ホームパーティーの機会が増えるこれからの時期。ホストとして料理をつくる場合だけでなく、料理を持ち寄ることもあるはずです。
最近は、寿司やすき焼きだけでなく、B級グルメといわれるラーメンや焼きそばなども海外で大人気。今回は、ヨーロッパのホームパーティーで喜ばれる「日本の3大B級グルメ」を紹介しましょう。
海外で喜ばれる日本のB級グルメ・その1『餃子』
まずは、餃子。何といっても、キャベツやひき肉など材料が手に入りやすいのがよい点です。
餃子の皮は、多くのアジア食材店で購入できますが、手作りの皮はモチモチで美味しいので、手作りも好評です 。好みや現地で手に入る食材によって、具材も簡単にアレンジすることが可能です。
また、ヨーロッパではイタリアのラビオリやトルテッリーニのように具材をつめたパスタも一般的なので、皆で具材のアイディアを出しあって、一緒につくるのも楽しいでしょう。
海外で喜ばれる日本のB級グルメ・その2『お好み焼き』
最近、外国人に人気のお好み焼き。これも材料は現地で調達しやすいものばかりです。
イギリスやアイルランドのスーパーでは、ブラウンソース(Brownsauce)が売られていますが、日本のソースとは違います。ソースやかつおぶしは、現地のアジア食材店でも買えますが、日本から持参しておくと重宝します。
トッピングや具材でアレンジしたり、マヨネーズやソースのかけ方を工夫してもよいでしょう。また、初めてお好み焼きを食べる人にとっては、お好み焼きの上で、かつおぶしがフニャフニャと踊る様子がおもしろいようで、パーティーでは、いつも盛り上がります。
海外で喜ばれる日本のB級グルメ・その3『肉じゃが』
予想以上に人気があるのは、肉じゃが。だしの風味と少し甘味のあるしょうゆ味が好評です。
だしやみりんなどは、日本から持参するか、現地のアジア食材店で調達することになります。手間をかけずに簡単につくるには、そばやうどんに使う「つゆ」があれば便利です。
煮物やお浸しにも使えるので、ぜひ、留学する際の持ち物リストに加えてはいかがでしょうか。
日本人には当たり前でも外国人の反応がイマイチなのは・・・
筆者の経験上あまり評判のよくない日本食は、茶わん蒸しと、おにぎりです。
茶わん蒸しは、見た目がプリンのようでデザートかと思いきや、実際は甘くないというギャップに違和感をもつようです。
おにぎりについては、黒い海苔がダメという人が多いよう。海苔の持ち味である「磯の風味」を臭いと感じる人や、「黒い海苔は、悪魔の食べ物」と言われることも。
日本人のグループで公園に行っておにぎりを食べていたら、現地の人にジロジロ見られてびっくりしたこともあります。
また、これは何となく納得できますが、納豆やとろろなど、「ネバネバ」、「ドロドロ」した食べ物は見た目で拒否されることがよくあります。
近年、日本食を扱うレストランやお店が多くなり、海外でも日本食のレベルは上がっているようです。それでも、ピーマンの寿司、ベジタブルやきとり(野菜のみ)といった驚きの日本食を海外では目にすることがあります。ぜひ、留学先で本当のおいしい日本食を紹介してください。