西オーストラリア大学留学ガイド|偏差値やランキングは?学費や入学方法も解説

西オーストラリア大学(University of Western Australia)は西オーストラリア州で最も古い総合公立大学。その設立は1911年で、開校以来100年を超える歴史を持ちます。校訓は「知恵を追え(Seek wisdom)。」その訓示を象徴するがごとく、2005年には西オーストラリア大学の卒業生でもあるバリー・マーシャル教授とロビン・ウォーレン名誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

西オーストラリア大学がどんな大学なのか、映画撮影にも使われるという美しい大学キャンパスとともにご紹介しましょう。

あなたに合った大学はどこ?

《無料》国内外の専門留学会社から届きます!

卒業生にはすごい人がたくさんいる西オーストラリア大学

西オーストラリア大学出身者には現在のオーストラリアを支え、その礎を築く大物たちがたくさんいます。その筆頭が第23代オーストラリア首相ボブ・ホーク氏。労働党の首相としては史上最長の任期を務めた首相です。

また、元副首相でオーストラリア労働党元党首のキム・ビーズリー氏、在米オーストラリア大使のジョセフ・ホッケー氏、日本で言うところの最高裁判所長官、Chief Justice of the High Court of Australia をつとめるロバート・フレンチ氏も卒業生です。

そんななか、日本で最も知られている人は、絵本作家でイラストレーターのショーン・タン氏ではないでしょうか。アカデミー短編アニメ賞を受賞した『ロスト・シング』のほか、日本でも6万部の大ヒットとなった文字のない絵本『アライバル』など、世界がもっとも注目するクリエイターのひとりです。

西オーストラリア大学の難易度

オーストラリアでは、日本のような偏差値制度はありません。偏差値の代わりに難易度の指標となるのが世界大学ランキングです。

西オーストラリア大学は世界のトップ100大学に常にランクインしている名門校。QS世界大学ランキングでは93位(2021年度)に入っています。

オーストラリアのトップ大学集団「グループ・オブ・エイト」の一角

西オーストラリア大学は、グループ・オブ・エイト(Group of Eight)のうちの1校。グループ・オブ・エイトとは、オーストラリアの主要な大学8校からなる大学連盟で、オーストラリア全土の大学を牽引する存在。ときには政府への政策提言まで行います。

ちなみに、グループ・オブ・エイトの他の大学は、オーストラリア国立大学、シドニー大学、メルボルン大学、クイーンズランド大学、アデレード大学、ニューサウスウェールズ大学、モナシュ大学、と名門がずらりと勢ぞろいしています。

西オーストラリア大学の学部

あらゆる学部が見つかる

西オーストラリア大学は西オーストラリア州最大規模の公立大学であるため、大学では8学部69コースが、大学院では193もの専門性の高いコースが開講されています。人気が高いのはオーストラリアで最高ランクに位置する自然・農学部、西オーストラリア随一の医歯学部、アジアはじめ海外の学生からの支持が高い工学・コンピュータ・数学部や経済・商業学部などがあります。

留学生は100か国から5000人

多様性を重視している西オーストラリア大学では、留学生の受け入れにも積極的です。毎年5000人以上の留学生が学部課程・大学院課程に留学しています。

ちなみに、留学プレスの編集長が西オーストラリア大学を訪問したときに出会った日本人留学生たちは、薬学、アジア研究、農業、心理学、数学、人材管理など多彩な学部で学んでいました。この学生さんたちが、アジアと世界をつなげていく人材になることは間違いないでしょう。インタビューの模様は「ぜんぜん内向きじゃない日本の若者たち【オーストラリア・パースの留学生編】」をご覧ください。

