メキシコは日本のJRのような鉄道サービスがないので、国内を電車で移動することはできません。メキシコ国内の長距離の移動は、飛行機や長距離バスが主流です。また、費用を抑えるために何百キロの道のりを車で移動する人も少なくありません。
メキシコに留学したら、市内での移動の仕方も気になりますね。今回は、メキシコでの市内の移動方法や、長距離バスの利用の仕方・メキシコの格安航空会社をご紹介します。
メキシコ留学をもっと知ろう!
メキシコの長距離バスの乗り方と切符の買い方
メキシコでは地域によって長距離バス会社が異なります。例えば、メキシコ中央部はプリメラ・プラス(Primera・Plus)、ユカタン半島はアー・デー・オー(ADO)が主流です。長距離バスは特等・1等・2等などクラスに分かれていることが多く、クラスの違いは目的地までの途中下車の回数やサービス内容によって異なります。
切符はターミナルのカウンター、もしくはバス会社のホームページで購入できます。バスターミナルで切符を購入する時によく聞かれるのが、下記の4点です。
- 出発日と希望の時間(Fecha・Hora de Salida)
- 行先(Destino)
- バスの等級(Clase)
- 座席(Asiento)
バスの等級と座席は聞かれないこともあります。切符を買うと、バスが発車するゲートナンバーを教えてくれます。バスのフロントガラスには、行先が表示されているので念のため、確認してみましょう。
特等や1等は、座席と座席の間隔が広くエアコンやテレビが付いています。飲み物やサンドイッチなどの簡単な食事も提供されて、快適な旅を満喫できます。メキシコシティには、4つのバスターミナルがあり行先によって分かれています。大都市になるとバスターミナルが1つ以上あることもあるので、その点も注意しましょう。
メキシコの長距離バスは、比較的安い方です。例えば、メキシコシティからメキシコ中央部の都市、サン・ルイス・ポトシまでは約400Kmありますが、500ペソ(日本円で約3000円)ほどで行くことができます。
飛行機での移動は交通費が高く、目的地に空港がないこともあるので、メキシコ人は5時間くらいの距離なら車、もしくは長距離バスで移動することが多いです。出費を抑えることもできるので、留学中はぜひ長距離バスの旅を味わってみてください。
格安航空会社も飛行機も利用する
アエロメヒコ航空(AEROMEXICO)は、メキシコで最も知られている航空会社です。国内線・国際線を運航しています。その他にメキシコには、主に国内線を中心に運航している、格安航空会社がいくつかあります。最も人気で知名度もある格安航空会社トップ3は下記の通りです。
- Interjet(インテルジェット)
- Volaris(ボラリス)
- VIVAaerobus (ビバアエロブス)
特にインテルジェットは知名度が高いだけでなく、格安航空会社の中では評価も高いです。他にも格安航空会社はありますが、飲み物のサービスさえない・家族で隣同士に座れないなどサービス面で不満の声が多いです。しかし、出費をなるべく抑えたいなら、これらの航空会社を利用してみましょう。
市内ではバスやタクシーで移動
メキシコシティにはメトロがありますが、車がない場合他の都市での移動はバスかタクシーになります。市バスの料金は普通5~10ペソくらいと、非常に安いです。また、タクシー料金もとても安いので、5分~10分くらいの距離ならタクシーを使用してもいいでしょう。
タクシー料金は、5分くらいの距離なら50ペソ(日本円で約300円)くらいが目安です。メキシコシティには、タクシーの種類が5種類あり、無許可の白タクシーはぼったくりなどの被害もあるようです。
メキシコシティでは、最も安全なシティオ(Sitio)と呼ばれる無線タクシーを利用するといいでしょう。車体の茶色いラインとRADIO TAXIが目印です。どこの都市でもタクシーを利用する場合は、プレートナンバーを確認し控えておくとより安心です。
メキシコでの公共の移動は常に用心
長距離バスだけでなく、市内のバスやタクシーでの移動中は、手荷物を絶対に離さないようにしてください。特に、メキシコシティのメトロやバスでの移動は、注意が必要です。メキシコでの移動は、慣れるまでは二人以上ですることをおすすめします。
長距離バスの移動も、スペイン語が初心者でもできないことはありませんが、メキシコでの生活に慣れてからでも遅くありません。メキシコでの移動は、常に用心して少しずつ慣らしていくといいでしょう。