イギリスはチャリティー先進国。寄付&お得な買い物ができるチャリティーショップとは?

イギリスに渡ってから衝撃を受けたことの一つ…それは日本と比べるとチャリティーがかなり生活に根付いていることでした。

例えば有名なロンドンマラソンはチャリティー枠のあるマラソン大会。

観光施設の入場料も、一般の他に寄付金込みの金額が提示されていることも多く、「寄付=Donate」の文字を至る所で目にします。

イギリスには、気軽に参加できるチャリティーイベントや、寄付を受ける慈善団体が税制上実際の寄付額より多く受け取れる「ギフト・エイド制度」、オンラインなどで簡単に寄付ができたりするなど、寄付が国民に浸透しやすいようなシステムが出来上がっています。

そんな中の一つにチャリティーショップがあります。

「使われなくなった物を寄付として受け取り、店頭販売し収益は慈善団体の支援へ」

チャリティーショップなら、誰でも自分が使用しなくなったものを寄付として譲り渡すことができます。

ショップはイギリス国内のいたるところにあります。利用者は手軽に中古品が低価格で購入できたり、珍しい掘り出し物が見つかることも。

近年では物が増えすぎることを懸念し、新しいものを買うのではなく、再利用で環境保護を心がけ、捨てずに誰かに使ってもらいたいと思う人が増え、益々チャリティーショップの重要性が高まっています。

今回は、チャリティー大国・イギリスならではの、庶民の生活に息づくチャリティーショップについてご紹介いたします。

チャリティーショップをすすめる理由

私がイギリス・ロンドンで生活する中で、チャリティーショップに行くことをとても楽しみにしています。

「いらないものを処分したい。お得に。そして環境にも配慮して買い物がしたい。」

チャリティーショップならそんな願いを叶えてくれるんです。

断捨離と寄付が同時にできる

気付いたら家中モノだらけ…。

定期的に自分の持ち物を整理してみると、多くのいらない物を断捨離したくなりますよね。

そして、私たちのような在外邦人は、いずれ日本へ本帰国したり、他国へ移ったりすることで、身の回りの物を処分する時がやってきます。

そんな時に役立つのが、チャリティーショップです。

チャリティーショップに持ち込めば、それらは寄付品となり、店頭販売され売上金は様々な支援へと活用されます。

どうせ処分するなら、捨ててしまうより誰かのためになる方が断然気持ちがいいものです。

ロンドン市内には、チャリティーショップのポストも点在するので、わざわざ店に持ち込まなくても寄付ができてしまうお手軽さも魅力的です。

安く買い物ができる

チャリティーショップで販売されている商品は中古品であることが多いため、低価格で購入できます。

中には中古品とは思えない程状態のいい品が見つかることも。

友人の中には、とびきり素敵なウェディングドレスをチャリティーショップで格安で見つけて大喜びしていました。

どんなものが売られているかは店に行くまでのお楽しみ。

お気に入りが格安で見つかった時には、宝探しに来たような気分になれます。

環境に優しい

いらなくなった物をゴミとして処分するのではなく、チャリティーショップで販売してもらえば誰かが再利用してくれます。

少しでもゴミを出さないよう努めることで、環境保護に役立てますよね。

また、チャリティーショップで売れ残ったり、そもそも販売が難しい物は可能な限りリサイクルされます。

実際にイギリスのチャリティーショップは、年間30万トン以上もの繊維製品が埋立地に捨てられるのを防ぎ、CO2排出量削減に大いに貢献しています。

イギリス中どこにでもあるチャリティーショップで買い物してみた

イギリスのチャリティーショップ

ここでは、私のチャリティーショップでの楽しい買い物体験をお話いたします。

ロンドン市内では、それぞれのエリアに本当にたくさんのチャリティーショップを見つけられます。

エリアによって特色が微妙に違うので、ロンドン市内を観光しながらのチャリティーショップ巡りもおすすめですよ。

とにかく安い!日用品や洋服などなんでもあり

まず、初めてチャリティーショップを訪れた時の感想は「すごく安い!」。

商品は、本、家具、雑貨、洋服、キッチン用品、電化製品など、生活用品が一般的です。

本や雑貨は£1以下の物も見つかります。(2020年11月現在:£1=¥138)

洋服は£1~£5で手に入るのは普通。運が良ければ有名ブランド品が格安で見つかることも。

素敵な椅子が一脚£5くらいだったり、まだまだ使える電化製品も£10以下!

