眠れない夜・ぐっすり眠りたい夜はカモミールを試そう

布団の中に入って目を閉じてみても、一向に寝つけない夜・・・ゴロゴロしてみたり、羊の数を数えたりしてみても、気が付けば1時間、2時間と経過。

意識が「早く寝なければ」にばかり集中して、結果眠れず悪循環に。こんな夜が続くと、日中の生活に支障が出てしまい、不安が募る一方ですよね。

そんな時のために、私は大好きなハーブ「カモミール」を愛用しています。

私の住むイギリスでは、ハーブを健康管理に役立てる「ハーブ療法」がさかんです。

現地のスーパーの茶葉コーナーにはカモミールティーが必ずあります。そしていたるところに点在するオーガニックスーパーでは、アロマセラピーに使用するカモミールの精油が手軽に手に入ります。

カモミールはハーブティーとして飲んだり、精油の香りを楽しむことで安眠効果が得られます。カモミールには高いリラックス効果が期待できるからなのです。

気が付けば、私にとってカモミールはイギリス生活の中で欠かせない常備品となりました。

この記事では、知っておきたいカモミールの魅力をたくさんお伝えいたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

薬いらず!カモミールはナチュラルに安眠へ導く

眠れない夜はカモミール

眠れなくて辛い夜、どうにもならない時は睡眠薬に頼りたくなってしまいますよね。しかし、カモミールの効果を実感できれば、睡眠薬が手放せるかもしれません。

まずはカモミールがどんな優れものなのかご紹介していきますね。

カモミールの主な効能

①リラックス効果
精神的に不安定な時や、イライラしてストレスを感じる時は気持ちを落ち着かせてくれます。

就寝前にカモミールのリラックス効果を得られると、気持ちがすーっと穏やかになり寝つきがよくなります。

②痛みを静める
カモミールには、アピゲニンという炎症を抑える成分が豊富に含まれています。

頭痛や腰痛など、痛みが原因で眠れない時には炎症を静め安眠へ導く効果があると言われています。

③体を温める
寒い夜でもカモミールなら体をじんわり温めてくれます。寝る前に体を温かくすると、副交感神経が優位の状態になり、リラックスした状態で心地よく眠れます。

体温を上げてくれるので、風邪を予防したいときや冷え性の方にもおすすめです。

カモミールのお茶【カモミールティー】

カモミールは、ハーブティーとしてお楽しみいただけます。

カモミールを乾燥させたものにお湯を注いで飲むことで、体中にじんわり広がる効能を実感できます。

ハーブと聞くと、独特な味が苦手と思われる方も多いかもしれませんが、カモミールはとっても飲みやすく、美味しいハーブティー。

私はティーバッグ状のカモミールが入ったカップに沸かしたお湯を注いで、紅茶のようにお手軽な感覚で楽しんでいますよ。

カモミールの香り【エッセンシャルオイル】

カモミールはアロマセラピーに使用されるエッセンシャルオイル(精油)としての利用方法もあります。

エッシェンシャルオイルとは、植物から留出する油のことで天然純度100%です。

香りをかぐことでカモミールの効能を得られるので、様々な用途に活用できます。

薬が苦手な方でも安心

カモミールで体の不調を改善できるメリットはやはり、薬を飲む必要がなくなることではないでしょうか。

薬を服用するクセがつくと、慣れてしまって薬を手放せなくなったり、副作用に悩んだりといいことばかりではありませんよね。

しかし、カモミールは植物の持つ自然の力で不調を改善し、安眠へ導いてくれるので、体に優しく罪悪感なしで利用できます。

