留学したい大学生、必見!費用やメリット、就活に活きるおすすめプログラムを解説

人生のうちでもっとも留学のチャンスが多いのが大学時代。他のどんな年代での留学よりも多彩で自由な選択肢があります。

  • 夏休みや春休みを使って留学
  • 休学して留学
  • 大学の認定留学/交換留学(協定校留学)
  • ワーキングホリデー
  • 海外ボランティア
  • 海外大学のエクステンション講座
  • 海外大学編入
  • 海外大学院進学

…などなど、大学生ができる留学はかなり種類が豊富。多様な選択肢のなかから、自分にもっともふさわしい留学を選びたいですよね。

ここでは学年別にできる留学や、目的に合わせた留学の選び方をご紹介。さらには就職活動への活かし方、留学費用、旅との組み合わせ、大学生だからこそ使える奨学金などをお届けします。最後には大学留学生からのリアルレポートもお伝えします。

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大学生ではどんな留学ができるの?

留学したい大学生のための留学準備ガイド

夏休み・春休み留学

約2か月ある夏休み、約1.5か月ある春休みは絶好の留学チャンス!さまざまなことにチャレンジできます。

現地の語学学校に通う語学留学は、一番ポピュラーな夏休み/春休み留学です。寮やホームステイをしながら、行ってみたかった国でいろんな国の留学生と一緒に学生生活を楽しんでください。大学付属の語学学校に行けば、大学キャンパス内で勉強でき、寮生活も経験できますよ!

最近は「語学留学+習い事」のコースも充実しています「。アート、ダンス、ヨガ、スポーツなど自分の興味のあることを学んでみてください。短期留学がおおいに充実するほか、語学力アップにも大いに役立ちます。

語学留学に興味がある人はこちら↓のページも参考にしてみてくださいね。

海外ボランティアにチャレンジする人もたくさんいます。アジアやアフリカで地域おこしや孤児院・病院サポートに行ったり、現地小学校などで日本語教師アシスタントをしたり、動物保護/環境保護などに携わる人も。就活前に自分の生き方を見つめ直したい人、社会の課題について考えたい人などの参加も多いです。

海外ボランティアに興味がある人は「海外ボランティアがしたい!おすすめプログラムやメリット、注意点を詳しく解説」のページもぜひ参考にしてくださいね。

協定校留学/交換留学

約1年間、在籍大学の提携する大学に留学するのが「協定校留学/交換留学」です。単位が認定されるため学年を落とすことなく進級できること、そして在籍大学の授業料で留学できるというメリットがあります。

志望大学や渡航希望国によっては、競争率が高くなります。学内選考に漏れた場合も考えておくのがおすすめです。

休学して私費で留学するのか、また来年チャレンジするのか、限られた学生生活をどう使うのか、冷静に決断していきましょう!

行き先によっては競争率が高く、選考から漏れた場合も考えておくのがおすすめ。休学して私費で留学するのか、来年またチャレンジするのか、限られた学生生活をどう使うのか冷静に判断しておくのが大切です。

休学留学

1年間、自由に留学をデザインして、自分ならではの経験をしたい人におすすめなのが休学留学です。1年間の留学が最も多いですが、半年(1学期間)留学する人もいます。

休学留学の選択肢は無限大です。海外大学で単位が取れるイギリスのスタディーイヤープログラムのようなコースに行くのもいいですし、専門学校に進んで将来の仕事に役立つ資格を取得するのもいいでしょう。ワーキングホリデー、海外ボランティア、海外大学のエクステンション講座など、多彩なチャンスがあります。

休学留学については「休学留学とは?大学生の就職活動に不利?メリット・デメリット、費用を徹底解説!」のページで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね!

