カナダの気温はどれくらい?気温や気候と注意点をご紹介します

カナダは日本よりも北に位置するため、気温や気候に大きな違いがあります。またカナダ国内でも地域や季節によって、大きく異なってきます。

カナダには森林から砂漠まで多種多様な気候を持っているのが特徴です。たとえばバンクーバーやトロントの夏は摂氏25~36度になるため、日光浴や水泳が楽しめます。

冬になるとオタワ州では運河が凍るため、約7.7キロにわたって氷上スケートが楽しめます。

このようにカナダは季節や地域により、全く異なる表情を見せるのです。この記事ではカナダの気候を州ごとに分けてご紹介します。また季節ごとに適した服装などもご紹介するので、参考にしてみてください。

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カナダの気候

カナダの気温

カナダは広大な国土を持っている国です。そのためカナダ国内でもいくつかの気候地帯に分かれています。

ここでは州ごとの気候帯と気候の特徴についてご紹介します。

ブリティッシュ・コロンビア州 

ブリティッシュ・コロンビア州は豊かな自然に溢れた州です。州内にはバンクーバーなどの大きな都市もあります。カナダの西海岸、太平洋沿いにあり、雄大な山々がそびえたっています。

氷河、フィヨルド、湖、山、高原など大自然に囲まれており、約850もの公園や自然保護区があります。

ブリティッシュ・コロンビア州は北太平洋を流れる黒潮の影響で、温暖か降水量の多い地域です。しかし南部の山間地帯は年間降水量が250ミリ未満で、半乾燥気候とされています。

バンクーバーがある州南西部は、冬でも気温が零下になることは少ないです。雨や雪は多い地域です。

アルバータ州 

アルバータ州はカナダ西部に位置する州です。アルバータ州の人口400万人を超えていますが、多くがカルガリーやエドモントンなどの都市に集中しています。西部にはカナダディアンロッキー、東部にはバッドランド、南にはアメリカのモンタナ州と接しており、国際平和公園を共有しているのが特徴です。

カルガリーは海抜約1,000メートル地点にあり、寒暖の差が激しいのが特徴です。そのため夏でもジャケットやセーターが必要です。

また冬季はマイナス30度まで下がることもあります。

サスカチュワン州 

サスカチュワン州はカナダ中西部に位置する州です。淡水での魚釣り、カヌー、ハイキングなどが楽しめます。

気温は季節によって大きく変動するとされています。

夏は暖かく乾燥しています。7・8月の夏には摂氏30度を超えることもあります。またカナダの州の中でも最も日光が当たる州です。紫外線が多いため、日焼けケアが欠かせません。