西オーストラリア大学キャンパスは『観光名所』

映画の撮影にも使われるという美しいキャンパスをご紹介しましょう。

▼自然光あふれる円形劇場。違う国に迷い込んだような錯覚に陥る。
西オーストラリア大学

▼1932年に植えられたとされるイチジクアジサイの木。根元には「牛」が埋められているとの言い伝えも。
西オーストラリア大学

▼設立100年以上の歴史を感じさせる石造りの校舎。
西オーストラリア大学

西オーストラリア大学

▼歴史的な建物と最先端の設備が融合する西オーストラリア大学。大学自体がひとつの街のようになっており、迷子になる人も。
西オーストラリア大学

▼キャンパス内を紹介する西オーストラリア大学公式動画もあります。

西オーストラリア大学に入るには

西オーストラリア大学に出願するためには、以下の入学条件が必要です。(参考:西オーストラリア大学公式サイト

英語能力

IELTS Overall 6.5以上(全モジュールで6.0以上)
TOEFL iBT overall 82以上(Writing section 22以上、Reading section 18以上、Speaking section 20以上、Listening section 20以上)
TOEFL (paper based) 570(Essay Rating/Test of Written English (TWE) 4.5以上)
Pearson English Test overall 64以上(speakingとwriting sectionで59以上、listeningとreading sectionで54以上)
※MBAを含む大学院レベル、医歯薬系、健康科学系、法律、薬学、教育等の専攻ではこれより高い英語能力が求められます。

英語力が不足している場合は付属学校 UWA Centre for English Language Teaching (CELT) で進学準備をすることができます。付属語学学校「UWA Centre for English Language Teaching (CELT)」で開講している 進学準備コース(Bridging Course)を受講するのがおすすめです。

※参考:【世界の語学学校レポート】西オーストラリア大学付属語学学校(UWA CELT)/オーストラリア・パース

最終学歴

学部課程に入るには準学士号相当、大学院課程に入るには学士号が必要です。

高校卒業後に西オーストラリア大学を目指すには?

日本の高校卒業が最終学歴である場合は、まず「ファウンデーションコース」と呼ばれる大学入学準備コースで大学入学のための準備をする必要があります。日本とオーストラリアの教育制度の違いから、日本の高校卒業が最終学歴である場合には、オーストラリアの大学には直接入学できないことになっているからです(一部例外を除く)。

他州のファウンデーションコースを受講しても大丈夫ですが、もし西オーストラリア大学が第一志望なら西オーストラリア州内のカレッジで開講しているファウンデーションコースを受講するのがおすすめです。西オーストラリア大学の学部課程に進学するのに必要な科目を開講しているほか、必要な要件や入学情報が最も早く手に入るからです。

ここでしっかりと勉強し、基準の成績を修めれば名門西オーストラリア大学への入学にスムーズに繋げられ、合格が現実的なものとなります。西オーストラリア大学が推奨しているファウンデーションコース実施校としてはCanning Collegeがあります。Canning Collegeには西オーストラリア州の大学への進学に注力したファウンデーションコースを開講していますので、ぜひチェックしてみてください。

どんな英語力の人でも着実にステップを踏んでいけば実力をつけることができますので、ぜひ西オーストラリア大学の合格を勝ち取ってください!

西オーストラリア大学の学費

西オーストラリア大学の留学生の学費(2021年度)は学部によって異なります。以下に一部の専攻の年間学費を例としてご紹介します。(1ドル=84.74円)

学部課程(学士)

人文学系33,000豪ドル
(約280万円)
ビジネス系39,500豪ドル
(約330万円)
デザイン37,400豪ドル
(約310万円)
音楽33,000豪ドル
(約280万円)
政治経済33,000豪ドル
(約280万円)
サイエンス40,100豪ドル
(約340万円)

大学院課程(修士)

アジア研究33,500豪ドル
(約280万円)
MBA41,400豪ドル
(約340万円)
通訳35,200豪ドル
(約300万円)
人事&雇用管理40,100豪ドル
(約340万円)

参考:西オーストラリア大学公式サイト:学費カルキュレーター

西オーストラリア大学への留学を実現しよう

西オーストラリア大学は著名人を多数輩出してきた名門校です。映画の撮影地にも使われる美しいキャンパスでは、将来を担う学生たちが、日々勉強やクラブ活動に励んでいます。

西オーストラリア大学は難関大学のひとつではありますが、しかるべき準備を経て、しっかりと成績を修めていけば合格は現実的なものとなります。ぜひ西オーストラリア大学への合格を手に入れて、留学を実現してください!

取材協力:西オーストラリア州政府
StudyPerth(公式・日本語)
Study in Perth Japan Facebook
Study in Perth Japan Twitter

(留学プレス編集部)

西オーストラリア大学
フォローして最新の記事を入手しましょう!
>留学の第一歩は資料請求から!

留学の第一歩は資料請求から!

やりたいことを入力3分!全国の留学企業からあなたに適した資料がもらえます。各社のパンフレットをみて留学費用やサポートを比較しましょう!

留学資料を読んでみたい!(無料)
留学資料を読んでみたい!(無料)