海外大学編入留学

日本の大学を途中でやめて、海外大学に移籍するのが編入留学です。編入留学で一番一般的なのが、日本の大学を2年生まで修了し、海外大学の2~3年次に入るというルートです。2年次の夏には準備をスタートしておくのがおすすめです。

海外と一口で言っても、北米(アメリカやカナダ)に行くのか、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドに行くのか、フランスやドイツに行くのかで編入の方法が異なります。

日本と教育システムが似ているのは北米です。両国とも大学は4年間、一般教養課程と専門課程で構成されています。一方、イギリスやオーストラリアなどは大学課程が3年間です。3年間すべてが専門課程、つまり日本の大学の「3-4年」にあたります。

日本で履修した科目がどの程度認定されるのかはそれぞれの国の教育制度、志望大学の専攻、そして志望大学のレベルによって異なります。

また欧州の国のなかには学費免除(または安価)の国もあります。留学はお金がかかるものと思い込まず、チャレンジしてみましょう!

海外大学編入については「海外の大学に進学するには?大学留学の種類や必要な成績、編入制度などを解説!」のページでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

海外大学院留学

海外の大学院はとても広く門戸をオープンしています。臆せずどんどんチャレンジするべきです。

イギリスのように原則1年で修士課程が終えられる国もあります。

ロースクールやビジネススクール、公共政策といった専門大学院もあります。世界をフィールドに活躍する法律家やビジネスマン、日本を変える政治家を目指すなら、これらもぜひ選択肢に入れてみてください。

語学力はもちろん必要です。しかし、大学院は大学課程よりむしろ留学生にとっては勉強しやすいとも言えます。大学では大教室授業など、誰かに頼れない授業もたくさんありますが、大学院課程では少人数や一人で追及するクラスも多くなります。

仲間や教授としっかりコミュニケーションをとっていくことで、勉強のペースもつかみやすくなるでしょう。

大学院留学については「大学院留学の魅力と基礎知識!準備や国選びの方法もご紹介」のページで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

どんな留学が向いてるんだろう?

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大学生が留学するメリット・デメリット

大学生が留学するメリット・デメリット

メリット1:実用的な語学力を身につける

受験や試験のための英語はもうおしまいです!ここからは、ビジネスや旅で使えるリアルな語学を身につける時期です。

メリット2:広い世界で人に会い、自分の将来像を描く

さまざまな考え方、文化、音楽、宗教、政治、社会、芸術に触れてたくさん刺激を受けましょう。きっと将来の自分像が見えてくるはずです。

メリット3:奨学金が使える

奨学金のなかには大学時代にしか応募できないものがたくさんあります。社会人になってからではチャンスを逃してしまうのでぜひチャレンジしてみましょう。

例:トビタテ、日本学生支援機構の海外留学奨学金、松下幸之助スカラシップ、柳井正財団奨学金、グローバル人材育成スカラーシップ

デメリット1:費用の捻出

短期留学であればアルバイトで貯めたお金で実現可能ですが、1年以上の長期留学になる場合には親御さんの協力が必要です。

デメリット2:学年が追加になる

休学留学や海外大学編入留学で単位がすべて認められなかった場合は、卒業までの期間が1年ほど伸びます。

デメリット3:親の説得

なかには留学に反対という意見を持つ親御さんも。なぜ留学したいのか、留学の後何を成し遂げたいのか、自分の意志をはっきり説明し説得する必要があります。

留学はどのタイミングでできるの?

留学したい大学生のための留学準備ガイド

学年ごとにできる留学一覧表

1年7~9月
夏休み留学

2~3月
春休み留学
2年4月~
休学留学/交換留学

7~9月
夏休み留学
休学留学/交換留学

2~3月
春休み留学
3年4月~
休学留学/交換留学
海外大学編入留学

7~9月
夏休み留学
休学留学/交換留学
海外大学編入留学

2月
春休み留学
4年7~9月
夏休み留学

12月
冬休み留学

2~3月
春休み留学

3月(卒業式後)
海外大学編入留学
海外大学院留学

大学1年生の留学|準備開始時期

夏休み留学履修登録が終わり、ゴールデンウィーク明けには大学生活も軌道に乗っているころ。
GW明けに国選びをスタートするのがおすすめです。
春休み留学11月~12月くらいには国・学校選びをスタート
後期試験に差しさわりがないように終わらせておくのがおすすめです。

