外資系または日系グローバル企業で働くバイリンガル会社員の9割近くが仕事で英語を使う場面の最も多くが「メール」であることが分かった。また最も苦手とする対応が「交渉・説得」であることもわかった。調査したのは人材紹介会社ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社で、日本語・英語の2言語と専門分野でのスキル・経験を用いて働くグローバル人材212人を対象に「仕事での英語ニーズ」を聞いたアンケート調査結果を8月8日に発表した。
仕事での英語ニーズ1位「メール」、2位「資料作成」、3位「電話・電話会議」
バイリンガル会社員が仕事で英語を使う場面の1位は「メール」で87.7%。メールに次いで「資料作成」(2位 75.5%)、「電話・電話会議」(3位 75%)となった。また、この調査ではバイリンガル人材の3人に1人(33%)が過去1年以内に海外出張・赴任を経験していることもわかった。
苦手な英語対応シーン1位「交渉・説得」、2位「電話・電話会議」、3位「プレゼン・スピーチ」
英語を使って専門分野での仕事に従事するバイリンガル人材が最も「得意」と答えた仕事での英語対応シーンは1位「メール」(34%)、 2位「資料作成」(13.1%)となった。
反対に「苦手・難しい」と感じていることは「交渉・説得」(1位 35.6%)、「電話・電話会議」(2位 29.8%)、 「プレゼン・スピーチ」(3位 16.3%)という回答が得られた。
苦手克服に取り入れている工夫は「場数」と「語彙力強化」
流暢レベル・ビジネスレベルのバイリンガル会社員が「英語の苦手」を克服するために取り入れている工夫で最も多かったのは「英語を話す機会を増やす」(スピーキング強化)で、次いで「ドラマ・映画・インターネット動画を見る・聴く」(リスニング強化)と「新聞などのニュースメディア・書籍・ブログを読む」(語彙力強化)も多く挙げられた。
(留学プレス)