う慣れない習慣についても、あからさまに嫌な態度を示さず学ぶ姿勢を見せることで、現地の人達との距離が縮まります。「新たな習慣、発見!」と楽しむ冒険心を持ってみてはいかがでしょうか。
自分で解決する努力をしましょう
海外滞在中で起きた事を解決する場合、良くも悪くも他人に頼りがちになってしまいます。可能な限り、自力で解決をしてみましょう。海外生活は、自立心や判断力を養う為にこの上ない理想的な環境です。失敗を恐れずに、もし失敗したとしてそれもまた、貴重な経験となります。
ただし、命の危険や事件事故が起きた時は別ですよ・・・。
いかがでしたか?生活に慣れるまでは、上記の事をすべて実践するのは難しいかもしれません。大切なのは、心構えです。言葉が通じなくても、心は通じるのです。滞在中の生活を、有意義に過ごす為にも是非心に留めておいて下さい。