留学先で、急病にかかったり、事故やトラブルに巻き込まれたりすることがあるかもしれません。普段から準備していなければ、緊急のケースになった時、パニックになってしまうでしょう。
本日はアイルランド編。万が一に備えて、アイルランドでの緊急車両の呼び方や、普段からできる準備をまとめました。
Photo from Flickr by Greg Clarke
覚えておこう!救急車、警察、消防車の電話番号と呼び方
救急車、警察、消防車:999もしくは、112(どちらも可)
「112」では、EU内共通の緊急番号(The European emergency number)につながります。EU圏内を旅行する際なども、この番号を知っていた方がよいでしょう。
「999」も「112」も、緊急性、必要性のあるケースの呼び出しには、料金はかかりません。但し、緊急性が認められない場合よっては、料金の請求をされることもあります。
伝える内容と順番
1. 自分の居場所を伝える
2. 自分の連絡先を伝える
3. 状況を伝える
最初に居場所を伝えることで、先方がいち早く目的地に出発することができます。
また、電話が途中で切れてしまうことを考慮して、連絡先も早めに伝える必要があります。そして、状況を説明し、適切な対応等を確認してから、緊急車両の到着を待ちましょう。
病気の症状を伝える言葉と日頃の準備
急病の時にも、英語で症状を伝えなくてはなりません。病気の症状を伝えるフレーズをいくつか紹介します。
・出血がひどい bleeding badly/keep bleeding
・息が苦しい hard to breathe
・頭がガンガン痛む splitting headache
・めまいがする dizzy
・吐血するvomit blood
・お腹がひどく痛む violent stomachache
持病がある人は、留学準備のひとつとして、病気の名前、服用している薬の名前や、服用量を英語でまとめておきましょう。同じ症状でも、国によって薬の量などが大きく違うこともあるようです。かかりつけの医師に相談して、日本でどのような処置がされていたかをまとめておくと、何かあった時に安心です。
また、病気が長引く場合には、念のため普段から記録を残す習慣をつけましょう。
日にち、時間ごとの主な症状や、熱の上がり下がりが一目でわかるような記録があると、病気の特定をしやすくなる場合があります。緊急のケースでも、このような記録があると役立ちます。
重要な大使館情報と外国人用のサービス情報
留学等で長期間の滞在をする際には、ダブリンの在アイルランド日本国大使館に「在留届」を提出しましょう。所在地や緊急連絡先を登録しておくことで、災害や事故があった時に援護してもらえます。
また、日本国大使館の連絡先を控えておくことも忘れずに。何かの時には、心強い連絡先になるはずです。
在アイルランド日本国大使館
http://www.ie.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
また、アイルランドでは、以下の外国人向けサポートがあります。
外国人犯罪被害者向け支援サービス(アイルランド警察委託組織)
Irish Tourist Assistance Service (ITAS)(日本語での対応はなし)
電話 01-478-5295/FAX 01-478-5187
E-mail info@itas.ie
何も問題なく生活できるのが一番ですが、万が一に備えることも大切です。留学する前に、自分に必要な情報を確認し、準備しておきましょう。