シドニー大学の留学情報|難易度や偏差値は?入学条件や学費まで徹底解説!

オーストラリア最古の大学である「シドニー大学」は教育の質の高さだけでなく、就職時に企業からの評価が高いことでも知られています。

「もっとも美しい大学」ランキングでもオーストラリアでトップにランクインしています。歴史と近代デザインが融合するキャンパスは必見です!

この記事ではシドニー大学の特徴や費用、留学条件などについて詳しくご紹介します。シドニー大学への留学はもちろん、オーストラリアへの大学留学を検討している人はぜひ参考にしてください。

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オーストラリアの大学へ留学!名門シドニー大学の特徴は?

シドニー大学

Inside the University of Sydney Main Quadrangle by Jason Tong

オーストラリアの名門国立大学であるシドニー大学。シドニー大学の特徴やオーストラリアの大学事情など、シドニー大学で学ぶための基本的な内容をまずは解説します。

シドニー大学の偏差値は?世界大学格付けランキング上位校

シドニー大学は、160年以上の歴史と伝統を持つオーストラリア最古の大学です。16の学部、400以上の専攻科目があります。

オーストラリアの教育制度では偏差値制を採っていません。偏差値の代わりに難易度を読み取る指標が世界大学ランキングです。

世界ランキング

QS世界大学ランキング18位
THE世界大学ランキング61位
日本の大学とは入試制度が異なるため単純な難易度比較はできませんが、QS世界大学ランキングでは日本の大学の最高位が東京大学の32位となっています。シドニー大学は18位ということを考慮すると世界的な評価の高さを伺い知ることができます。

卒業生

著名な卒業生を多く輩出しているのも、シドニー大学の特徴です。卒業生には前首相ジョン・ハワード氏をはじめとする政治家、最高裁判所の裁判長、ピューリッツァー賞やノーベル化学賞受賞者なども多くなっています。

英国の世界大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)」では、大学の卒業生を評価した「QS Graduate Employability Rankings」を毎年発表しています。

雇用者による評価や卒業生の活躍状況、主要企業との共同研究実績、企業の学内採用活動、卒業生の就職率などが評価指標であり、シドニー大学はオーストラリア国内1位、世界4位にランクインしています。

学部課程は3年間。オーストラリアの大学事情

オーストラリアの大学の多くは学士課程~大学卒業資格までに必要な期間は3年間です。

最終学歴が日本の高校卒業という場合、シドニー大学への留学を目指す場合、日本とオーストラリアの教育制度の違いから約1年間のファウンデーションコース(大学進学準備課程)を経て出願するのが一般的です。

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海外大学進学前のファウンデーションコース徹底解説

そのため、大学卒業までにかかる期間は4年間になります。

オーストラリアの大学は2学期(セメスター)制です。2月と7月の年2回入学が設けられています。(大学によって異なる場合もある)

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シドニー大学

シドニー大学は名門大学グループの一角

シドニー大学は、質の高い教育と伝統のある歴史が魅力の大学です。オーストラリアの主要な国立・州立大学の名門大学8校から成る大学連盟「グループオブエイト(Group of Eight)」の一校でもあります。グループオブエイトはアメリカのアイビーリーグ、イギリスのラッセルグループと並ぶ、国際的にも著名な名門大学群の総称です。

シドニー大学をふくめたグループオブエイトの大学は、質とレベルの高い教育を提供しているのが特徴です。教育を通じ、オーストラリアの名門大学の国際的な地位の向上とともに、オーストラリア全体への社会的、文化的そして経済発展への影響を与えています。

大都市でありながら自然が身近、人気のシドニーで学べる

シドニー大学のあるシドニーは、暮らしたい・住みやすい都市で毎年上位に入る都市です。大都市でありながら治安がよく、地震や台風や大雪などの支援災害も年間を通してほとんどありません。気候が穏やかで過ごしやすいのも魅力です。

