語学留学に憧れているけれど「授業料やその他もろもろの費用はどのくらいかかかるのだろう?」と、費用が気になっている人も多いでしょう。航空券や保険料、滞在費などもかかるため、語学留学をするためにはまとまったお金が必要になります。
余裕をもって滞在期間に応じた費用を準備しなければ、現地に着いた後で「お金が足りなくなりそう…!」なんてことにもなり兼ねません。
本記事では、語学留学に必要な総費用をはじめ、授業料やホームステイ代・寮費などもご紹介。渡航費や海外旅行保険料の目安についても公開しています。
また、筆者の留学経験をもとに、費用を節約するポイントも記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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語学留学に必要な総費用の目安は?
ネイティブの人たちの生活に溶け込んで言語が学べる語学留学。一体どれくらいの費用がかかるのか、目安を知っておきたいですよね。
語学留学でかかる費用とは?
まず、語学留学でかかる費用には何があるのかを知っておきましょう。下記の合計で留学の総費用を割り出すことができます。
【必要な費用一覧】
- 授業料
- 滞在費(ホームステイ・寮ほか)
- 食費(滞在費に含まれる場合も)
- 渡航費(航空券代などの交通費やビザ代)
- 海外留学保険
- おこづかい・雑費
語学留学1か月目と2か月目以降に必要な総費用の目安
ここでは、人気渡航先である5ヶ国の1ヶ月目にかかる初期費用と2ヶ月目以降の費用を紹介しています。留学期間に合わせて、必要な費用を考えてみてくださいね。
1ヶ月目・航空券込み | 2ヶ月目以降 | |
カナダ | 340,000~470,000円 | 170,000~290,000円 |
オーストラリア | 300,000~520,000円 | 170,000~270,000円 |
イギリス | 390,000~680,000円 | 210,000~420,000円 |
スペイン | 300,000~530,000円 | 150,000~310,000円 |
フィリピン | 185,000~320,000円 | 95,000~190,000円 |
語学留学の費用を節約するヒント
節約を心がけると留学期間を長くすることもできるため、興味のある人は以下のポイントに気をつけてみてください。
- 航空券の安い時期に合わせて渡航する
- 直行便ではなく経由便にする
- 授業をフルタイムではなくパートタイムにする
- 自炊ができる学生寮に入って食費を節約
- 現地でシェアハウスを探して自炊する
- 学校から徒歩圏内で通える所に住む
語学留学の費用をできるだけ抑えたい場合は、情報力や行動力を駆使して節約に努めましょう。
では、次の項からは費目別にブレイクダウンして、それぞれの費用がどのくらいかかるのかをご説明していきます!
語学学校の1ヶ月分の授業料はどれくらい?
前章では語学留学の総費用の目安についてお話しましたが、ここでは学校の授業料を見ていきましょう。費用の中でも、大きな比率を占めるのが毎月の授業料です。「国によっても、学校の授業料は大きく変わるのか?」という点を知りたい人も多いのでは?
約1ヶ月間の留学で、人気の渡航先の学校にかかる費用の目安は以下の通りです。
【4週間分の授業料の相場】
授業料 | |
カナダ | 80,000~140,000円 |
オーストラリア | 80,000~130,000円 |
イギリス | 110,000~250,000円 |
スペイン | 90,000円~150,000円 |
フィリピン | 60,000円~120,000円 |
授業料は週単位で設定されていることが多く、2週間や3週間のみでも通うことが可能です。語学学校によってレッスン時間の長さが違うため、事前に週何時間なのか、または1レッスン何分かを確認しておきましょう。
半日だけ授業を受けたり、週に2~3回受講したりといった通い方もあるので、さまざまな語学学校のコースプランを比較してみてくださいね。
語学留学に必要なホームステイ代・寮費
授業料についての費用が把握できたら、次に気になるのは滞在費ではないでしょうか?語学留学と言えば、人気なのが現地のファミリーと一緒に生活をするホームステイですよね。また、比較的料金がリーズナブルとされる学生寮についてもチェックしておきたいところ。
ここでは、5つの国のホームステイと学生寮の費用の目安を紹介しています。
【4週間分のホームステイ・寮費の相場】
ホームステイ | 学生寮 | |
カナダ | 80,000~100,000 食事付き | 70,000~120,000 食事付き |
オーストラリア | 80,000~110,000円 食事付き | 70,000~100,000円 食事なし/食事付き |
イギリス | 110,000~140,000円 2食付き | 80,000~90,000円 食事なし |
スペイン | 100,000~130,000円 2食付き | 40,000~120,000円 食事なし |
フィリピン | - | 15,000~40,000円 食事なし/食事付き(共同/1人部屋) |
フィリピンは、ホームステイよりも学生寮やコンドミニアムの滞在が一般的で、他国と比べても費用を安く抑えやすいことが特徴です。
滞在費は、食事の有無をはじめ、1人部屋または共同かによっても料金が変わります。ホームステイは1人部屋のケースが多いですが、学生寮は共同の可能性もあるので、事前によく調べておきましょう。
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人気留学先の渡航費用の相場は?