カモミールの味や香り

特徴

カモミールはハーブの一種ですが、キク科の植物で可愛らしい白い花を咲かせます。

日本へは江戸時代に外国から持ち込まれました。日本ではカモミールと呼ばれますが、イギリスではカモマイルと発音します。

種類は一年草のジャーマン・カモミールと、春から夏ごろに咲くローマン・カモミールの二種。

見た目はどちらも似ていますが、ジャーマン・カモミールは花の中央の黄色い部分が大きく突起しており、ローマン・カモミールはその部分が小さ目です。

ハーブティーとして愛飲するなら、美味しいに越したことはないですよね。

ご安心ください。

カモミールティーはどことなく甘く、フルーティーでとっても美味しいです。

昔からカモミールは「地上のリンゴ」と伝えられてきましたが、それはカモミールの味がリンゴを連想させるものだからなのです。

ちなみに、一般的にハーブティーとして出回っているカモミールは、苦味の少ないジャーマン・カモミールです。

クセがなくて飲みやすく、リンゴのような甘みと湯気から立ち上がるふんわりとした柔らかな香り。どちらも堪能していると心も体もじんわり温まり、緊張がほぐれて一日の疲れがすっーと癒されていくようです。

香り

アロマセラピーで欠かせない存在として親しまれているカモミール。

その中でも、ローマン・カモミールは特に精神面への効果に優れているそうです。

精油の匂いは爽やかで甘くフルーティー。そしてカモミールティーの匂いに比べ、力強いインパクトがあります。

精油はたとえ一滴でも強く香るため、少量で十分効果を感じられます。

カモミールの香りにはイライラを静め、心を落ち着かせてくれるリラックス効果があります。

就寝前にゆっくりと読書などをしながらカモミールの香りを楽しめば、穏やかに眠りにつくことができるでしょう。

カモミールの利用法

眠れない夜はカモミール

ここからは、今からすぐに試したくなるカモミールのおすすめな利用法を、ハーブティー編とアロマ編に分けてお伝えしていきます。

ハーブティー編

カモミールティーの飲み方はとっても簡単。

ティーバッグ状のカモミールをカップに入れ、そこに沸騰させたお湯を注いで3-5分程待てば完了です。

濃いめがお好きな方は、ティーバッグを長めに放置するのも良いでしょう。

ドライカモミールを入れた透明なガラスポットにお湯を注げば、きれいな黄色いお茶の色と、カモミールが水分を含んでゆっくり膨らむ様子が楽しめます。

そしてカモミールは、アレンジ次第でもっと美味しくなります。

①ミルクを入れる
②ショウガを入れて加温効果を高める
③他のハーブとブレンド

同じ飲み方に飽きてしまったら、お好きなアレンジ方法で色んな飲み方ができます。クセがなくて飲みやすいので、他のものと合わせやすいこともカモミールの魅力ですね。

アロマセラピー編

カモミールの香りを楽しむなら、アロマセラピーにも挑戦したいところです。

アロマセラピーはイギリスではかなり一般的で、なんと出産方法の選択肢の一つでもあります。

療法と聞くと堅苦しいイメージですが、アロマセラピーは実はもっと身近な存在なのです。

やり方は簡単、「好きな香りに癒される」。とってもシンプルですよね?

ここではおすすめの楽しみ方を紹介いたします。

①ディフューザー
ディフューザーとは、部屋に設置するだけでアロマの香りを楽しめる便利グッズです。

種類は色々あり、精油と少量の水をミスト状にして拡散させるもの、アロマポットやアロマランプなどの加熱式のもの、瓶に精油を入れ、スティックで吸い上げ香りを部屋中に広げるリードディフューザーもあります。

