語学研修とは?語学留学、留学との違いや費用についても詳しく解説!

「海外に行って現地の言葉を学んでみたい」そんな思いを胸に、語学研修を夢見ている人も多いのではないでしょうか?しかし、語学研修で一体どんな学びや体験ができるのか、よく分からない人も多いはず。文化や環境の違いもあるため、不安に感じる面もありますよね。

本記事では、語学研修ができる学校の種類やコースをはじめ、メリットや費用の目安などを詳しく紹介しています。また、「何が違うの?」と疑問に持ちやすい、語学留学や留学との違いについても言及。

語学研修を成功させるヒントも記載していますので、「充実した語学研修にしたい!」と思う人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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語学研修・語学留学・留学にはどんな違いがある?

混乱しやすい以下の3つのワードについて解説していきます。

  • 語学研修
  • 語学留学
  • 留学

語学研修と語学留学の違い

語学研修とよく似たワードとして使われているものに、語学留学があります。「なんとなく海外に行って勉強するという目的は想像できるけど、一体何が違うの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

一般的には、企業や学校用にカスタマイズされた留学のことを、研修と称する傾向にあります。一方、個人が語学を学びに行く場合は「語学留学」と称するケースが多いです。

ただし、留学サービス審査機構(J-CROSS)の定義によると、語学研修は留学に含まれると明記されています。そのため、語学研修で渡航することを「留学する」と言い換えることもできます。

履歴書に記載するときには、語学研修でも語学留学でも、どちらでも問題ありません。

「語学研修」「語学留学」は「留学」の一種類

留学とは海外で学べる様々なカタチの総称です。語学留学や語学研修のほか、海外の大学や高校進学・交換留学・インターンシップ・海外ボランティア・短期サマースクール・ジュニアキャンプ・ワーキングホリデー・専門学校留学など、海外で学ぶ方法はたくさんあります。それすべてをひっくるめて「留学」と呼びます。

つまり、語学研修、語学留学、ともに留学のなかの一種類です。「語学留学+インターンシップ」や「語学留学+ワーキングホリデー」「語学研修を含むジュニアキャンプ」など、学びのタイプを組み合わせることもよくあります。

ご参考までに、留学サービス審査機構(J-CROSS)では、留学の種類を次のように定義しています。

  1. 留学(ビザを取得するものに限る。)
  2. 語学研修(ビザを取得しないものに限る。)を目的とした渡航
  3. ワーキングホリデー
  4. 教育機関等での研修を目的とした渡航
  5. 国際交流、ボランティア等の活動を目的とした渡航
  6. 海外での生活を目的とした渡航
  7. これらの他、旅行(旅行業法に規定する旅行業務に係わるものをいう。)以外を目的とした渡航

語学研修で得られる3つのメリット

語学研修では、ただ海外を旅行するよりも、現地に密着した多くの体験ができることが特徴です。ここでは、語学研修を通して得られる3つのメリットをご紹介します。

現地で学ぶため生きた言語が身に付く

日本の教科書英語ではなく、現地で実際に使える生きた言葉が学べます。学生時代に英語の授業が苦手だった人でも、現地で生活すると英語力がグンと伸びるケースも珍しくありません。

生活の中で必要なフレーズが身につき、ネイティブの発音に慣れていくのです。

多国籍な友達ができて言語を存分に使える

さまざまな国から来ている友達と交流できるのも、語学研修の大きな魅力です。同じクラスの友達なら言語レベルが同等なので、間違いを恐れずに話しやすく、習った言語をどんどん実践で試せます。

将来の可能性が広がる!正規留学への糸口に

学校に一定期間通うと語学力も上がり、現地での生活への不安も少なくなります。

海外での勉強を継続したい場合は、大学への進学も検討しやすいです。また、現地で仕事をしたり移住を見据えた計画を立てたりすることも夢ではありません。

語学研修ができる学校の種類やコース

数多くの語学研修先がある中で、「どんな学校でも同じなのだろうか…」そんな疑問を抱いていませんか?また、「コースがたくさんあって、どれを選ぶべきか分からない」と悩む人もいるでしょう。ここからは、語学研修ができる学校の種類とコースについて、お伝えしていきます。 

