語学留学したい!海外語学学校で受講できる13種類の主なコースや特徴、活用方法を知っておこう。

海外の語学学校に通学し、語学力アップを目指すのが『語学留学』。入門レベルの人から大学進学を目指す人、仕事に応用したい人までどんなレベルの人でも留学できます。

語学留学で行ける期間は最短で1週間から。学校によって2週間からとなっていることもあります。

語学留学には目標に応じていろんなコースがあります。

  • 自分の語学レベル
  • 到達したい目標
  • モチベーション維持
  • 予算

など、自分に合った内容にコース同士を組み合わせるのが語学留学の上手な活かし方です。

そのためにも、まずはどんなコースが開講されているのかを知っておきたいところ。ぜひこの記事を参考にして、あなたに合った語学留学について考えてみてくださいね。

留学・ワーホリが気になり始めたら

一般語学/集中語学コース

「語学力を上げたい」と考える方が最初に受講するのが一般語学/集中語学コース。日常会話から文法、発音、ライティング、スピーキングなど総合的に語学能力をアップするのが目的のコースです。海外留学生が一番多く在籍するコースでもあります。

期間は一週間から一年程度。

月曜日から金曜日まで平日の午前中~午後まで授業があるのが一般的で、学校によって週15レッスン~30レッスン位の間でカリキュラムが組まれています。

学校初日(もしくは入学前にオンラインで)レベル分けテストが行われ、その結果によって自分の在籍するクラスが決まります。入学後に「ちょっと難しいな」「もっと上でもついていけそうだな」と思ったら、先生に相談してクラスを変更することも可能です。

同じレベルの留学生が世界中から集まっているので交流がしやすく、一緒にランチタイムを過ごしたり、放課後一緒に宿題をやったりすることで友だちができていきます。

多くの国では日本国籍保持者の場合、3か月未満の語学留学であればビザ免除、3か月以上であれば学生ビザが必要になります。

国によって3か月未満でもフルタイムの語学留学なら学生ビザが必要だったり、ワーキングホリデービザでも受講できたり、また学生ビザが取れない語学学校もあったり…と、条件が異なりますので、国を決めたら詳細を確認しましょう。

バケーションコース

夏休みやクリスマス、お正月などのホリデーに、語学授業+観光や課外活動がセットになっているのがバケーションコースです。

休暇を思う存分楽しみながら語学力も磨き、旅や海外文化も吸収できるコースです。短期休暇の限られた時間に、効率よく観光したい人や一人旅より友だちも作りたい人なども多く参加しています。

小中高校生向けのバケーションコースをはじめ、大学生、社会人、リタイアした人たち向けのコースも多彩にあります。

マンツーマンクラス/プライベートレッスン

先生を独り占めして個人レッスンを受けられるのがマンツーマンクラスです。目標がはっきりしている人や短期集中でレベルアップしたい人、授業時間数を抑えて観光や他の学び事にも時間を使いたい人などに向いています。

また、グループレッスンでは気おくれしてしまって発言できない、といった性格の人にも適しているでしょう。

一般的にはグループレッスンよりも高い料金設定になっていますが、フィリピンのように、安価で長時間のマンツーマン留学ができる国もあります。フィリピン留学の場合は、グループレッスンとマンツーマンレッスンとで構成した「週40時間の授業」のようなスパルタコースも。短期間で自分を追い込みたい方に人気があります。

語学テスト対策コース

語学能力テストを受験する人のための対策コースです。語学能力証明のために、履歴書に書くために、大学進学のために、頻出ボキャブラリーや出題傾向、模擬テストや模擬面接など徹底的にハイスコアを狙うためにトレーニングします。

1つの目標に向かって受講しているクラスメートが集まっているので勉強意欲も高く、お互いが切磋琢磨する良い仲間ができるのも魅力。帰国するときに留学成果のひとつとして受検する人も少なくありません。

対策コースが行われている語学テストの例:

TOEFL(r)、IELTS、TOEIC(r)、ケンブリッジ英検、DELF/DALF、A/AS level、ILC、ABITUR、DAF、TELC、DELE、他

大学進学準備コース

現地の大学へ進学予定の人向けのコースです。大学で授業を受けるにあたって必要なスキルを学びます。

授業例:
レポートの作成スキル、授業の効率的な受け方、リサーチスキル、グループプレゼンテーション、クリティカル分析、他

大学進学準備コースを持っている語学学校のなかには、大学と提携しているケースもあります。留学生が大学に出願する場合、通常は入学に必要な条件として語学能力を証明するスコアを提出しなければなりませんが、大学と語学学校の間に提携関係があると「語学学校の上級クラスを卒業することを条件に語学能力スコアは免除」といった具合に、わざわざ語学テストを受験したり、そのための勉強をしたりしなくてもOKな場合があります。

もし行きたい大学が決まっているのであれば、提携関係にある語学学校があるかどうか探してみてください。

高校進学準備コース

高校進学予定の人向けのコースです。

授業例:
入学に必要な英語、レポートの書き方、グループプレゼンテーション、ノートの取り方、テキストの読み方、個人プレゼンテーション、ディスカッション

高校進学準備コースを持っている語学学校のなかには、高校と提携しているケースもあります。高校進学準備コースに通いながら語学学校の先生と進路を相談し、出願する高校を決めたり、出願用の書類を一緒に作成したり、安心して高校進学準備を進めることができます。

