7月に入ってもパーカーが必要なほど寒かったドイツですが、ようやく夏が訪れました。日本よりもカラっとしてはいますが、日光が強いので、やはり暑いですね。
日本だと夏はそれこそ「うだるような暑さ」で疲れてしまいますが、ドイツでは短い夏を楽しむため、暑くてもみんな積極的に外出します。
今回は、ドイツでは夏をどうやって楽しんでいるかを紹介します!
夏のドイツは日が長い!
驚くことに、ドイツの夏は夜遅くまで日が暮れません。いまは22時ごろ日が落ちてきて、真夏になると23時ごろまで明るいんです。
日本に住んでいると「明るい夜」になじみがありませんが、ドイツだと夏=外で夜を過ごすイメージです。せっかく日照時間が長いのだから、家にいてはもったいないと思うようです。仕事帰りや学校帰り、多くの人が外へ出て夏を楽しみます。
▼夜9時半の様子。
屋外でくつろぐのがドイツ流
遅くまで明るいからこそ、多くの人は屋外で日差しを浴びることを好みます。服の露出度も日本より高いです。特に女性は、目のやり場に困る服を堂々と着ている人もいます。
夏のドイツでは、公園の芝生の上に寝転がり、ビール片手に雑談、という光景をいたるところで見かけます。わたしは日本にいたときは「芝生に座るなんてもってのほか!」と思っていたのですが、ドイツでは屋外でだら~っとするのが夏の醍醐味です。郷に入らば郷に従え、ということで、いまでは夏になればいつも公園の芝生で寝転がります。
友達と、「授業のあと暇なら、芝生行ってビール飲もうよ!」と言って集まるのが、ドイツの夏の定番です。
カフェにも屋外の席があることが多く、屋内が空いていても外を選ぶ人が多いです。レストランでも、テラス席が人気です。「暑い」と言わずに、せっかくドイツにいるのでしたら、ぜひ屋外の席を選んでみてください。
サッカーとなればもちろん熱狂
ドイツは年中サッカーが人気ですが、夏は特に熱狂します。日本より夏の期間が短いからか、せっかくの夏を楽しもう、という意識があるのでしょう。
わたし自身、サッカーのルールもあまりわかってないサッカーに疎い人間ですが、夏となればなぜかスポーツに夢中になりたくなってきます。詳しくなくても、ドイツにいる限り切っては離せないドイツの国民的スポーツ、サッカーを楽しまないと損です。
せっかくの夏ですから、サッカーに興味がない方でも、一度中継を見ながらビールを楽しんでみてくださいね。
また、スポーツバーの前でビールを片手に語らっている人も多く見かけます。屋内に座っているよりも外で日差しを感じたい人が多いようで、せっかく席があるのに外で立ち話する方が「ドイツらしい」のが興味深いです。
日本人は日焼けを避けることが多いですが、ドイツでは日焼け=夏を楽しんでいるというイメージなので、みんなためらいなく露出して日差しを浴びます。
夏のドイツを楽しもう!
わたしは日本の夏はむわっとしていて苦手だったのですが、ドイツだと不思議と開放的な気持ちになり、外に出たくなります。
夏でもできる限り露出を抑えていたわたしですが、まわりがあまりに堂々と露出しているので、ドイツでタンクトップデビューしました。そんな開放感を味わえるのもドイツならではです。
夜遅くまで明るい分活動時間も伸びます。せっかく日本とはちがう気候のドイツにいるなら、現地の人と同じように夏を楽しむのも素敵です。ぜひ一度、芝生に寝転がってビールを飲んでみてくださいね。
文:雨宮紫苑(ドイツ在住フリーライター)
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