リクルートキャリアの新卒領域に特化した活動レポート『リクれぽ』Vol.7では、新型コロナウイルス感染症の影響で留学の機会を失った学生の就職活動への向き合い方や自己PRの在り方について考察をまとめました。
留学・ワーホリに興味が湧いたら
留学断念の経験そのものを自己 PR に
『リクれぽ』では株式会社人材研究所代表取締役社⾧、曽和利光氏の談話をもとに以下の考え方を紹介しています。
企業は、その学生が異国の地でそれまでの常識が通用しない逆境を経験したときに、「何を考えてどのように動いたか」を知りたいのです。であれば、新型コロナウイルス禍で留学できなかった現状は、まさに非日常とのぶつかりを日本にいながら体験しているとも言えます。
『リクれぽ』Vol.7
どう切り替えて行動したかを「言語化」
また、採用担当者はそもそも、自分の希望どおりでなかった場合にどう対応するかを見るものだとする意見も紹介しています。
曽和さんはこうも言及します。「社会人になると、やりたくないけれどやらなくてはならない仕事の方が圧倒的に多く、新入社員であればなおさらです。その時に仕事の意味を自分で見つけ、行動できるかは、将来的に活躍できる人材を見極める上で重要なヒントになります。自分が興味を持てない仕事でも、ポジティブにとらえて向き合う力があるかを、採用担当者は学生が語るエピソードから読み取っているのです。」
『リクれぽ』Vol.7
曽和さんが指摘する要素は、不測の事態で留学を断念せざるを得なかった学生だからこそ、迫力を持って意味づけすることができるのではないでしょうか。どう気持ちを切り替えて行動したのか、就職活動に向けて、自分の言葉で「言語化」してみてください。