使うメリットはやはり、部屋の中でくつろぎながらカモミールの香りを十分に堪能できることです。

寝る前にゆっくりカモミールの香りに包まれながら、心地よい夜を過ごしリラックスしてみましょう。

②お風呂
湯舟に3滴ほど、ほんの少量の精油をたらし、カモミール風呂にトライしてみましょう。

体がぽかぽか温まり、ふんわり広がるカモミールの香りで癒されれば、極上のリラクゼーション空間が楽しめます。

③枕に一滴
寝る準備が整ったら、カモミールの精油を枕に1滴だけたらしてみましょう。

心も体も眠る準備が整い、眠っている間もカモミールの効能が質の良い睡眠をキープしてくれます。

枕にシミが付くのが気になる方は、精油を染み込ませたハンカチやタオルを枕元に置くのもおすすめです。

旅行中など、いつもと違う室内の匂いが気になって眠れない時も、リラックスするためにカモミールが活躍しますよ。

カモミールをもっと身近に

眠れない夜はカモミール

カモミールの活用方法はまだまだたくさん。

暮らしを豊かにしてくれるカモミールの活用法を紹介していきます。

ポプリ

久しぶりにハーブティーを飲もうと思ったら、賞味期限が切れてしまっていた、なんてこともありますよね。

そんな時には、古くなったハーブをポプリとして再利用できるんです。

作り方は簡単。

いくつかのティーバッグを好きな布で作った袋の中に入れておくだけです。お好みで精油をたらして香りをプラスしても良いでしょう。

寝室やトイレ、玄関先など好きな場所に置いておくだけで、優しい香りが広がります。

アロマキャンドル

アロマキャンドルは、香りの他にキャンドルの炎からも嬉しい効能が得られます。炎にはリラックス効果があるため、アロマと相性抜群なんです。

手作りなら、お好きな香りにカスタマイズ。

まずは好きな容器にロウソクの芯を割り箸などで挟んで設置。

湯煎でロウソクを溶かし、容器に溶けたロウソクを流し込み、そこへ精油をたらし、固まったら出来上がりです。

ゆらゆら揺れる炎と部屋に広がるカモミールの香りにぜひ癒されてみてください。

石鹸

カモミールは石鹸にもよく使われています。

カモミールを肌に使うことで、肌荒れ・ニキビ改善、抗酸化作用でアンチエイジング効果などが期待できます。

洗顔石鹸や、ボディーソープとしてカモミール入りの石鹸を使用することで美容効果が実感できるでしょう。

イギリス人にとってカモミールとは?その歴史や特徴

眠れない夜はカモミール

エリザベス朝時代のイギリスでは、人々がカモミールの放つうっとりとする香りを楽しめるよう、カモミールの芝生が植えられていました。

ロンドン・バッキンガム宮殿では、今でもカモミール芝生を見られます。

世界的に見てもかなり古い薬草であるカモミール。薬用ハーブとして使用されてきた歴史から、今でも一般的な自然療法として取り入れられています。

イギリスの絵本、ピーターラビットにも登場

ハーブティーやアロマセラピーがとっても一般的なイギリスですが、なんとカモミールはイギリスの絵本で有名な、ピーターラビットにも登場しています。

子ウサギ・ピーターがある晩なかなか眠れないでいると、ママが一杯のハーブティーを差し出します。

それがカモミールティーだったのです。

カモミールティーはイギリスではすごくポピュラーな飲み物で、カフェやティールームの定番メニューでもあります。

そして、アフタヌーンティーといえば紅茶のイメージですが、ハーブティーをチョイスするのもかなり一般的です。消化促進効果のあるカモミールとアフタヌーンティーは相性ぴったりなんですよ。

お茶としてだけでなく、イギリスでは昔、ビールの苦味剤としてもカモミールを使用していました。

それが現在ではホップの花へと変化していきましたが、カモミールは昔からイギリスの人々の生活に根付いていたのです。

眠れない夜とおさらば!今夜からさっそくカモミール

激動のストレス社会の中で、心身ともにバランスを整えることの重要さが増しています。

「慣れない環境の変化で、夜なかなか寝つけない・・・」

今や誰しもかが抱えたことがある悩みではないでしょうか。

不眠は放置しておくと、心身の不調を招き、いきいきとした日々を送ることが難しくなります。不安を抱える前に、お家にカモミールを常備しておくと安心です。

イギリス、日本、そして世界中で昔から愛用されているカモミール。

ほんのり甘くて温まるハーブティーも、ふんわり優しい香りに包んでくれるアロマも、どちらもリラックスするには最高の自然派癒しアイテム。カモミールと過ごす心地のよい夜。

今日からさっそくはじめてみませんか?

※効果には個人差があり、好転反応をお約束するものではありません。また、アレルギーをお持ちの方、妊娠中の方はご使用をお控えください。

眠れない夜はカモミール
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