【社会人の留学】大人にこそおすすめ!留学の種類や費用、帰国後の転職などをまとめて紹介

「留学」と聞くと、多くの方は高校生や大学生など学生のうちにするものだというイメージを持っているかもしれません。

しかしグローバル化が進む現代では、ビジネスに役立つスキルを求めて、海外に留学する社会人の方が実はたくさんいるのです。一度社会を知ってから経験する留学は、学生が行く留学とはまた違った面白さを味わえること請け合いです。

この記事では、社会人さんが留学するメリットや、具体的なコース別の特色、おおよその費用、帰国後の転職についてなど、皆さんが疑問や不安を感じやすい点をまとめて解説していきます。

「社会人になって今さら留学に興味が出てきたけど遅いのかな」とか、「行ってみたいけれど、詳しいことはあまりわからない」という方にぴったりの内容となっています。

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社会人留学のメリット

社会人になってから行く留学には、どのような魅力があるのでしょうか。代表的なものを6つご紹介します。

社会人の視点から異文化を学べる

海外の地で生活すると、日本とはまったく違う文化や考え方を肌で感じることになります。特に社会人を経験してからだと、学生の時とは異なる視点や価値観で物事を見ることができるでしょう。

逆に、日本の文化やビジネスに対しても客観的に見られるようになることから、俯瞰的に日本の魅力や課題などに気づきやすいことも大きなメリットです。

ビジネスで役立つ語学力を実践的に身につけられる

日本人が苦手とされるスピーキングスキルを実用的に学びたいと、海外へ留学する方は多いです。

学生のうちからでもビジネス外国語を学びに行くことは可能ですが、社会人経験がない分、漠然と状況を推測するしかありません。社会人の経験があると、シチュエーションやどんなやりとりをするのかといった内容を想像しやすく、より明確なビジョンを持って学びに活かすことができます。

有給休暇を使って行ける

短期留学なら、わざわざ会社を辞めたり長期休暇を取ったりすることなく、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などを使って行くのも良いですね。

がっつりと気合を入れて勉強する留学ももちろん良いですが、一人旅気分でリフレッシュしに気軽に行くのもおすすめ。また語学以外にも、ヨガや料理、ダンスなどの趣味を本場で磨くお稽古留学も人気です。

転職時のアピールポイントやキャリアアップになる

社会人の方の留学は目的も期間も人によってかなり幅がありますが、一般的には転職の合間の時間を使って、海外で語学力や国際的なスキルを身につけたいという方が多いです。

特に、資格を取得したり専門分野のスキルを深めたりすることは、転職活動時の自己PRにつながります。

就労経験があることで参加できる留学がある

社会人の経験が必須となる留学プログラムもあります。例えば、大学(または大学院)留学や、MBA留学(大学院での経営学修士プログラム)に参加する場合は、一定年数の勤務経験が条件として求められることもあります。

現地の人とつながりやネットワークができる

海外で誰かの助けが必要となった時、現地の人とのつながりを持っていることほど心強いものはありません。日常生活の手続きやトラブルだけでなく、ひいてはビジネスにおいても何らかの力になってくれる機会が来るかもしれません。

こんなに選べる!社会人向け留学タイプ5選

ひとくちに社会人留学といっても、期間や目的は様々です。仕事の合間にリフレッシュしたい!と旅行+αで短期留学を考えている方から、本格的に専門分野を学び海外の大学で研究を頑張りたいという本格派の方まで。

それぞれの学びたい内容によって適した留学制度が異なるため、コース別に解説していきます。

気軽に楽しく!短期留学で人生を豊かに

会社の休暇を使って、気軽に海外体験できちゃうのが短期留学の魅力です。短期留学の期間は、短くて1週間、長くて2ヶ月ほど。有給休暇を消費したり、休職制度を利用したりしながら、気軽に留学を始めることができます。

総合的な外国語習得なら語学留学がおすすめ

総合的な語学力を身に着けたいなら語学留学がおすすめです。半年~1年くらいのスパンが一般的で、その間は学校でみっちり語学の勉強ができます。

学んで働いて暮らす!ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは、学ぶもよし働くもよし!自分次第の自由なプランが特徴的な制度です。「この国でいろんなことをしたい」という充実した海外生活を送りたい人に向いています。期間は国やビザにより異なりますが、目安としてはだいたい数ヶ月〜最長2年です。

専門技術を極めたい!スキル・キャリアアップ留学

学びたい分野が絞られているなら、専門スキルアップ留学やキャリアアップ留学がおすすめです。語学だけでなく、本場で専門的な技術を学びたい方にぴったり。

ジャンルは多岐にわたり、専門性の高い技術をピンポイントに選んで深く学べることが特徴になります。期間は3ヶ月~数年ほど。

語学力があるならインターンや大学(院)

