ロンドンスクール オブ エコノミクス(LSE)の特徴を留学生が伝えます!【海外大学院留学レポート】

海外大学院留学に興味がある方のために、留学生記者が自分の大学院をレポートする『海外大学院留学レポート』。今日はロンドンスクール オブ エコノミクス(LSE: London School of Economics and Political Science)に留学中のにしわきよしひろさんからのレポートをお届けします。ぜひ読んでみてください!

ロンドンスクールオブエコノミクス(London School of Economics and Political Science: 略称 LSE)は英国・ロンドンにある社会科学に特化した大学です。「スクールオブエコノミクス」と名前にありますが、実際は地理学や社会学から政治哲学まで多くの学問領域まで幅広くカバーして居る大学です。直近では「21 世紀の資本」の著者であるピケティの出身校としても広く知られています。

ロンドンスクールオブエコノミクスは社会科学を中心に勉強/研究したい人や「将来国際機関で世界のために働きたい」という力強い意思を持った人にとって大変人気のある教育機関です。本記事では、地理学部の研究コース(Department of Geography and Environment)に所属する筆者が、ロンドンスクールオブエコノミクスについてご紹介いたします。

ロンドンスクールオブエコノミクスのモットー「本質を見極め、批判的な視点を養う」

ロンドンスクールオブエコノミクスは比較的小規模な教育機関でありながら、現在まで19人のノーベル賞受賞者、そして53人の首相などの政治エリートを輩出しています。大学のモットーである「To know the causes of things」という言葉に象徴されて居るように、ロンドンスクールオブエコノミクスには物事の本質を見極めることに重きを置き、批判的な視点を養えるプログラムが整備されています。

世界最大の社会科学専門図書館

ロンドンスクールオブエコノミクスの図書館『ブリティッシュ・ライブラリー・オブ・ポリティカル・アンド・エコノミック・サイエンス(British Library of Political and Economic Science)』は、世界最大の社会科学専門図書館。有名な建築家であるノーマン・フォスターが設計しました。

▼螺旋階段で有名なLSE図書館

またロンドンスクールオブエコノミクスはUniversity of Londonのカレッジの1つであり、近くに位置するKing’s College LondonやUniversity College LondonなどのUniversity of London加盟校の図書館などを含めた教育設備の相互利用ができます。

徒歩圏内で楽しめるロンドンの多彩な文化

ロンドンスクールオブエコノミクスはロンドンの中心地、シティーオブロンドン(City of London)に位置しています。大学の隣は王立裁判所。徒歩圏内には観光客に人気なコベントガーデンやソーホー、大英博物館や中華街もあり勉強をしながらロンドンの街を楽しめることがLSEでの学生生活の大きな特徴でしょう。

キャンパス自体は実は手狭なのですが、多くの博物館や美術館などの文化施設にアクセスできる立地の良さはLSEの大きな特色の1つと言えるでしょう。

ロンドンスクールオブエコノミクスの留学生比率は全体の「7割」

ロンドンスクールオブエコノミクスの学生数は2017年現在で約12000人。そのうち、世界133カ国より8150人もの留学生(イギリス人ではない)がロンドンスクールオブエコノミクスで学んでいます。

留学生数は全体の学生数の約7割を占め、この数字は他の大学に比べかなり高い比率となっています。アカデミックスタッフの約半数もイギリス国外出身であり、イギリスの視点だけではなく、グローバルな視点で学問を修めることも可能です。

また、勉学以外のイベントも多種多様です。年間200以上もの一般公開されているアカデミックイベントや、200以上もの学生主体のサークルが存在しています。

社会科学に特化したロンドンスクールオブエコノミクス

ロンドンスクールオブエコノミクスには多くの学部があります。そのなかで筆者は前述の通り、地理学部(Department of Geography and Environment)に所属しています。

授業は希望をすれば学部を跨いで履修することが可能です。特にメソドロジー学部(Department of Methodology)の授業については研究手法を学ぶコースを多く主催して居るため、希望をすれば聴講(履修登録をせずに授業を学ぶこと)をすることもできます。

ロンドンスクールオブエコノミクスにはいわゆる理系の学部がありません。その一方で、統計や数学、そして研究手法なども各学部で積極的に議論・研究されています。

学部一覧:
-Department of Accounting
-Department of Anthropology
-Department of Economics
-Department of Economic History
-European Institute
-Department of Finance
-Department of Gender Studies
-Department of Geography and Environment
-Institute of Global Affairs (IGA)
-Department of Government
-Department of Health Policy
-Department of International Development
-Department of International History
-International Inequalities Institute
-Department of International Relations
-Language Centre
-Department of Law
-Department of Management
-Marshall Institute
-Department of Mathematics
-Department of Media and Communications
-Department of Methodology
-Department of Philosophy, Logic and Scientific Method
-Department of Psychological and Behavioural Science
-School of Public Policy
-Department of Social Policy
-Department of Sociology
-Department of Statistics

学生生活の過ごし方

イギリスの大学/大学院では一般的に1学期は10週で構成され、通常4つの科目を取ります。ロンドンスクールオブエコノミクスも例外ではありません。

1つの科目はレクチャーとセミナーで構成されています。レクチャーはいわゆる日本の授業のような形で先生からの講義を受け取るスタイルです。

セミナーはディスカッションが前提となる少人数の授業です。どちらも予習を怠ると付いて行くのが不可能なほど進行が速いので、授業外の個人での勉強は欠かせません。

マスター(修士)コースの場合は1年間で学位が取れる反面、スケジュールがタイトです。エッセイやテスト、修士論文の計画やプレゼンなどやらなければいけないことが山のように降ってきます。これをどうプランニングして乗り越えるかに自分の成長が掛かっています。

一方で、よほど勉強熱心な人以外は一週間毎日勉強をし続けることは不可能です。

そこで多くの学生はサークル(Society)のイベントに参加したり、町中にある博物館/美術館を巡ったり、おしゃれなカフェでくつろいだりと思い思いの時間を過ごすこともあります。これがロンドンという大都市で学ぶ大きな利点であるのは間違い無いでしょう。

大学内にもくつろげるパブがいくつかあり、学生の憩いの場となっています。

社会科学に特化し、クリティカルシンキング力を培うプログラムに充実したロンドンスクールオブエコノミクス。社会科学を重点的に学習・研究したい方はロンドンスクールオブエコノミクスに留学してみてはいかがでしょうか?

参考リンク
LSE – London School of Economics and Political Science: http://www.lse.ac.uk/
LSE日本人同窓会: https://www.facebook.com/lsejapan/

(留学生記者)

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