高校と語学学校が近い関係にあれば、語学学校に通いながら高校を見学に行ったり、高校進学後も不安があるときには卒業した語学学校の先生に相談に行くこともできます。

ビジネス語学コース

ビジネスの場で応用できる語学力を鍛えるコースです。

授業例:
交渉英語、商品説明スキル、プレゼンテーションスキル、トレンド分析、データ応用、ネットワーキング術、リーダーシップ、多文化スキル

このコースは語学力を仕事で活かしたい人はもちろん、中級以上の語学力を持っている人が自分の幅を広げるため、学生が就職後に即戦力として活躍するため、海外で働くため、など様々な用途を持った人が受講しています。

医療英語コース

医療・メディカルに特化した英語を学ぶコースです。

多くの医療英語コースの場合、専門用語を学ぶのはもちろん、実際の医療現場を想定したロールプレイング方式の授業を取り入れていたり、現地の医療機関を視察訪問するカリキュラムが組まれているケースもあります。

海外の医療機関で活動する人、海外で医療/看護師資格を取得しようと考えている人、医療現場での通訳・翻訳に活かしたい人、国際貢献やボランティアの現場に赴く予定の医療従事者、国内の外国人滞在者に対応するために学びたい人、キャリアアップや海外留学のために語学力をつけたい人、など多様な目的を持った人たちが受講しています。

法律英語コース

法律に特化した英語を学ぶコースです。既に法曹界や企業法務部門でキャリアを築いている人が受講するだけでなく、海外ロースクールを目指す学生が受講できるコースもあります。

専門用語や言い回しを学ぶのはもちろん、実際に法律を活用する現場を想定したロールプレイング方式の授業を取り入れているコースもあります。模擬裁判や相談者との面談、企業法務や契約書作成など、さまざまな場面を想定した授業が行われています。

旅行英語コース

旅行業界に特化した英語を学ぶコースです。

頻出用語をはじめ、ケーススタディにも重きが置かれています。実際に旅行会社に勤務していることを想定し、予約、受注、クライアント対応、手配など実際に発生する場面への対応力を磨いたり、ガイドとしてのグループのアテンドを実習したり、トラブル対応、クレーム対応など即戦力として知っておきたい内容が取り入れられています。

ホスピタリティ英語コース

ホテルやレストランなど接客業界に特化した英語を学ぶコースです。実習がカリキュラムに含まれていることも多く、客室乗務員を目指す人などにも人気のあるコースです。

海外のホテルやレストランで働きたい人、国内のホテルやレストランでの外国人客対応力を磨きたい人、ワーキングホリデー滞在中にホテルやレストランで仕事をしたい人、将来海外のホテルやレストランで働くことに関心がある人、などが多く受講しています。

教師宅ホームステイ

先生のご自宅にステイしながら語学レッスンを受講するスタイルです。暮らしの中から英語を学びたい人やマンツーマンで授業を受けたい人に向いています。

ずっと先生の近くにいられるのがこのコースのメリット。日常生活そのものから学べることがたくさんあるほか、先生との距離感が近くなるのも大きなアドバンテージです。

また、語学以外の科目を選択することもできます。たとえば「英語+ガーデニング」をやりたい場合、ご自宅でガーデニングをやっていたり、ガーデニングの専門家を近くに知っている先生のお宅を選ぶことができます。

語学学校がない地域であっても先生を見つけられるケースもあります。たとえば「ピーターラビットの発祥の地で短期間の留学をしたい」といった要望がかなえられる場合もあります。

語学+オプション

語学だけでなく、自分の趣味、仕事、専門などを広げたい人に人気のコースです。

オプション例:
料理、製菓、製パン、アート、デザイン、ヨガ、サッカー、サーフィン、ダイビング、ダンス、フラ、フラメンコ、音楽、フラワーデザイン、アロマセラピー、ガーデニング、ワイン、香水、写真、演劇、映画、環境、ビジネス、etc.

専門学校や資格取得留学をするまでには至らないけれど現地で勉強したい人、モチベーション向上のために自分の好きなことも組み合わせたい人、語学力のさらなる応用力をつけるために語学以外のことを学びたい人、休暇を使った短い期間しか行けないけれどそのなかで精いっぱい学びたい人、専門コースにはまだ語学力が足りない人などが主に受講しています。

自分に合った組み合わせ方をしよう

以上、海外の語学学校で行われている様々な語学コースをご紹介してきました。

短期留学であれば、出発前にコースを決めて出願しておかなければなりませんが、中長期感の留学の場合は現地でコース変更も可能です。最初は集中英語コースで申し込んでおき、授業を受けながら他のクラスを見学したり、現地で興味がわいたコースを追加したり。

語学学校の多彩なコースを自分流にアレンジするのが、語学留学を最大限に活かすコツともいえるでしょう。

ここにご紹介したのは代表的な例に過ぎません。世界中の語学学校が、魅力あふれる多彩なコースを開講しています。

ぜひ有意義な語学留学を実現してくださいね!

(留学プレス編集部)

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