オーストラリアは国を挙げて教育への取り組みを行っているため、教育水準が全体的に高くなっています。大都市の利便性と自然あふれる環境の両方を体感でき、質の高い教育を受けられるのも、シドニー大学ならではです。

シドニー大学の学部

※学士号プログラムについてご紹介しています。大学院課程やデュアルプログラムなどを含む全コース検索はこちらからご確認ください。

建築、デザイン建築と環境
デザイン
建築デザイン
芸術・社会科学芸術
言語・外国語
メディアとコミュニケーション
経済学
国際関係学
政治・経済・社会科学
ビジュアル・アート
ビジネス会計
バンキング
ビジネス分析
ビジネス情報システム
ビジネス法
商業
金融
人材管理と労使関係
国際ビジネス
ロジスティクスとサプライチェーン
マネジメント
マーケティング
戦略、イノベーション、アントレプレナーシップ
経済学経済学
教育・福祉幼児教育
初等教育
保健体育
中等教育
社会福祉
工学・コンピューターサイエンスアドバンスト・コンピューティング
航空工学
生物医学工学
化学・生体分子工学
土木工学
電気工学
環境工学
機械工学
環境工学
メカトロニクス工学
プロジェクト管理
ソフトウェア工学
宇宙工学
法学法学
医学・健康歯科と口腔衛生
健康科学と関連保健
医学
医学・外科学
看護学
薬学
音楽作曲
音楽
音楽教育
演奏
サイエンス農業と食品
動物衛生学・獣医学
生物学
化学
環境・地球科学
科学の歴史と哲学
人間の健康
数学・統計学
物理学
心理学
テクノロジー
科学

シドニー大学の授業スケジュールと留学するための必要条件

シドニー大学

School of Law, University of Sydney by animal alex

シドニー大学の授業スケジュール

前期後期
授業開始2月下旬~3月初旬8月上旬
休暇
(イースターなど)
4月
(約1週間)
9月
(5日程度)
学期中休み6月上旬
(4日間)
11月上旬
(4日間)
試験期間6月中旬~下旬
(2週間程度)
11月中旬~下旬
(2週間程度)
学期終了6月末11月末

シドニー大学へ留学するための条件

オーストラリアは、留学の受け入れを積極的に行っている国です。シドニー大学も留学生を受け入れるための方法を幅広く整備しています。

オーストラリアと日本の教育制度には若干違う部分があります。日本では大学の1~2年次に履修する一般教養課程を、オーストラリアでは高校時代に履修し終えるのです。

そのため、日本の留学生がオーストラリアの大学を受験して入学するためには独自のルートがあります。

シドニー大学に進学するには主に次のルートがあります。

  1. 日本の高校卒業→大学準備コース(ファウンデーションコース)履修→シドニー大学1年に入学
  2. 日本の高校卒業(成績優秀者限定)→速習コース(The High Achievers Preparation Program)履修→シドニー大学1年に入学
  3. 日本の高校卒業→TAFE(オーストラリアの公立専門学校)→シドニー大学1年入学または2年に編入
  4. 日本の高校でIBディプロマ取得→オーストラリアの大学を直接受験し1年に入学
  5. 日本の大学1年(一般教養課程)を修了→オーストラリアの大学を直接受験し1年に入学

ここでは、最もポピュラーなルートである①②③のルートについて解説します。

①大学準備コース(ファウンデーションコース)

日本の高校を卒業した後、大学の一般教養課程に相当する留学生向けの大学準備コースが「ファウンデーションコース」です。日本の高校からオーストラリアの大学に入学する際、もっとも一般的なルートとなっています。

どんなファウンデーションコースからでもシドニー大学に出願することができますが、シドニー大学が推奨しているのは提携の「テイラーズ・カレッジ」で開講しているファウンデーションプログラムです。ファウンデーションプログラムでの成績がシドニー大学入学の際の選考基準となります。

