一般社団法人海外留学協議会の実施した調査により、2016年1年間の日本人の留学生数は20万人超と推測できることが明らかになった。
北米、ヨーロッパ、オセアニアの留学国が全体シェアの80%強
渡航先として多かったのはアメリカ合衆国、オーストラリア、カナダのTOP3で過半数以上。北米、ヨーロッパ、オセアニアの留学国が全体シェアの80%強を占める形となり、欧米留学への人気が根強い。一方で、フィリピンやシンガポール、中国、韓国、台湾といったアジアのシェアが17%強となり、なかでもフィリピンはアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスに次ぐ5番目の留学渡航先となった。
3か月未満の語学留学生が過半数を占める
3か月未満の語学留学生が過半数を占めた。また、中学・高校生の交換留学及び私費正規留学のシェアが全体の19.2%を占め、若年層の国際教育に対する関心度を示す結果ともなった。
【統計調査概要】
期間:2016年1月1日~2016年12月31日
調査対象:JAOS加盟留学事業者40社
※データはJASSO、文部科学省発表統計、JAOSの統計数値を合わせ、JAOS非加盟である他の留学事業者の手配数から推定。独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の『協定等に基づく日本人学生留学状況調査』や、文部科学省発表するOECD調査等をもとにした『日本人の海外留学状況』などの統計で発表されている海外の大学や大学院への日本人留学生数、日本国内の大学経由で留学をした留学生数に加え、大学のプログラムを利用せずに留学をした留学生数/中学高校生の留学生数/社会人の語学留学生数等も含む、全体実数に近い留学生数統計データとして発表。
(留学プレス)