チャリティーショップは一時的に海外に住む場合に、必要な生活用品を入手する時にはとても重宝します。

節約もできて、手軽に身の回りの物を見つけられるのですごくおすすめですよ。

誰でもウェルカム。気軽に入れる店構え

店内に足を踏み入れると、「ハロー」とにこやかにショップスタッフが挨拶。

チャリティーショップは小さな店が多いので、レジに一人だけが常勤しているのが一般的です。

店裏では、寄付された物を整理しているスタッフが作業をしていることも。

顧客は男女若者からお年寄りまでと幅広く、誰でも利用しやすい雰囲気です。気が向いた時にふらりと立ち寄れますよ。

基本的にはショップスタッフが何かをすすめることはなく、買わなきゃとプレッシャーを感じず、自由にゆっくりと物色できるのもおすすめポイントです。

トレンディーな雑貨や古着もたくさん

「中古品だから、安くてイケてない物ばかりでは?」

そんなイメージも、チャリティーショップに行けば取り払われます。

キッチュでシャビーな雑貨や、中にはビンテージ品やアンティーク雑貨がザクザク見つかったり。

今では、ガーリーで可愛いメイド・イン・イングランドのティーセットをチャリティーショップで見つけるのが趣味の一つになっています。

イギリスのチャリティーショップ

ファッションアイテムもおまかせあれ。

わざわざビンテージの古着ショップに行かなくても、50年代くらいから90年代までの古着が格安!

そしてどんな時代のトレンドにも、古着ならアクセントとして活躍します。

インテリアのスパイスとして、ファッションコーディネートとして、手持ちの物とどうミックスして活用したいか…そんなことを考えながらショッピングできるのは、とっても有意義でワクワクさせられますよ。

チャリティーショップの支援と活動

イギリス国内には、なんと約11,200店以上ものチャリティーショップがあります。

実際にチャリティーショップはどんな支援を行い、どのように人々の生活に役立っているのでしょうか。

詳しくご説明いたしますね。

収益は慈善活動にあてられる

私たちが買い物をして支払った商品代金は、チャリティーショップの収益となり、慈善団体へ送られます。病気や貧困に苦しむ人たち、医学の研究、環境保護、障がい者、動物愛護、海外援助などが支援先です。

店によって支援目的は様々

イギリスのチャリティーショップの看板を見れば、とてもダイレクトにその支援先を想像できます。

例:
Cancer Research UK (ガンの調査)
British Heart Foundation (心臓)
Mary’s Living & Giving Shop for Save the Children (こどもの援助)

店によって支援目的が異なるので、Webサイトで行ってみたいと思う店の支援情報を確認してみても良いでしょう。

ショップスタッフはボランティア

ショップスタッフの多くはボランティアで、純粋に慈善活動をサポートしたいと思う人たちが働いています。それもあってか、ショップスタッフはにこやかで親切な人が多い印象を受けました。

特別な資格や、ボランティアの経験がなくても求人があれば応募できるため、学生から年配者までと年齢も幅広く、人種も様々です。

イギリスのチャリティーに興味がある人なら、スタッフとして働くことでチャリティーについて学びながら英語の習得にも役立ちますね。

チャリティーショップの軌跡

イギリスのチャリティーの歴史は長く、19世紀までさかのぼります。

こちらではどのようにチャリティーショップが発展を遂げてきたのかお伝えしていきます。

盲人支援に始まり戦時中に普及したイギリスのチャリティーショップ

1899年、ウォルバーハンプトン盲人協会は、協会の資金を調達するために盲人が作ったものを販売していました。それがイギリス最古のチャリティーショップの一つと記録があります。

第二次世界大戦中には、赤十字社がロンドンで最初のチャリティーショップをオープンし、その後300以上ものショップが開設されました。

イギリス国内に約750件ものショップを構えるオックスファームも、戦時中にあたる1947年にオープンしました。

イギリスのチャリティーショップ

販売する商品はすべてギフトでなければならず、買い付けたものを再販する行為は禁じられていました。収益は全額赤十字もしくはセント・ジョン基金という医療サービスを提供する団体に送られたそうです。

店を構えるにあたって、家賃はほとんど無料、そして光熱費も店側が負担する必要がないケースも珍しくありませんでした。

一般的な小売店と違い、チャリティーショップの場合は店舗運営に負担がかからないよう、手厚い扱いを受けていたことがわかりますね。

現代の使い捨てが流行し店舗数が拡大

昔よりも物が安く手軽に手に入るようになり、買っては捨てるという使い捨て文化の流行。それに伴って1960年代くらいから急速に店舗数が増えていきました。

少ない店舗数ではすべての品を取り扱うことは難しく、イギリス国内の店舗数が1万軒以上に膨れ上がった理由として納得できます。

チャリティーショップを利用して心豊かになろう

「使わなくなった物だけど、誰かに使ってほしい、誰かの役に立って欲しい。」

そう願って手放す物は、きっと大切に人の手を渡り歩いていく。それが、ゴミとして捨てることと、譲り渡すことの大きな違いではないかと思います。

溢れるほどの物に埋もれるように生活していると、時に一つ一つの物の大切さを見失うことがあります。安くても使い捨てばかりの買い物をしていては、物に対するありがたみや、ゴミを増やすことへの罪悪案が薄れるばかり。

チャリティーショップで買い物をすると、誰かの所持品だった物をリサイクルすることにより環境にも優しく、世の中の手助けが必要な人を助ける支援へとなります。

人のためになるばかりでなく、私たちにも優しく澄み切った心が芽生え、喜びを感じられるでしょう。

日本でもチャリティーショップを見かけたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。

この記事を読んでいただいたたくさんの方が、チャリティーショップを利用してくださると嬉しいです。

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イギリスのチャリティーショップ1
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