留学生にとって必ずといっていいほどお世話になるのが、公共交通機関です。長期の留学生の中には、運転免許を取得し、車を購入する人もいますが、サンディエゴではバスやトロリーを使えば行動範囲がぐんと広がります。
サンディエゴにはMTS(Metropolitan Transit System)が運営するバスと、トロリー(Trolley)と呼ばれる電車があります。本記事ではバス・トロリーのチケットの購入方法・種類・購入できる場所・乗り方等について、詳しく説明していきます。
バス・トロリーの料金・チケットの種類について
・バス片道 路線により2.25ドル~
(バス車内に両替機はありません。おつりもでません。1~25セント、ずべてのコインが対応しています。)
・トロリー片道 2.50ドル
留学生はコンパスカード(Compass card)と呼ばれるMTSが提供するカードを購入すると便利でしょう。このカードは、オールドタウンやダウンタウン・サンディエゴなどの主要な駅に設置されてあるチケットマシーンか、VONS(スーパーマッケット)の一部のサービスカウンターで2ドルで購入できます。このカードにチャージすることで繰り返し使うことができます。
1Day pass 5ドル
2Day pass 9ドル
3Day pass 12ドル
4Day pass 15ドル
14Day pass 43ドル
Monthly pass 72ドル
※2016年11月現在
1Day passのみバス車内で購入が可能です。購入方法は以下の通りです。
(1) コンパスカードを専用の機械にタッチする。
(2) 5ドルを入れる。(おつりは出ないので現金の準備を忘れずに。)
(3) 再度コンパスカードを専用の機械にタッチする。
Day Passを購入すると、その日数分のバスとトロリーが乗り放題となります。1Day pass以外のチケットを購入する場合はチケットマシーンかVONSで購入してください。チケットを買ったその日からスタートすることになります。明日からのチケット、来週からのチケットと思って購入すると損をしますで、注意してください。
※念のために購入時のレシートは保管しておきましょう。購入したはずなのにバスでカードが使えなかったことがありました。
※追記:2017年3月から、サンディエゴではアプリでバス・トロリーチケットが買えるようになりました。スマートフォンとPay Palアカウントまたはクレジットカードを持っていれば購入することができます。
買い方はかんたん。まずは「Compass Cloud」という無料アプリをダウンロードします。次にアカウントを設定し、必要な日数のパスを購入するだけです。コンパスカードではチャージした日からスタートすることになっていましたが、このアプリではスタート日を選ぶことができます。事前にチケットを購入し必要なときにアクティブにするだけです。
こちらの動画でも詳しく説明されているので、ぜひ参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=zihMcbVYVLs
乗る際には以下の画面をバスドライバーや、トロリー車内を巡回していセキュリティスタッフに見せるだけです。実際はこの画面が動いています。運転手によりますが、画面をタッチするよう言われることもあります。画面をタッチすると空の色が変わり、不正できないようになっています。
また、このアプリでバスの到着時間の確認もできます。メニューから「Trip Tools」「SCHEDULES & REAL TIME」と進み、各バス停に設置されている看板にある5桁の数字を入力すると、時間を確認することができます。
バスの乗り降りについて
バスが来たら「乗ります!」という意思表示をしましょう。バス停に座っているだけだと、止まってくれないことがあります。前方の扉から入り、先に料金を払うか、コンパスカードを機械にタップします。車椅子の方がいたらその方を優先しましょう。ドライバーが車椅子の準備を完了させてからバスに乗り込みます。
降りるときは車内の黄色のラインを引っ張り、ドライバーに降りることを知らせます。降りるときは前方・後方、どちらの扉からでも構いません。
トロリーの乗り降りについて
トロリーのチケットは事前にチケットマシーンで購入します。Day Passをチャージしたコンパスカードをもっている方は購入不要です。改札口がない代わりに、セキュリティスタッフが車内を巡回していますので、来たら片道チケットかコンパスカードを掲示しましょう。
乗り降りする際、扉を開けることは自分でします。扉にボタンがあるのでタップしてください。閉める必要はありません。
時間の確認方法
一応時刻表はありますが、日本のように時間通りに来ることはほぼありません。遅れることはもちろん、時間より早く来て行ってしまうこともあります。
そこで、知っておくと便利な、到着時間の確認方法を紹介します。
各バス停に設置されている看板を見て5桁の数字をテキストに送信します。送信先番号は 46687 です。この写真では 13383 が停留所番号ですので、この数字をメッセージに入れ送信します。
すぐにテキストが返信され、次のバスがあとどれくらいで到着するかの確認ができます。
バス・トロリーバスだけでも、観光スポットやショッピングセンターに行けるようになり、行動範囲が広がります。これらを使いこなし、車がなくても快適な学生生活を送りましょう。降りる際には忘れ物がないよう、確認も忘れずに!
文:Yummy Hashi(カリフォルニア在住ライター)
この執筆者の記事一覧
《これらの記事も読まれています》
■ サンディエゴでお得にヨガを体験
■ 今年のサンディエゴで絶対行くべきテーマパーク「シーワールド」
■ もらう方もあげる方も嬉しいカリフォルニアのお土産8選
■ こんなに違う!アメリカと日本の大学生活
■ アメリカ留学プログラム一覧