ドイツ留学生なら知っておきたい!便利な銀行口座『N26』開設&活用ガイド

ドイツに留学をする際に、ビザ取得に必ず必要となるのが銀行の残高証明書です。日本の銀行口座の残高でもビザ取得可能なケースがあるものの、多くの場合ドイツ国内での銀行口座の開設を求められます。

学生ビザを発行する際には『閉鎖口座』という日本では馴染みのない口座開設を必要とされることがあります。ドイツの大手銀行のドイツバンクやシュパーカッセなどが一般的ですが、口座開設には様々な書類や段階を要し、システムも複雑で開設までに1ヶ月以上かかる場合も。

一方で、近年人気なのがオンラインバンキング。ドイツでもたくさんの方が利用しているほか、留学生にとっても便利で使いやすいと評判です。

本記事では、ドイツ留学生が知っておきたいオンラインバンキング『N26』をご紹介します。

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『N26』とは何か

『N26』は大手銀行とは異なり、店舗を持たないオンラインバンキングサービスです。そのため口座開設までの手続きを全てオンラインで行うことができ、わずか10分程度で完了します。

ドイツだけでなく、オーストリアやフランスなど一部EU圏の国々でも開設可能です。全ての工程を英語かドイツ語で行うことができるので、ドイツ語ができない方や自信のない方でも安心です。

口座開設までの流れ

まず最初に、ウェブサイトで個人情報などの入力をし、契約内容の確認をします。それが完了すると契約内容などのPDFが添付されたメールが届くので、そのメールにあるメールアドレスを確認するというボタンをクリックします。

次に、スマホのアプリをインストールし、アプリ上で本人確認のための電話(ビデオチャット)をかけます。この時にパスポートが必要です。

数分間の電話の後、口座の開設が完了することを伝えられます。その後、口座と自身のスマホアプリと連携する手続きを行います。

これで口座の開設は完了です。これらの工程の後にアプリ上でマスターカードの申し込みが可能になるので、カードが必要な方はここで申し込みをします。カードは郵送になり、郵送料金がかかる場合もあります。

閉鎖口座を作りたい方は、別途『xpatrio』などといった閉鎖口座用の会社と契約を結ぶ必要があります。『N26』から連絡や指示があるので、それに従って進めれば大丈夫です。(ビザを取得後に口座のアクティベートが許可されることがあるので、実際に利用できるようになるまで時間がかかることがあります。)

『N26』の利点

お金の引き出しや入金を、基本的に全てのATMですることができます。また、引き出しのみであれば、ドイツ国内のdmやRossmanといったドラッグストアやスーパーでもできます。

万が一、カードを盗まれたり悪用された場合でもすぐ手元のアプリ上でカードのロックをして止めることができます。今までとは格別に引き出し金額が大きかったり、利用金額が高額だった場合には、自動的に一時停止されることもあります。

カードを利用するごとに通知が来るため、いくら利用し、いくら口座にお金が残っているaかの確認も簡単にできます。カードに不審なアクセスがあった場合も通知が来ます。

契約タイプにもよりますが、基本的に口座の維持費は無料です。

注意するべきこと

『N26』を利用するにあたって注意しておきたい点は2点です。

1点は、ATMでお金の引き出しが無料でできるのは月5回までと決まっていること。それ以降は手数料がかかります。

もう1点は、入金限度額。現金を口座に入れる際、月100ユーロまでは無料で入金をすることができますが、100ユーロ以上になると手数料がかかるので、手数料なしでの取引がしたい方は注意が必要です。

オンラインでお金を管理することに不安がある方もいるでしょう。

とは言え、国境をまたいで移動する留学生にとって、ましてやドイツで学生ビザを取得する学生にとって、『N26』のようなオンラインバンキングは一考の価値あり。開設にかかる手間を削減でき、開設後も使いやすく便利な銀行です。

ドイツなどのEU圏内で口座開設を考えていらっしゃる方は是非『N26』を試してみてください。

文:梁善花(ベルリン交換留学生)
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