おもちゃのお金で報酬や罰金も。あるアメリカ公立小学校の授業事例。~Rinu Arii(カリフォルニア在住ライター)

今日はあるカリフォルニアの小学校で子供たちに人気のある「制度」をご紹介します。
 
子供たちの個性をめいっぱい尊重するアメリカですが、教師の個性もかなり尊重されます。担任の先生のアイデアが生かされているその制度とは「フェイクマネー」制度。フェイクマネーとはコピーと一目でわかるクラス内だけ使えるお金のことです。
 
▼フェイクマネー
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フェイクマネーのシステムとは?

この小学校のあるクラスでは生活態度、授業態度や頑張ると、それぞれのシチュエーションでフェイクマネーがもらえたり、支払わされたりします。
 
そのフェイクマネーでは実際にクラス内で物品を購入する事ができます。商品の中にはiPhoneやタブレットなどもあります。高めの商品は定期的に販売日があり、フェイクマネーが貯まっている子供はほしいものがあればその日に購入します。
 
小学校高学年という難しい年頃の子供たちのやる気にアプローチするのはどこの国でも試行錯誤。お金はかかりそうですが、子供たちの本気度はアップしているのだとか。
 

日本の「委員会」のような役割の子供たちの仕事

このクラスでは、フェイクマネーを管理するアカウンティングの仕事を持つ子供や、宿題を回収したりするオフィスワークの仕事を任される子供もいます。働きの対価として、フェイクマネーがもらえます。
 
そんなクラスの影響を受けてか、子供たちの会話では、「弁護士の役職があれば、僕がトラブルを解決するよ。トラブルがあれば僕を雇ってね。」などの会話が小学生の間でなされています。
 

ここでは連帯責任も学ぶ

一人の子供のしでかした事が原因で、クラブのメンバー全員が走らされるなど、日本では連帯責任を学ぶ機会があります。こちらアメリカの小学校でもあるのです。
 
少数の子供が騒いだりして先生を怒らせると、クラス全員が20ドルずつ支払わされる。また体育の授業でもチームに分かれて、勝ったチーム全員が50ドルずつもらえるなど良い時もまた連帯で喜びを味わうそんな機会もあるようです。
 
▼勝ったチームには報奨金が。
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子供たちは頭をフル回転させ、毎日が実社会の学びのよう。もう小学生からぼーっとはしていられない境地でしょうか。様々な人種のルツボであるカリフォルニアで、たくましく成長するように激奨されているようです。今日ご紹介したこの事例、日本の皆さまはどうご覧になりますか?
 
文:Rinu Arii(カリフォルニア在住ライター)
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