ベルギーと言えばワッフルやチョコレート、ビールなどが有名ですが、それ以外にも美味しい料理がたくさん!本記事では、奥深いベルギー料理の魅力をご紹介しましょう。
- 1 ベルギー発の「日本でおなじみの料理」とは?
- 2 ベルギーのとろとろビーフシチュー『カルボナード(Carbonnade)』
- 3 トマトと海老のマリアージュ『トマト・オー・クルヴェット(Tomates aux Crevettes)』
- 4 ベルギー版クリームシチュー『ワーテルゾーイ(Waterzooi)』
- 5 ベルギー風タルタルステーキ『フィレ・アメリカン(Filet Americain)』
- 6 ニシンと玉ねぎが絶妙『マーチェス(Maatjes)』
- 7 ムール貝の白ワイン煮『ムール・マリニエール(Moules Mariniere)』
- 8 フランドル風ホワイトアスパラガス(Asperges a la Flamande)
- 9 期間は限定!ジビエ(Gibier)
ベルギー発の「日本でおなじみの料理」とは?
「フリッツ(Frites)」とは、日本で言うフライドポテト。ベルギーが発祥ということはあまり知られていません。ベルギーでは専門店もあれば街中のスタンドでもほくほくの美味しいフリッツが食べられます。
photo by Jeremy Keith
また、先に述べたワッフルも、ベルギーでは種類が2つあるのです。ひとつはブリュッセルワッフル。大きめの長方形で、軽い感じのサクサク・フワフワ。生クリームやフルーツなどをトッピングして食べます。
photo by Pascal Subtil
もうひとつはリエージュワッフル。丸型で歯ごたえのある割としっかりした生地です。
photo by iris
ベルギーのとろとろビーフシチュー『カルボナード(Carbonnade)』
牛肉のビール煮込みでビーフシチューの一種。ビールで煮込むことによってとろけるような柔らかさに。正しくビールの国に相応しい料理。同じビールを飲みながら食べるのがオツ。
トマトと海老のマリアージュ『トマト・オー・クルヴェット(Tomates aux Crevettes)』
くり抜いたトマトの中にクルヴェットグリーズと言われる北海で獲れる小エビを茹でてマヨネーズソースで和えたものを詰めた料理。このエビは桜エビより大きくムキエビより小さいという日本ではお見かけしないサイズ。
ベルギー版クリームシチュー『ワーテルゾーイ(Waterzooi)』
チキンや魚介をジャガイモやニンジン、リーキ(日本で言う下仁田ネギの様な野菜)と一緒に生クリームと卵黄で煮込んだ優しい味のシチュー。日本のクリームシチューに似た味わいです。
ベルギー風タルタルステーキ『フィレ・アメリカン(Filet Americain)』
photo by Kyle Taylor
生の牛肉ミンチにマヨネーズやスパイスを加えたタルタルステーキ。パンに挟んでハンバーガーとしても。なぜ「アメリカン」という名前がついたのか謎だとか……
ニシンと玉ねぎが絶妙『マーチェス(Maatjes)』
軽く塩漬けをしたニシンの一種で、みじん切りにした玉ねぎなどと一緒に食べる。5月頃の解禁日以降からあちこちのレストランでお目見え。広場では「ニシン祭り」が開催される日も。
ムール貝の白ワイン煮『ムール・マリニエール(Moules Mariniere)』
photo by Ben Brown
ムール貝をセロリなどと一緒に白ワインで蒸した、最近では日本でもお目にかかることが多くなった代表的な料理。バケツほどの大きい専用鍋に1kg以上ムール貝が入っているというインパクトも大!残ったスープも絶品。
フランドル風ホワイトアスパラガス(Asperges a la Flamande)
茹でた白アスパラガスに、みじん切りしたゆで卵とパセリそして溶かしバターをかけたベルギーの春の味。ベルギーでアスパラガスといえば、ホワイトです。しかも、ホワイトアスパラガスの専門の屋台までありました。
期間は限定!ジビエ(Gibier)
photo by Omid Tavallai
狩猟が解禁される初秋から冬にかけて、ウサギやイノシシ、シカ、ホロホロ鳥などを中心に食べることができます。
他にもまだまだたくさんありますよ。ベルギーはホントに美食の国!未だかつて「ハズレ」たことはありません。もれなく食べきれないほどのフリッツが付いてくることが多いです。(美味しいけどね)
せっかくなので、ベルギー料理はベルギービールと共に食すことをオススメします!
文:サコウ ヤチヨ(クラフトビールバー・オーナー)
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