冬は11月ごとに始まり、氷点下の日が多いです。

マニトバ州

マニトバ州はカナダ中部にある州です。四季があり、季節によって大きく気候が異なります。

夏は平均気温26度になり、キャンプやカヌー、釣りなどを楽しめます。

秋になると夜が涼しくなり、ハイキングや乗馬などを楽しむ人が多いです。

冬は氷点下になり雪が降ることも多いです。冬の平均気温はマイナス12度のため、湖が凍ります。

スノーモービル、スキー、氷上での釣りなどを楽しむ人が多いです。特にマニトバ州には100以上のクロスカントリースキーコースがあり、スキーヤーに人気です。

オンタリオ州

オンタリオ州は、カナダの首都オタワ、最先端の街と呼ばれるトロントを有する州です。都会と壮大な自然が混じり合うエリアで、州内には国立公園や五大湖などもあります。

気温は州内で大きく異なります。州南部は五大湖があり、他の地域よりも温暖な冬です。トロントはオンタリオ湖北側にあり、冬が長いのが特徴です。

オタワ周辺も冬が長いですが、夏には30度を超える日もあります。

ケベック州

ケベック州はカナダ東部にある州です。人気の都市であるモントリオールを有しています。

南部と西部は冬が長く厳しい一方で、夏は暖かく時折高温となります。

冬になると多くの雪が降り、ウィンタースポーツを楽しむ人が多いです。ダウンヒルスキーやスノーボードなどのスポーツが人気です。

また凍った湖ではスケートなども楽しめます。

ニューファンドランド&ラブラドール州

ニューファンドランド&ラブラドール州はカナダ東端にある州です。

グロス・モーン国立公園には息を呑むような自然を見られます。また手つかずの海岸線や氷山などここにしかない経験ができるも魅力です。

ニューファンドランド&ラブラドール州は温暖な海洋性気候が特徴です。

ニューファンドランド島の夏の平均気温は約16度で、冬は約0度ほどです。

冬はやや厳しいですが、夏は25度を超えることもあります。

ユーコン準州

ユーコン準州はカナダ北西部にある州です。北部は北極海、西はアラスカに接しています。

ユーコン準州は、カナダの中でもオーロラがきれいに見られる州としても知られています。

亜寒帯気候に属しており、夏は短く冬が長い場所です。降水量が少ないですが積雪は多いです。

ノースウエスト準州

ノースウエスト準州は夏と冬の温度差が激しい場所です。6月~8月までの夏は蒸し暑く、最高気温が39度を記録したこともあります。

冬は乾燥した寒さで、場所により氷点下になることも多いです。

イエローナイフは晴れの日が多く、鮮やかな青い空を楽しめます。またオーロラなども見られるのが魅力です。

ヌナブト準州

ヌナブト準州は人が住んでいる場所で世界最北端とされる場所です。

厳しい寒さで知られる地域で、キバリク地域では何千ものホッキョクグマに出会えます。また北極圏のツンドラの丘や野生動物に出会う体験などもできます。

年間の気温は氷点下のことが多いですが、7月~8月は25度を超えることもあります。

カナダの気温にあった服装は?

カナダの気温

ここではカナダの主な都市別の気温にあった服装をご紹介します。

オタワ

オタワは北緯45度23分にあり、日本の北海道稚内市の北部相当に位置します。10月下旬から~4月初旬までは雪が良く降り、12月~2月ごろは日中でもマイナス10度を下回る寒さです。

7・8月の夏は30度を超える日もあり、過ごしやすい季節とされています。

夏は日本の夏と同じような服装で充分ですが、朝晩は冷えこむので長袖の上着が合った方がいいでしょう。

冬になると雪が売るため、厚手のコートやスノーブーツなどがおすすめです。

トロント

トロントは日本の北海道旭川市とほぼ同じ緯度に位置する街です。

冬が長く、春と秋の期間は短いです。冬や春先は豪雪になることが少ないですが、路面が凍結することも多いため、滑らない靴を用意しましょう。

夏は日本と同じような服装で良いですが、紫外線が強いので長袖や日焼け止めは必須です。冬は厚手のコートやジャケットが必須です。

バンクーバー

バンクーバーはカナダの中でも温暖な気候の場所です。

夏は日差しが強いので、帽子やサングラスが必要です。秋や冬は雨が多いので防寒の他、折りたたみ傘などを持っておきましょう。

モントリオール

冬が長く厳しい場所です。厳冬期にはマイナス30度になることもあります。

冬から春先にかけては寒いので厚手のコートや手袋が必須です。

6月~8月は最高気温25~28度ほどになるため、半袖でも過ごせます。ただし日差しが強いので、羽織るものや帽子などを用意しておくのがおすすめです。

留学の目的に合った季節を選ぼう

カナダは日本よりも北に位置するため、冬の寒さが厳しい地域です。冬は室内と屋外の温度差が激しいため、服装には注意しましょう。また非常に乾燥するので、対策も必要です。

夏になると25~30度まで気温が上がる場所も多く、過ごしやすいでしょう。釣りやカヌーなどのアクティビティも盛んに行われています。

いずれの場所でも、四季によって気温が大きく異なるので、留学を考えている場所の気温はチェックしておきましょう。また留学で勉強するだけでなく、カナダの文化を知ったり、観光をしたりなどの経験をしたいと考えている方は、目的に合った季節を選びましょう。

(留学プレス編集部)

カナダの気温
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