大学2年生の留学|準備開始時期

4月からの休学留学/認定留学1年次の9月くらいから準備をスタートするのがおすすめ。
大学間の協定校留学と併願する人は学内選考日程と合わせてスケジュールを立てましょう。
ワーキングホリデーにもぴったりの時期です。
夏休み留学ゴールデンウィーク中に情報収集をして国やプラン選びをスタートするのがおすすめ。
9月からの休学留学/認定留学2年次の4月くらいから準備をスタートするのがおすすめ。
大学間の協定校留学と併願する人は学内選考日程と合わせてスケジュールを立てましょう。
春休み留学11月~12月くらいには国・学校選びをスタートし、後期試験に差しさわりがないように終わらせておくのがおすすめです。
海外ボランティアや試験対策クラスなどにチャレンジするのもおもしろいかも。

大学3年生の留学|準備開始時期

4月からの休学留学/認定留学2年次の9月くらいから準備をスタートするのがおすすめ。
大学間の協定校留学と併願する人は学内選考日程と合わせてスケジュールを立てましょう。
ワーキングホリデーにもぴったりの時期です。
4月からの海外大学編入留学3年次の夏には準備をスタートするのがおすすめです。
編入留学生は秋学期の前に渡航し、語学力を磨くのが一般的。
秋から大学に入ったときに授業にバッチリついていけるようにしっかり準備していきましょう。
夏休み留学ゴールデンウィーク中に情報収集をして国やプラン選びをスタートするのがおすすめ。
就職活動を見据えて自分の興味ある分野を深める留学も考えてみましょう。
9月からの休学留学/認定留学2年次の4月くらいから準備をスタートするのがおすすめ。
大学間の協定校留学と併願する人は学内選考日程と合わせてスケジュールを立てましょう。
就職活動を意識した留学をする人や、卒業後の進路(進学、起業etc.)についてじっくり考えたい人にとってもいいチャンスになります。
9月からの海外大学編入留学準備は2年次の夏頃から始めておくといいでしょう。
もし、大学編入後の語学力や大学特有のシステム(授業選択や大学授業の進め方)に慣れておきたい人は、夏休みが始まったらすぐ渡航して、現地の大学準備コースを履修するほうがいいでしょう。
春休み留学企業エントリーがそろそろ始まる時期です。
留学経験を履歴書に書き、自分の強みにするにはラストチャンスなので、ぜひ経験を深めてみてください。
11月~12月くらいには国・学校選びをスタートし、2月中に実行するのがおすすめです。

大学4年生の留学|準備開始時期

夏休み留学内定が出てすぐの留学準備スタートとなる人がほとんど。1~2週間、ビザなしで行けるところを念頭に選んでおくのがおすすめです。
冬休み留学単位をほぼ取り終わってしまって後期試験がほとんどない人は冬休みを留学で楽しみましょう。
クリスマスプログラムに参加すれば、その国のクリスマス文化を楽しめるほか、ホームステイや寮でローカルなクリスマスやカウントダウンを楽しめます。
9月~10月にプログラム選びをするのがおすすめです。
春休み留学就職前の最後の留学です。
存分に楽しめるところに行くのがおすすめですが、社会人になることも念頭に置き、治安の不安や社会情勢が緊迫しているところなどは避け、4月からの社会人生活に支障がないような留学先を選ぶのがいいでしょう。
11月~12月にプログラム選びをするのがおすすめです。
海外大学編入卒業後の海外大学編入留学の準備は遅くとも4年次の春にはスタートしておきましょう。
なお、海外の大学は「同じ専攻なら大学院に進んでステップアップをする」という考え方です。
同じ専攻の場合、院に入るより難易度が高くなるのが一般的です。
海外大学院留学大学3年次から語学力を磨き、出願する大学院を模索しておくのがおすすめ。
特にトップ校になると出願締め切りが早いところもあるため、早め早めに動いていきましょう。

留学を就活や将来の仕事に活かすには?

留学を就活や将来の仕事に活かすには?

