人気のバリ島には多くの日本人が旅行します。そのまま住みたい!と思い現地で働いたり、実際にバリに嫁いだ方もたくさんいます。
バリ人の中には日本人を好んでお嫁さんにしたがる人も多いそうです。日本人妻は働き者であり、お嫁さんにもらうと安泰なのだそう。そのため、夫の両親も奥さんを大事にしてくれることが多いそうです。
かなりの田舎でなければ、英語も通じることからバリ語が話せなくても仕事に就くことができます。ホテルのスタッフやエステの経営者として働く人もいるようです。
彼女たちが居住地に選んだバリ、その魅力は心優しい現地の人々にあります。
バリ人が信仰する宗教は?何語を話すの?
バリ島では宗教や言語において、独自の文化が見られます。
宗教はインドから伝えられた仏教とヒンドゥー教に昔からの土着宗教が融合して発達した「バリ・ヒンドゥー」が信仰されています。多神教であることから多くの祭典があり、島を巡っていると様々な場所でお祭りの飾りを目にすることができます。
公用語はインドネシア語ですが、日常生活ではバリ語を使います。観光地であることからホテルやお店で働く人の中には英語を話せる人も多いです。
朝の始まりはお香のにおいから
朝起きて外に出ると、清々しい太陽の日差しと共にお香の匂いが漂ってきます。家々の前にはチャナンと呼ばれる神様へのお供え物が置かれています。彼らは朝のお供え物は毎日欠かさず行います。
バナナの皮で編んだお皿のようなものの中にお香の他に、ブーゲンビリアなどの花びら、木の葉、お米が入っています。家の入り口や庭の真ん中、石碑や石造の前にも置かれています。ホテルであっても同様に様々な場所に置かれています。
筆者は毎朝このチャナンを見るたびに、バリ人の信仰心の厚さを感じました。また、きれいな花びらを添えるのも自然豊かなバリならではのお供え物だなと思いました。
提供元:写真素材フォトライブラリー
バリ人がゆったりとしているわけ
バリ島の人々は観光客にも親切で、笑顔で道案内をしてくれます。島民は観光客向けに商店やレストランを経営したり、伝統的な絵画や家具を作って販売したり、農業や漁業に携わりながら豊かな自然と調和して暮らす人など職種は様々です。
バリ島は毎日決まってスコールが降るため水が豊かです。また、四方を海に囲まれていることから漁業が盛んな地域があります。豊富な作物と海の幸が手に入ることから、金銭的に裕福ではなくとも食べるものに困ることは少ないようです。
砂漠地帯や内陸(海に隣接していない国)に住む人々に比べ、領土争いで隣国から攻め込まれる心配も少ないということもあり、彼らはゆったりとした生活を続けてきました。
日本人がバリに魅了されるポイント
料理の美味しさも魅力の一つです。魚や肉、そして主食が米ということからも日本人の口にも合うものが多く、食べやすいです。
また、美しい海や砂浜は訪れる人の心を癒します。市街地を離れると田園やあぜ道を見ることができ、多くの大人は日本の昔の風景を思い出すそうです。
人懐っこいバリ人は道を歩いていても笑顔を向けてきます。知り合いではないのですが、皆顔を合わせると挨拶をしたり、笑いかけるのです。数日いるとこの笑顔に癒されてしまします。
バリ人は気さくで親切
旅先で声をかけてくる現地人には警戒した方が良いとよく言われますね。海外では、何があるかわかりませんので用心するに越したことはありません。
そんななかバリ島で比較的安全に過ごすことができるのはなぜでしょう。
観光が大きな収入源にもなっているバリでは、観光客に優しくすることでリピーターになって欲しいと考えています。ナイトマーケットで出会ったバリ人は「嫌なことがあれば、誰も来なくなってしまう。だから、スリや犯罪はあってはいけない。」と真剣に話してくれました。
元々の優しい気質に加え、訪れた人に楽しんでもらいたいという気持ちが強いことから皆が犯罪防止に力を入れているようです。
美しい自然と、笑顔で迎えてくれる島民
南国らしい草木に囲まれ過ごすことで、都会の喧騒を忘れることができます。また、仕事の疲れや忙しい日常から離れることができます。
それはただのリゾート地だからではなく、その地に暮らす人々との触れ合いがあってこそです。彼らの子供っぽい笑顔に心が和みます。
観光地として発展しながらも、信仰心が厚く、昔からの生活を守り続けていることに多くの人が心を惹き付けられるのです。
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