メキシコシティやモンテレイなどの大都市では、スリや強盗事件が多いと言われています。留学生も、メキシコの治安については不安を感じている人が多いのではないでしょうか。
しかし、メキシコに住んでいる誰もが危険な目にあっているわけではありません。メキシコ人は、このような事件に巻き込まれないために、注意していることがあります。
今回は、万が一、強盗に遭遇した時の対処法と、スリ・強盗に遭わないためにできることを5つ紹介します。
高価なものを身に着けて外出しない
メキシコに限らずどの国での言えることですが、高価な時計やバッグを持ち、お金があると思われるような服装では、出かけないようにしましょう。ネックレスなどのアクセサリーも、高価なものは控えましょう。
メキシコでは、特にゴールドが狙われます。特にメキシコシティに住む人は、ゴールドのネックレスや指輪などをつけて出歩くことは避けています。
メキシコで出かける時は、「お洒落だけど質素で目立たない」を心がけましょう。
タクシーはなるべく利用しない
メキシコのタクシー料金はとても安くていいのですが、治安面ではあまり評判がよくありません。
特に外国人の場合は、料金を上乗せして請求してくることがあります。最悪の場合、カンクンやプラヤ・デル・カルメンなどカリブ海のエリアでは、マフィアと関わりのある運転手にあたってしまうこともあります。一般的には、乗客には何もしないものの、万が一何かに巻き込まれる可能性がないとは言えません。
そういった点から、なるべくタクシーは使用しないようにしましょう。
メキシコでは、タクシーよりもウーバーを使用する人の方が多いです。ウーバーは運転手の身元が確認できることが、安心感につながっている傾向があります。
しかし、ウーバーでも100%信頼できるわけではありません。誰かに送迎を頼んだり、タクシーを使用する場合は、1人で乗車しないようにするのが最適です。
外出時は背後をよく確認する
銀行のATMを使用後に襲われる事件がたびたび発生しています。特にメキシコシティにおいて事件が報告されています。
犯人は、ATMでお金をおろした人の後をつけて、チャンスを狙って犯行に及びます。そのため、銀行に行く時はなるべく1人で行かない、そしてなるべく昼間のうちに行くことが大切です。
銀行に行く時だけでなく、外出している時は、時々背後を見て、誰かに後をつけられていないかを確認しましょう。
堂々とした態度でいる
事件に巻き込まれないために、警戒心を強くしておくのはいいことです。しかし、あまりに警戒心が強すぎて、おどおどした態度でいることはよくありません。
不安げな表情や態度で町を歩いていると、すぐに犯罪者のターゲットになってしまいます。そのため、外出時は自信を持ちながら、「私を狙っても無駄ですよ」という態度で歩きましょう。
万が一強盗に遭遇したら
万が一、強盗に遭ってしまった時に最も大切なことは、犯人には決して抵抗しないことです。特に、犯人が拳銃やナイフなどの武器を持っている場合はなおさらです。
また、強盗被害に遭った時用の財布を用意しておくことも大切です。もし、襲われたら、そちらの財布を出せば、被害を最小にとどめることができるからです。
メキシコシティでは、日中であっても地下鉄内や路上でスリや強盗事件が発生します。都市部に留学する方は、その都市の治安が悪い地域には行かないことを基本に、今回ご紹介した点にも、ぜひ注意してみてください。