カリフォルニアでは街中でも通学や通勤途中、またお家の庭でも様々な野生動物を日常的に見る事ができます。街中に住む野生動物たちにとって、大切な生活の糧になっているのが、街のあちこちで見かける果樹。カリフォルニアでは食用として栽培されているフルーツ以外にも観賞用として、庭や街路樹に様々な種類のフルーツや木の実の成る木が植えられています。
今日は、カリフォルニアで遭遇できる野生動物たちをご紹介します。
どこにでも現れるリス
しっぽをくるくると巻いた可愛いいリスは、ロサンゼルスの都市部でも日常的に出会います。車がバンバン通っている交通の激しい車道の電線の上でもリスたちはサーカスのごとく、平気で綱渡りをしています。
冒頭写真のオレンジを食べたのは、庭に住み着いているリスです。どの実も同じように中身だけ食べられて、半分だけになったオレンジの皮が木に引っ付いたままたくさんぶら下がっています。
凶暴なアライグマ
Photo from Flickr, Bandit!(Mark Gunn)
アライグマもよく庭先で見かける動物です。アライグマは日本人のイメージする、ペットにしたいような可愛い動物ではなく、かなり凶暴。間違っても触らないように気をつけなければいけません。アライグマのオレンジの食べ方は、リスとは少し違って半分の実と皮だけを見事に木に残して、半分だけ食べて去っていきます。
逃げたもの勝ちのスカンク
Photo from Flickr, Skunks(Greg Schechter)
スカンクもよく見かける動物です。スカンクはご存知の通り、おならをされると何をしてもその強烈な臭いが消えません。しばらくは全ての場所で立ち入り禁止にされる可能性が高いので、見かけたら近寄らないのが賢明です。見た目は意外とかわいくて、スカンクの方はそれほど人間に敬遠されているとは思いもよらないのではないでしょうか。
カラフルでキュートなハミングバード
Photo from Flickr, Nice and shiny(tdlucas5000)
ハミングバードというケーキがありますが、ハミングバード(ハチドリ)をご覧になった事がありますでしょうか?鳥の中では最も体が小さい種類で、薄い羽で飛ぶ姿はセミと間違えるほどにサイズも小さいです。
静止するのを見ることは稀で、常に羽根をバタバタしながら花の蜜を吸っているので、止まっている一瞬があればシャッターチャンスです。何百もの種類のハミングバードが生息している南米ほどではないですが、カリフォルニアでもよく街路樹や庭で見る事のできるとってもキュートな小鳥です。
温暖な気候に恵まれたカリフォルニアでは、一年中様々な果物や花を目的に様々な野生動物が現れます。多彩な植物が存在するため、動物たちもカラフル。そんな野生動物たちは、忙しい日々の中で心を和ませてくれる存在です。
文:Rinu Arii(カリフォルニア在住ライター)
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