海外移住の候補地として今もっとも注目されているオランダ。2014年12月から裁判により日本国籍保有者は労働許可証が無く働ける様になり、2015年は転勤者も含めて約500人以上の日本人がオランダへ移住してきたそうです。(注:2016年10月以降、変更の可能性が審議されています。)
その中の1人が私になるのですが、オランダには英語の語学学校があることをご存知でしょうか?もちろん母国語はオランダ語、しかし90%の国民が英語が話せるこの国で、正直オランダ語が話せなくて生活に支障が出ることはあまりありません。
今日は、海外移住先としてオランダに関心がある方はもちろん、オランダに短期英語研修に来てみたい方にも役立つオランダの英語学校事情をご案内。私自身の英語の語学学校体験を交えてお伝えいたします。
語学学校を探す。
私が住むのはオランダの最大都市アムステルダム。ここで英語学校を探す第一歩は「Amsterdam English school」のキーワードで検索するところから始めました。学校ごとに多少の違いはあるものの、おおむねどこの学校も1回のコースが約3ヶ月間。週に1回から2回、授業時間が1時間半から2時間くらいです。
私はその中で、イギリス人が経営する「BRITISH LANGUAGE TRAINING CENTRE」通称「BLTC」へ通う事に。アムステルダム美術館のすぐ向かいにあります。ここは英語教師を育成する学校でもあり、通常授業の他に週1回、英語教師になりたい生徒が私たち相手に本番さながらの授業をするフリーレッスンもあります。
私がここに決めた理由はメールの対応がすばやくてフレンドリーだった事。異国の地での優しさは体に染みますね。レベルチェックの為、最初にメールでの簡単なテストと電話でのスピーキングテストをします。
レベルはビギナーからビジネスクラスまで細かく設定されている為、移住を検討されている方は現地でビザの取得準備をしながら語学も学ぶことも可能ですね。
人種も文化も様々な私のクラスメイト
約170カ国以上の民族が住むアムステルダム。私のクラスメイトのラインナップも様々でイタリア、スペイン、コロンビア、エジプト、イラン、チュニジアに韓国とバラエティーに富んだ仲間たち。仕事をしながら学校へ通っている方や駐在員の奥さまが多くいました。
▼最終日に教室で行われた仮装パーティー
先生はイギリス出身の女性の方でうれしい事にいつも宿題をたくさん出してくれました。なにより期間中、先生と交換日記をしながら日記の添削までしてくれるフレンドリーな女性でした。
オランダの英語普及率の高さに脱帽。
オランダの大学ではだいたいの授業が英語で行われる為、各語学学校では留学生向け「TOEFL」受験対策用のクラスも充実しています。もちろん現地のオランダ人は8歳から英語を学ぶため、大学生にでもなればネイティブ並みの語学力は常識です。
私のクラスメイトのスペイン人はオランダの大学へ入学するために、働きながら語学学校へ通ってました。「母国で働いて学校へ行くよりも効率がいいでしょ。」と彼女は言ってました。うーん納得。
最後に。
オランダの英語学校では学生ビザを取得することはできません。そのため、ここで英語を学ぶ場合は短期留学が中心となるでしょう。じっくり英語を学びたい方はサマーコースの時期を選べば、オランダでは集中し、かつ多文化な環境て英語を学ぶ事もできます。学校以外にも英語で交流するイベントがオランダでは毎週開催されています。積極的に参加すればオランダのインターナショナルへ溶け込めますよ!
文:まるたはなこ(オランダ在住ライター)
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