「サメに遭遇」「毒グモに噛まれた」海外生活で気を付けたい自然の想定外~ばあんのりこ(ライター)

海外留学先では、日本とは違った生き物や自然環境の中で生活をするということ。住み慣れた日本とは違って気をつけなくてはならないこともあります。

日本ではお目にかからないような虫に刺されたり、まさかと思えるような危険動物に比較的近い距離で出会うこともあります。

今回は、西オーストラリアでの事例をご紹介。事例をもとに、どんな準備をして回避したらよいか、万が一危険に見舞われたらどう対処するべきかを考えていくことにしましょう。

必ずチェックすべきサメ情報

オーストラリアでは、毎年、サメに襲われる事故が起きています。各ビーチでは、サメに関する情報を提供するのは勿論のこと、ヘリコプターによる上空からの巡回も行っています。

また、遊泳区間に、頑丈なサメよけネットが張られているビーチもあります。それほどサメによる被害が深刻なのです。現地では、遠泳だけでなく、遠瀬でのシーカヤックを避けることも多いです。ビーチへ行く際は、サメへの細心の注意をはらってください。

クモを見つけたときの対処方法

さらに、オーストラリアで気をつけたいのが、毒グモ。通常はクモの巣でおとなしくしているようですが、誤って触ってしまうと危険です。

特に危険とされるのが、セアカゴケグモ(Redback Spider)。かまれると命にかかわることもあるので、気をつけましょう。

2つ並んだ小さな点があったら、それがクモにかまれた跡。かなりの激痛でもあるようなので、疑いがある場合は、すぐに病院にかかりましょう。クモの種類によって、処置も変わります。可能なら、かまれたクモを病院に持参し、診察時に見せるとよいでしょう。

すべてのクモが毒をもっているわけではありません。しかし万が一、家の中でクモを見つけた場合は、退治しておいた方が賢明でしょう。

現地の人の知恵によると、一番効果的なのは、「髭剃りフォーム」による退治。ムース状の泡で包んでクモを退治します。もちろん、クモ退治の殺虫剤もありますが、ホスt-ファミリーに乳児やペットがいて、強い殺虫剤を使えない場合に有効な方法です。

一方で、クモ退治による弊害があることも忘れずに。家中のクモを退治すると、多数のハエが自由に飛び回るようになってしまうことも。クモがハエの繁殖が抑えていることもあるのです。これぞ、自然界の食物連鎖。考えさせられますね。

注意しよう!すぐそばにはこんな危険も

「オーストラリアの人々は、裸足でスーパーへ買い物にいく」というのはよく知られています。道を歩いていたり、公園を横切ったりすると、砂地の場所が予想以上に多く、普通の靴では歩きにくいことに気づきます。留学生も現地の人と同じように裸足で歩きたくなるでしょう。

しかし、夏の西オーストラリアは乾燥しており、カラカラになった草木が道に落ちています。小さなトゲを持った植物もあり、裸足で歩いて皮膚に刺さるとなかなか抜けないので、せめて、ビーチサンダルを着用するようにしましょう。

以上、今回は、西オーストラリアの事例をお届けしました。

海外では大都市だと思われている地域でも、住宅地では日本とは違った生物が生息していたり、自然との距離が近いことも少なくありません。熊やハチなど、日本なら田舎にいかなければ遭遇しづらい動物でも、意外に身近にいるものです。

現地の最新情報をこまめにチェックすることは不可欠。ホストファミリーや学校のスタッフには遠慮せずにいろいろ教えてもらいましょう。

被害にあった場合には日本から持参した薬だけで対処しようとしてはいけません。現地の動物を制するのは現地の薬、現地の治療法です。適切な医療サービスを受けるようにしてください。

日本では想定外の危険事例でも、海外では当たり前のことかもしれません。できる限りの注意をして、ケガや病気などのトラブルを避けるよう心がけましょう。

文:ばあんのりこ(ライター)
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