語学学校の種類

学校の種類は、大きく分けると以下の3つです。

  • 大学付属校
  • 大学と提携する私立の語学学校
  • 公立・私立の語学学校 

大学や専門学校への進学を目指す場合は、付属校や提携している私立の語学学校を選ぶとよいでしょう。学校が定める基準をクリアすれば、学力試験が免除になることもあります。 

私立の語学学校に関しては、さまざまなレベルが用意されているため、英語が喋れない人にもおすすめ。アクティビティの充実度も高いため、現地の生活も楽しみやすいです。 

語学学校のコース

ほとんどの学校で設定しているのは、ニーズの高い以下の3つのコースです。

  • 一般英語
  • 進学準備
  • ビジネス英語 

一般英語のコースは、通常レベル分けされたクラスがいくつかあり、自分の語学力に合わせて学べます。英語が喋れないのに、上級クラスに入るようなことはありません。進学準備では、TOEFL(r)やIELTSなどの試験対策に重点を置いた内容となります。 

ビジネス英語では、一般英語に比べると丁寧な表現方法や仕事でよく使うフレーズなどを学ぶことが特徴です。

このほか、語学学校で学べるコースはたくさんあります。代表的な13のコースについては「語学留学したい!海外語学学校で受講できる13種類の主なコースや特徴、活用方法を知っておこう。」のページにまとまっていますので、ぜひ参考にしてください。

語学研修にかかる費用はどのくらい?

語学研修をするうえで、もっとも把握しておきたいのは費用ではないでしょうか。「授業料はいくら?」「ホームステイは食事込みの料金?」といった疑問の答えも、事前に頭に入れておくとプランが練りやすいですよね。

ここでは、人気渡航先のアメリカとニュージーランド、フランスの私立語学学校にかかる費用の例を以下に記載しています。

授業料滞在費
アメリカ1,320USドル
約150,000円
20レッスン×4週間
(1レッスン50分)
1,200USドル~
約145,000円~
ホームステイ4週間2食付き
ニュージーランド1,680NZドル
約125,000 
4週間(週23時間)
1,160NZドル
約87,000円
ホームステイ4週間2食付き
フランス1,360ユーロ
約172,000円
20レッスン×4週間
1,400ユーロ
約177,000円
ホームステイ4週間朝食7日・夕食5日

※1/14.2021現在

語学研修のさらに詳細な費用については次の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

語学研修を成功させるための秘訣

語学研修に行けば、必ず語学力が上がるというわけではありません。語学の上達は自分の意識の高さ次第。ここでは、語学研修を成功させるための秘訣を伝授していきます。

語学研修の目的を明確にしておく

語学研修をするうえで、もっとも大切なことは目標の設定です。なんとなく勉強していては、モチベーションも上がりません。一人ひとりの目的に合わせて具体的な目標を定めましょう。

【目標例】

  • 自信を持って自己紹介をできるようにする
  • 接客のために必要な英語を身に付ける
  • TOEIC600点以上を目指す

英語がほとんど喋れない場合は、高すぎる目標にしないことがポイント。短期間でネイティブの言語を完全に習得するのは、さすがに無理があります。少し頑張ったらできそうな目標を段階的に定めて、語学のレベルアップをはかりましょう。

真剣に語学習得したいなら現地人と行動する

日本人の生徒が学校にいると、安心感からついつい一緒に行動してしまいがち。

しかし、学力を伸ばしたいのなら、できるだけネイティブスピーカーと一緒に行動するとよいでしょう。

机に向かうより現地生活から学ぶ

机にばかり向かっていては、日本での学習とそう変わりません。生活を通して、現地人とコミュニケーションを取り、生の言語を学ぶことが大切。

ボランティア活動をはじめ、現地人とランゲージエクスチェンジをするのもおすすめです。

語学研修に挑戦して自分の可能性を広げよう

語学研修では、言語を学ぶという目的だけではなく、異国の地で新しいことに挑戦するという醍醐味があります。多くの出会いや体験を通して、世界観が広がることは間違いありません。また、未来の展望を考えるきっかけにもなり、自信にもつながります。

「語学研修に行って、自分の可能性を広げたい」そう思う人は、一歩前に踏み出してみませんか?研修期間の目安や出発時期を決めたら、費用の準備と並行して学校を選びましょう。出発前までには、自分の目標を設定することもお忘れなく。

本記事でお伝えした内容を参考に、ぜひ語学研修を前向きに検討してみてくださいね。

(留学プレス編集部)

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