留学生活では、これまでの慣れ親しんだ日本の生活と、全く違う生活をおくることになります。そういった環境の中で、多くの人がホームシックを経験します。防ぐことは難しいですが、ホームシックにかかった時の対策と解消方法はあるはずです。
本記事では、ホームシックの症状や前兆、シンプルに取り組める対処方法から心の持ちようについて、ご紹介していきます。
楽しいはずなのに、なぜホームシック?
海外で生活をしていると、耳から入ってくる言葉も、話す言葉も母国語ではありません。
夢も現地の言葉で見るようになり、寝ているのに苦しい夜もあるでしょう。自分でも気づかないうちに、体と心に疲れがたまっていることがあります。
毎日、充実した生活をしているはずなのに、淋しくて気持ちが落ち込みがち、などの症状がでたら要注意。すでに、ホームシックにかかっている恐れがあります。
ホームシックは、新しい生活に慣れようと頑張って、無理をする時に生じるストレスが原因のようです。頑張り過ぎず、一度、体と心をゆっくりさせてあげる必要があります。
日本づくしの生活でホームシックを解消!
ホームシックの解消方法は、ずばり、日本の生活をすることです。
一番、効果があるのは、日本の食べものを食べることです。このような時に備えて、日本から日本食を持参しておきましょう。梅干しやかつおぶし、インスタントラーメンなど、自分の好きな日本の味を口にするだけで、気分がすっきりして、元気になれることがあります。ぜひ、試してください。
また、日本語の歌や、本、映画を見るのも効果があります。歌を聴くだけでなく、一緒に歌うと、さらに効果が高まるかもしれません。
もし、身近に日本人がいれば、会って、日本語を話すのもよいでしょう。気の合う日本人の友達ができれば、ホームシックはすぐに克服できるはず。いずれにせよ、ストレス発散とリラックスがホームシック解消の鍵になります。
今、生活している国の良いところを探してみよう!
ホームシックにかかると、物事に対してネガティブな考えをしやすくなります。そのため、海外での生活が、つらくて惨めなものに思えてしまうことがあります。
「日本では、当たり前なのに、この国ではどうして?」というように、生活している国を否定しがちになることも。
ホームシックかなと感じたら、まず、生活している国の良いところを進んで探してみましょう。普段から、楽しいことや美しいことなど、少しでもポジティブなものを見つけようとする心がけが、大切です。
海外での生活だけでなく、ホームシックは、国内でも起こる症状のようです。心が元気になれば、楽しい海外生活に戻れるはずです。無理せず、ゆっくり克服しましょう。
但し、症状が長く続いたり、食事もできないほどの重症ケースは、医療機関に頼ることも検討してください。