ミュージカル留学|アメリカ・イギリス・オーストラリアの大学や専門学校19校をまとめてご紹介!

この記事では世界でミュージカルを学びたい人のためにミュージカルを学べる海外の学校をご紹介します。

ミュージカルを学べる学校は世界中にたくさんあり、とてもすべてをご紹介することはできませんが、なかでもアメリカ、イギリス、オーストラリアなど英語圏にある大学と専門学校の人気校をまとめました。

ミュージカル留学に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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留学プレス編集部の記事

アメリカのミュージカル留学

ニューヨーク・ブロードウェイ

ミシガン大学 音楽/演劇/舞踊学部

University of Michigan School of Music, Theatre & Dance

ミシガン州アナーバーにある名門ミシガン大学の音楽/演劇/舞踊学部は、ブロードウェイやテレビ、全米のカンパニーで活躍する学生を毎年輩出している演劇学校です。これまでに多数のトニー賞受賞者を輩出してきました。

一流の教授陣をはじめ、熟練したダンサーや声楽家、世界的に有名な俳優からも指導を得られ、ダンス、演技、歌の三拍子がハイレベルにトレーニングされます。一流のエージェント、キャスティング・ディレクター、ブロードウェイのプロデューサーなど業界からの卒業生への注目度が高いことでも知られています。

カーネギーメロン演劇学校

Carnegie Mellon University School of Drama

ペンシルバニア州ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学の演劇学部は全米屈指のミュージカル演劇校です。多数のトニー賞受賞者を輩出してきた名門です。1914年創立で、学位が取れる演劇学校としては全米で最も古い歴史を持っています。

2つの劇場と学内のテレビスタジオを完備し、毎学期ニューヨークとロサンゼルスでショーケース公演を行うなど学生時代から実践的で活発な活動に恵まれます。

ニューヨーク大学 ティッシュ・スクール・オブ・アーツ

NYU Tisch School of the Arts

ニューヨーク大学の芸術学部にあたるのがティッシュ芸術学部です。演劇科のなかの「ニュー・スタジオ・オン・ブロードウェイ」はミュージカルのために選りすぐりの学生が集められたプログラムです。合格率15%以下の難関プログラムで、全米のミュージカル・シアター専攻の中でも3、4本の指に入ると言われています。

シンシナティ大学音楽院

University of Cincinnati College Conservatory of Music

オハイオ州シンシナティにあるシンシナティ大学音楽院は全米初のミュージカル・シアター・プログラムとも言われており、『ニュージーズ』『ブック・オブ・モルモン』『ウィキッド』『プロデューサーズ』『オペラ座の怪人』『マンマ・ミーア』『スパマロット』など数多くのミュージカルに出演する現役のブロードウェイ俳優を多数輩出しています。

毎年、学生はシンシナティやニューヨークで業界のトップ・プロデューサーやエージェントなど業界関係者の前でショーケースを行い、経験を積むとともに自身のキャリアへの道へとつなげていきます。

ペンシルベニア州立大学演劇学校

School of Theatre – Penn State University

ペンシルベニア州ユニバーシティ・パークにあるペンシルベニア州立大学演劇学部のミュージカル・シアター・プログラムは、わずか20人弱の新入生が厳選されるという少数精鋭プログラムです。 

ダンスに重点を置いており、コンテンポラリーと伝統的なミュージカル・シアターの両方を学ぶことができます。卒業生は『ブック・オブ・モルモン』『シンデレラ』『アメリカン・イディオット』などブロードウェイをはじめ、トップクラスの舞台で活躍しています。

イサカ・カレッジ

School of Music, Theatre, and Dance  Ithaca College

ニューヨーク州イサカにあるイサカ・カレッジは、トップクラスの音楽プログラムを持つリベラルアーツカレッジです。大規模な大学にはないメリットを活かして、指導者と学生との間で、成長に合わせたアップデートとパフォーマンスのフィードバックを緻密に行い、一人ひとりの学生に対して丁寧で厳しい指導が行われます。

パフォーマンスを主体としたプログラムで、カレッジは独自の劇団として年間6本以上のミュージカルを上演しています。卒業時にはトップレベルのリクルーターを招待してのニューヨーク・シティでのショーケースがあります。

バークリー大学ボストン音楽院

Boston Conservatory at Berklee

ボストン音楽院(ボストン・コンサバトリー)は2016年にバークリー音楽大学と合併しました。入学希望者の5人に2人しか合格できないと言われる厳しい選抜制をとっています。

バレエ、タップ、ジャズ、モダンをはじめとする数多くのダンス専門家と世界的に有名な教師陣が揃っています。多くの卒業生がブロードウェイやテレビ、世界中のプロ・カンパニーで活躍しています。