授業料と滞在費を押さえておけば、残りの大きな費用と言えば航空券の料金です。飛行機に一歩足を踏み入れた瞬間から、語学留学というビッグイベントが始まります。快適な空の旅にしたいのはもちろんですが、できるなら費用も安く抑えたいところ。ここでは、人気渡航先である5ヶ国の往復航空券の目安を記載しています。
往復航空券の料金 | |
カナダ | 140,000~160,000円 |
オーストラリア | 100,000~200,000円 |
イギリス | 50,000~180,000円 |
スペイン | 20,000円~170,000円 |
フィリピン | 60,000円~80,000円 |
費用を節約するヒントでもお伝えしましたが、航空券は経由便のほうが安い傾向にあります。ただし、直行便の割引やセールもあるため、航空会社のウェブサイトを頻繁に確認しておくことがおすすめです。
海外旅行保険にも必ず入っておこう
海外で病院に行くと、大金が必要になる可能性もあります。国の保険制度にもよりますが、ケガや病気をしたとしてもお金の問題で不安が少ないように、海外旅行保険に入っておきましょう。
海外旅行保険の相場 | |
2ヶ月 | 30,000円~50,000円 |
4ヶ月 | 60,000円~100,000円 |
6ヶ月 | 110,000円~170,000円 |
飛行機で手荷物が出てこなかったり、貴重品を盗まれたりした場合にも補償があります。海外では何が起こるか分からないため、保険に入っておいたほうが安心です。
語学留学にかかる生活費や雑費も考慮しておく
ここまでは語学留学にかかる大まかな費用についてお伝えしてきましたが、最後に生活費や雑費について見ていきましょう。
授業料や滞在費以外にも、さまざまな出費があるため、節約を意識しなかったら、どんどんお金は減っていきます。具体的な費用は、以下を参考にしてください。
- バス・電車
- スマホ
- インターネット
- 生活雑貨
- 外食・カフェ
- アクティビティ
生活費や雑費は、1ヶ月で20,000~30,000円程度かかると考えておくとよいでしょう。
滞在先から学校までの交通費をはじめ、生活に必要な消耗品も現地で調達する必要があります。たとえば、滞在が長引くとシャンプーやリンスなどのヘア用品やスキンケア用品も買い足さねばなりません。
また、ホームステイや寮の食事形態によっては、自分で支払う食費がかさむことも。慣れない自炊で多くの食材を買ってしまったり、現地の物価が予想以上に高かったりと、予想外の状況に直面することもあります。「こんなはずじゃなかったのに…」と焦る人も意外と多いため、注意が必要です。
そのほか、友達にカフェや外食に誘われることもあるので、留学生活を楽しみたい場合は、少し多めに費用を計算しておきましょう。
費用を把握して完璧な語学留学の計画を!
語学留学を充実したものにするためには、現地での生活をリアルにイメージして費用を準備することが大切です。「留学費用をどれくらい準備すべきか、よく分からない」と感じていた人も、トータルで必要な諸費用の目安が把握できたのではないでしょうか?
本記事でご紹介した授業料や滞在費などを参考に、語学留学の期間を検討するといいでしょう。費用を準備するために必要な期間を考慮して出発時期を決めると、あなたの語学留学のストーリーは始動しはじめるはず。
現地では、お金を節約すべきポイントと使うべきシーンを上手く分けることをお忘れなく。費用をしっかりと自分で管理して、素晴らしい語学留学を実現させましょう。
(留学プレス編集部)