資格取得

海外での資格取得はメリットがたくさん!履歴書にしっかり書けるので、新卒での就活だけでなく、いずれ転職をするときにもずっと職務経歴書に記載することができます。

多くのことは日本でも勉強できるとはいえ、環境が人を作るという場合もたくさんあります。料理、アート、スポーツ、音楽など、本場に触れることで伸びるものもあるでしょう。技術面だけでなく、その地に住んでみることで初めてわかる専門分野の深みがあるはずです。

ビジネスのコースに入る

海外大学のエクステンション講座や専門学校には魅力的なビジネス系コースがたくさん開講されています。1か月~8か月ほどで、グローバル環境でのビジネスの進め方や知識、高い語学力を磨くことができます。

マーケティング、ファイナンス、デジタル領域、起業…と分野別に学べるのもビジネスコースのよいところ。高い志を持つ学生が集まっているので、刺激的な仲間もできそう!

インターンシップに参加する

現地企業で働きながら語学力や仕事スキルを身につけられるインターンシップは就活生にぴったりです。学生のうちは参加できるインターンシップが限られますが、海外で実際に仕事をした経験は即戦力を求めるグローバル系企業にもアピール力ばっちりです。

海外ボランティアに参加する

ボランティアは社会について学び、奉仕の精神を磨くだけでなく、チーム力やリーダーシップも試されます。また多くの場合ボランティアでの公用語は英語のため、学校では身につかない実践英語力も磨けます。

語学能力試験で高いスコアを取得する

履歴書に書ける語学能力スコアを大学生のうちに取得しましょう。海外の語学学校では試験対策コースが開講されているので、そこで徹底的に自分を追い込み、また、同じく試験突破を狙うクラスメイトたちと刺激し合いながら、一生手元に残る高いスコアを獲得するチャンスです。

大学生の留学、費用はいくらかかる?

大学生にとって留学費用は最も気になることのひとつですよね。

行く国や期間によってさまざまな費用形態がありますので、ここでは目安となる費用をお伝えします。

夏休み留学・春休み留学30万円~55万円(1か月程度)
協定校留学授業料は在籍大学の授業料に含まれます。他に滞在費や渡航費として約100万円~170万円ほど。
休学留学200万円~350万円(1年間)
ワーキングホリデー160万円~270万円(1年間、国による)
海外ボランティアカンボジア孤児院交流 約7~10万円(5日間)
オーストラリア・語学学校+日本語教師ボランティア 70万円~(4ヶ月間)
大学編入留学250万円~600万円(1年間、学部による)
大学院留学250万円~700万円(1年間、学部による)

大学生こそやってみよう!留学+ひとり旅

大学生こそやってみよう!留学+ひとり旅

大学生にぜひチャレンジしてもらいたいのが「留学+ひとり旅」です。

ひとり旅には語学力がなくたって行けますが、地元の人やバックパッカーの宿泊客とたくさんコミュニケーションするときに、語学力は大きな強みになります。

たとえば、イギリスやアイルランドで語学留学をしてからヨーロッパ各国へ鉄道旅したり、フィジーやフィリピンで費用控えめの語学留学をしてから世界一周に出たり、南アフリカ共和国で語学留学をしてからアフリカ大陸を回ったり…

守られているだけでは得られない経験や自力で困難を突破する力も身に付きます。そして何より、世界中に友達ができるという得難い財産も手に入れられるでしょう。

大学生の留学レポートや世界の大学ガイドを読んでみよう

世界には面白い大学がたくさんあります。海外留学生が自分の大学を紹介したり、編集部監修の大学ガイドなどもぜひ参考にしてください。

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大学生の留学は貴重な人生経験

大学時代の留学は、社会人になる前の大きな経験。社会人になってからも留学はできますが、なかなか休みがとれなかったり、転職が必要になったり、大学生以上に犠牲にすることが増えてしまいます。

また、年齢が高くなればなるほど、結婚や介護など自分ではコントロールできない人生の波が訪れるのも現実です。

ぜひ大学時代の留学を楽しみながら実現してくださいね。

(留学プレス編集部)

大学生の留学
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