留学生は食料品や日用品などの買い物をするために、スーパーマーケットに行く機会が多くなるでしょう。日本のスーパーと同じように見えますが、実際に行ってみると、案外、戸惑うことが多いものです。
カートの使い方や量り売りスタイル、レジ攻略法など、今回はアイルランドのスーパーで、スムーズに買い物ができるよう、知っていると便利な豆知識をお送りします。
アイルランドにある主要スーパーの紹介
アイルランドにある主なスーパーは次の5つです。
・スーパーバリュー(Super Value)
食料品中心の典型的なスーパーです。
・テスコ(TESCO)
自社ブランド商品も多く扱っています。
・ドーンズストア(Dunnes Store)
雑貨や衣料品の種類も豊富です。
・マークス&スペンサー(Marks & Spencer)
冷凍食品や調理済の食品が多いです。
・リドル(Lidl)/アルディ(Aldi)
ドイツのディスカウントスーパーです。
カートを使うなら1ユーロコインを忘れずに!
アイルランドのスーパーでショッピングカートを使うには、1ユーロコインが必要になります。
スーパーの入り口にあるカートは、お互いがチェーンでつながった状態で並んでいます。
ここでまず、コインを入れて、チェーンを外す必要があるのです。
使用後は、他のカートとチェーンでつなげば、コインが返却される仕組みです。常に、カート用の1ユーロコインをお財布に入れておくとよいでしょう。
慣れると便利な食品の量り売りコーナー
野菜や果物は、日本と同じように1個単位やパック売りになります。一方、肉やチーズ、魚などは、パック売りの他に量り売りもあります。買いたいものを好きな量だけ注文できるので、慣れると便利な買い方です。
売り場にある番号札をとって順番を待ちます。注文は、グラム単位、もしくはパウンド(Pound)単位になります。
ちなみに、1パウンドは約453gです。注文する時は、「~を○グラム/○パウンド下さい。」(Could I get ○grams/○pound(s) of ~)と言いましょう。
量り売りの魚は、大ざっぱに積まれた数種類の魚の中から希望のものを選びます。重さで注文することが難しい時は、「この位の大きさ」と手で表わせば、目の前で切ってもらえます。但し、日本の包丁とは違い、のこぎりのような刃で切るので、見た目はあまりきれいではありません。
また、まな板でなく、積まれた魚の上で切るなど最初は驚くこともありますが、アイルランドでは通常のことです。日本と比べると、魚を食べる人が少ないせいか、新鮮な魚を手に入れることは簡単ではありません。おいしい魚を買うには、スーパーだけでなく、地元のマーケットなどもこまめにチェックするとよいでしょう。
ちょっとした気遣いも必要!レジの進み方
レジに並ぶ時には、後ろの人にも目を向けましょう。自分はカートいっぱいの買い物なのに対し、後ろの人は数品しか手にしていないこともあります。アイルランド以外の国でもあることですが、このようなシチュエーションの場合、順番を譲ることが多いです。自分が気づかないと、後ろの人から「先にいいですか?」と声をかけられることもあります。
レジには、ベルトコンベアがあるので、その上に商品を乗せていきます。すべて乗せたら後ろの人の商品と区切るため、プラスチックのバーを置いて仕切ります。
商品はベルトコンベアの上を進んでいき、椅子に座ったままのスタッフがレジを打ちます。レジを通った商品は、その場で自分で袋に詰めていきます。お店の人がカゴや袋に入れることはありません。
会計が済んだら、スタッフに笑顔で「Thank you!」の一言を忘れずに。
知っていると便利!お買い得を表す言葉
店内でよく目にする、セールやお買い得に関する言葉を紹介します。
・特価品
Special Offer
・3個で2個分の値段
3 For 2
・3個買うと、1個無料
Buy 3 Get 1 Free
・20%増量
20% Extra Free
・特別クーポン
special voucher
日本のスーパーにはない物が陳列されていたり、日本では高価なものでも、驚くほど安価で売っていたり、と店内を歩いてみるだけでも楽しいものです。買い物をしながら、現地の食生活を知ることもできるでしょう。行きつけのスーパーや、お気に入りのブランドをみつけて、上手な買い物をしてください。