香港留学生は絶対必要!交通系ICカード「オクトパス」申請から活用法まで

今や日本の生活でも欠かせないSUICAやPASMO等の交通系ICカード 。香港でも日本と同じ感覚で使用する交通系ICカードが存在します。

その名も「オクトパス(OCTOPUS/八達通)」。使用場面は日本と同じで、香港の生活では必要不可欠です。今回は香港の支払事情から、交通系ICカード;オクトパスの申請方法から使用方法までをご紹介します。

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意外と日本と近い現金派

携帯で決済する非現金社会であると言われる中国本土に対し、香港は現金社会。むしろ、アプリ決済はあまり普及していません。

日本と同じように買い物は基本、現金かクレジットカード、そして交通系ICカードで行います。使用場面や割合も、日本での使用感覚とあまり変わりません。

そのため、香港に行く際、日本では現金とカードを準備すれば心配ありませんがバスや地下鉄やトラムなどの交通機関は値段が細かく、
毎回現金で払うのは面倒です。

ここで活躍するのが前述した、交通系ICカード「オクトパス」です。

絶対必要!交通系ICカード:オクトパス

オクトパスは日本の交通系ICカードと同じで、カード型、時計内蔵型、携帯アプリ型など様々な形態があり、多くの人はカード型を使用しています。

使用場面としては、
・地下鉄
・バス
・トラム
・スターフェリー(九龍と香港島を渡す船)

などのタクシー以外の交通機関や

・コンビニ
・スーパー
・ドラックストア
・ファストフード店

などの小さな買い物が主です。

香港は、セントという0以下のコインが存在したり、主な移動手段が地下鉄やバスであったりするため、オクトパスは居住者はもちろん、旅行客にも欠かせないものになっています。

▼オクトパスカード

また、学生は定期を申請すると地下鉄を半額で乗れます。通常のオクトパスも地下鉄窓口でカードを返すと残金とデポジットが現金で受け取れる等多くのメリットがあります。

オクトパスの購入場所とチャージ

オクトパスは、地下鉄MTRの窓口や空港のエアポートエクスプレスのカウンターで購入できます。

チャージは、各駅に設置してある機械、窓口やコンビニで可能です。チャージ機械は駅によって種類が異なる事がありますが、基本は英語での説明が書いてあるので、説明に沿って行えば大丈夫です。

こんなところで使うの?大学生活でも不可欠

私の在籍する中文大学内では、オクトパスを持っていないと困る場面がいくつかあります。

一つ目は、寮の洗濯機や乾燥機等の決済です。基本的にはランドリーコーナーに機械が設置してあり、オクトパスでないと決済できません。大体機械一台一回HKD4~8です。

二つ目は、部屋のエアコンの決済です。寮によって異なりますが、多くの寮は洗濯機等と同じ機械で、時間単位でお金を払います。エアコンはお金を払った分だけしか動かず、入金分が尽きると急に切れます。

▼ランドリーとエアコンの支払い機械

三つ目は、学食の支払いや、学内スーパーでの支払いです。こちらは現金でも可能ですが、オクトパスの方がスムーズに進むため、オクトパスを使用する学生が多いです。

大学に在学している生徒は、地下鉄で学割がきくオクトパスを申請することができます。

▼申請の主な流れ

申請書を地下鉄窓口でもらう

大学に提出(証明印などをもらう)

地下鉄窓口に提出

申請の際に証明写真が必要です。中文大学近くだと、沙田駅に証明写真機があります。あらかじめ用意していた方がスムーズに進むでしょう。

窓口に提出してから受け取れるまで約1ヶ月半から2ヶ月くらいかかります。

オクトパスカードは私たち日本人には簡単に便利に使える交通系ICカード「オクトパス」。自分なりの現金とオクトパスの使い分け方を見つけて香港での留学生活がより快適に過ごせるといいですね。

(この情報は2018年12月現在のものです。)

文:駒田優希(香港留学生ライター)
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