すでに一定の語学力を持っている方がステップアップを目指すなら、企業で研修を積めるインターンシップや、高いレベルの学びを習得する大学(院)留学がおすすめです。

専門スキルを磨いたり、学術的な研究ができたりと、より深い分野を実践的に学べるプログラムとなっています。期間はインターンが短期で2週間ほど、大学(院)留学は学校制度に合わせて1〜4年です。

社会人留学にかかるおおよその費用

留学する国や滞在期間、内容によって必要な費用が異なるため、ここではおおよその目安や代表的な例を挙げていきます。

短期留学(約数日~2週間)なら約20〜100万円

例えばイギリスに2週間ほどの短期留学に参加する場合、15~60万円(学費+滞在費+食費、渡航費は別)ほどが目安になります。また社会人向け留学では、一般的な語学留学とは別にビジネスコースを付ける人もおり、そちらだとさらに費用がプラスされます。

長期留学(約半年~数年間)なら約200〜500万円

例えばアメリカで1年間の美容専門学校に長期留学する場合、授業料で140~200万円ほどかかります。公立校と私立の専門学校では、費用に幅があります。また、一定の語学力が求められる傾向があるため、入学試験の対策が必要となります。

ワーキングホリデーなら80〜150万とお得

例えばカナダへ1年間のワーキングホリデーに参加する場合、必要な費用は130~200万円ほどになります。アルバイトで滞在費をまかなうことで、生活の自由度がアップするのでおすすめです。語学力が備わっていたり、料理人など手に職があったりすると、仕事に就きやすいです。

大学院留学なら学費無料の国や奨学金も視野に入れて

私費で大学院に留学するとなると、特に学費が高騰している北米やイギリスなどはかなりの出費となります。学校にもよりますが、滞在費を含めて1年間で500万から1000万円かかる可能性もあります。

しかし、大学院だからこそ学費面で有利になることも多くあります。たとえばドイツでは学費が無料の大学院も多く、かかってもかなり低額です。

また、新興国経済や開発学などを目指している人なら、アジアやアフリカの大学院に注目してみるのもいいでしょう。

大学院であれば多くの奨学金プログラムもあります。語学留学や専門留学ではなかなか奨学金制度はありませんので、大学院ならではのチャンスと言えます。(「社会人向けの奨学金制度一覧」も参考にしてみてください。)

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社会人留学、帰国後は?転職は?

社会人留学をしてみたいけれど、帰国後の復職や転職がうまくいくのか心配している方は多くいます。留学から帰国後にスムーズに仕事ができるよう、留意すべきことをまとめてみました。

短期留学なら仕事を辞めずに留学できる

帰国後の就職先について不安な方は多いですが、数ヶ月以内の短期留学なら、仕事を辞めなくても留学することが可能です。会社にもよりますが、有給休暇や休職制度を使うことで、留学後は仕事に復帰することができるようになっています。転職せずに留学したことを生かしたい場合は、副業でそういった分野にチャレンジすることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

留学エージェントや転職サイトを活用しよう

私達の留学を、渡航前から細かくサポートしてくれる代理店のことを留学エージェントと呼びます。留学エージェントは、留学前のサポートはもちろん、留学後の就職についてカウンセリングやアドバイスを行っているところがたくさんあるのです。また、留学経験者専門の転職サイトや転職エージェントもあります。そういったサービスを活用していくことで、あなたにぴったりの就職先が探せるかもしれません。

転職なら外資系企業も視野に

留学していたことをプラスに捉え、受け入れてくれる可能性が高いのが外資系企業です。外資系で働く社員たちも国際交流の経験者が多いので、一定の理解が得られやすいでしょう。

外資系というと、「語学力が堪能でないと」とハードルが高く思われがちですが、外国語のレベルごとに段階的に求人を設けている企業が多く、チャレンジする価値はあります。

資格取得でスムーズな就活を

最近は外国語が話せる人が増えているため、それだけでは強い自己PRになりにくい場合も。そんな時は資格を持っていることで人と差別化ができ、転職に有利に働く傾向にあります。帰国後は資格を取得するよりも就活にスポットを当てたほうがスピーディーなので、留学中に取っておくのがおすすめです。

留学は社会人になってからでも全然遅くない!

いかがでしたか?留学は学生が行くものだというイメージが先行していた方も、この記事で、社会人留学を面白そうだと思っていただけたのではないでしょうか。

夢や目標を持って海外へ渡ることに、「社会人だからもう遅い」というのはありません。短期留学なら、わざわざ会社を辞めたり長期休暇を取ったりすることなく、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などを使って行くことも可能です。

ハッキリとした目的意識を持たずに旅行感覚で行く気軽な留学もまた、社会人ならではの自由度があって魅力的です。興味があればぜひ、社会人だからこそ体験できる豊かな留学を味わってみてくださいね。

(留学プレス編集部)

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