テイラーズ・カレッジでのファウンデーションプログラムには高校の成績と入学時の英語力に応じて40週・52週・75週の3つのコースがあります。

ファウンデーションプログラムでは志望学部に応じた一般教養科目や英語、大学に入学してから役立つような履修スキルなどを学ぶことができます。留学生のために作られたコースでクラスも少人数のため、大学の大規模な授業を受けるための準備ができるほか、クラスの仲間で大学へ上がることができるというメリットもあります。

②速習コース(The High Achievers Preparation Program)

通常のファウンデーションプログラムは平均約1年間ですが、この速習プログラムはそれを14週間に短縮した特別プログラムです。

入学できるのは高校で優秀な成績を修めていること、英語力が高いことが条件となります。

詳しい入学条件は「The High Achievers Preparation Program」で確認してみてください。

③TAFE(公立専門学校)

オーストラリアには州政府が運営する「TAFE(テイフ)」という教育機関があります。

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TAFE

日本の高校卒業生はいったんTAFEに入学し、シドニー大学の志望学部に応じたコースを修了して大学に編入、もしくは入学することができます。

オーストラリアのどのTAFEからでもシドニー大学への出願が可能ですが、もしシドニー大学が第一志望なのであれば、シドニー大学と同じニューサウスウェールズ州にあるTAFEが有利です。

TAFEでは留学生だけでなくオーストラリア人学生とも一緒に授業を受けます。

大学院への入学

すでに日本の大学を卒業し、学位を取得している場合は大学院へ入学する道があります。より専門的な勉強や勉強を行う修士課程に進むため、社会人の学び直しやキャリアチェンジのための留学にも向いています。

オーストラリアの大学院では、修士号・博士号のほか、修士号よりも短い期間で履修できるグラデュエート・ディプロマも開講しています。

シドニー大学ではコースごとに出願条件が異なります。ここでは参考例として開発学の修士号プログラムの出願条件についてご紹介します。

詳しくはコースごとにチェックしてください。全コース検索はこちら

開発学修士号プログラム(コースワーク)の出願要件

大学の成績平均65%以上
英語力
※右記のいずれか
IELTS 総合6.5(各セクション6.0以上)
TOEFL iBT 総合85(Reading, Listening, Speakingで17、Writingで19)
Pearson Test 総合61(各バンド54以上)

多くの修士号プログラムでは、学歴や職歴に応じた入学要件や履修期間の短縮などが考慮される場合もあります。

シドニー大学の学費

シドニー大学

Charles Perkins Centre, University of Sydney by Jason Tong

シドニー大学の学費はコースによって異なります。ここでは参考までに、一部のコースの年間学費例をご紹介します。志望分野が決まっている人はこちらからコース検索をして最新の学費を確認してください。

学部課程

経済学$53,600
建築学$50,000
国際関係学$50,000
獣医学・動物科学$57,700
心理学$57,700

修士課程

建築科学/サステナブルデザイン$47,300
経営学/リーダーシップと産業$57,200
教育心理学$51,500
航空工学$55,100
環境科学$58,800

シドニー大学への留学で、充実した大学生活を送ろう!

シドニー大学の特徴や周辺環境、留学に必要な学費や方法を解説しました。

シドニー大学はオーストラリア国内はもちろん、世界基準でも評価されている大学です。伝統のある大学で高い質の教育が受けられるだけでなく、オーストラリアの自然と大都会シドニーの利便性を享受できる環境で勉強ができます。

シドニー大学は難関大学ですが、高校時代からしっかりと準備を始め、ファウンデーションプログラムでコツコツ力をつけて行くことで合格の可能性が大きく高まります。同じ世界ランクの欧米の大学と比べるとファウンデーションプログラムを経由することでしっかりと受験準備ができるため、オーストラリアの大学受験は有利になる可能性も大きいです。

海外の大学進学を考えているなら、ぜひシドニー大学を選択肢に入れてみましょう!

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シドニー大学
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