ミュージカルを含め、ボストン音楽院全体では年間600回もの公演が行われており、この規模の大学としては驚異的に多い公演回数となっています。

シラキュース大学 映像/舞台芸術学部

Visual and Performing Arts – Syracuse University

ニューヨーク州シラキュースにあるシラキュース大学は、ブロードウェイで活躍する俳優を数多く輩出している全米トップクラスの学校のひとつです。

シラキュースには1学期間をニューヨークに滞在し、実体験を積むという「テッパー・セメスター」という独自プログラムがあります。

プログラムではブロードウェイ内外で上演される作品群に参加したり、様々なジャンルの演劇に触れます。俳優、キャスティング・ディレクター、エージェント、作曲家、ライター、デザイナー、ステージ・マネージャー、プロダクション・スタッフなど、業界のプロフェッショナルたちによる数々のマスター・クラスもあります。

ちなみに「テッパー・セメスター」の創設者は、トニー賞受賞者であり、演劇・映画プロデューサーのアリエル・テッパー氏(シラキュース大学演劇学科卒業生)にちなんで命名されたものです。

オクラホマシティ大学

Oklahoma City University | Music Theater

オクラホマ州にあるオクラホマシティ大学のミュージカル・シアター・プログラムでは、一流のクラシック・ヴォーカル・トレーニングを受けられるほか、教養科目、音楽理論、読譜、指揮など幅広く学ぶことができます。また、約12のダンス・コースを履修することが義務付けられています。

卒業生のなかには、トニー賞やグラミー賞受賞者のほか、オペラカンパニーやブロードウェイで活躍している人も多くいます。

イーロン大学

Music Theatre, Elon University

ノースカロライナ州にあるイーロン大学はミュージカル界に多くの俳優を輩出している大学です。卒業生はトニー賞ノミネート者をはじめ、『屋根の上のバイオリン弾き』『マンマ・ミーア』『美女と野獣』『マチルダ』『レント』など、数々の大作でツアーに参加しています。

業界のプロフェッショナルを招いたマスタークラスを開講し、在学中に業界とのコネクションを築くことができるほか、ギリシャやロンドンなどへの海外留学の機会もあり、学生は世界レベルで成長し学ぶことができます。

イギリスのミュージカル留学

ロンドン・ミュージカル

LONDON QUEENS THEATRE

ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ

The Royal Central School of Speech and Drama

ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ(Royal Central School of Speech and Drama)は、ロンドン大学の一角を成す演劇大学です。略してCSSDの愛称で知られています。

卒業生の中には、世界的に名が通っている有名俳優が多数います。学生数は1100人ほどと少なく、入学は狭き門です。

ミュージカル・シアター・コースでは、プロフェッショナルとの幅広い交流や外部公演の機会が多く設けられ、シェイクスピアやソンドハイム、コメディ、悲劇など、俳優が必要とする多彩な分野を学ぶことができます。設備も充実しており、国内有数の劇場へのアクセスも便利です。

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ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ

英国王立音楽院

Musical Theatre, Royal Academy of Music 

英国王立音楽院は1822年創立の英国最古の音楽院です。ミュージカル・シアターの学位プログラムは、大学というよりも「劇団」として機能しています。

入学には大変高い競争を勝ち抜くことになります。オーディションを受ける時点ですでにパフォーマンス技術に精通し、さまざまなスキルを身につけていることが求められます。

プロ仕様の劇場での公演を重ね、『ミス・サイゴン』や『レ・ミゼラブル』の作曲家が客員教授を務めるなど、学生はキャスティング・エージェントや演出家と常に接することができる環境にあります。

マウントビュー・アカデミー・オブ・シアターアーツ

Mountview Academy of Theatre Arts

マウントビュー・アカデミーは英国を代表する演劇学校のひとつで、ミュージカル・シアター・コースは25年前から開講しています。定員は年間約38名で、卒業生たちはブロードウェイやウェストエンドで活躍しています。

ダンス、演技、歌の各分野で学期前半は技術の習得に、後半はパフォーマンスのテクニックを磨くことに費やされます。卒業年となる3年目は、エージェントやキャスティング・ディレクターに自分の能力をアピールするための実践が主な課題となります。修士号プログラムもあります。

学校がロンドン南部のペッカムにあることからロンドン中心部の学校よりも生活費が安く、それでいてロンドンへのアクセスも良い点もメリットと言えるでしょう。

アーツ・エデュケーショナル

Arts Educational

アーツ・エデュケーショナル、通称ArtsEdはロンドン西部のチズウィックにある演劇学校で、ミュージカル演劇の学士号プログラムを開講しています。『ハミルトン』や『ウィキッド』をはじめ、ウエスト・エンドのショーに出演する卒業生を多数輩出しています。

ダンスクラスは、ジャズ、社交ダンス、クラシック、タップ、バレエなど、ウェストエンドの舞台で求められるパフォーマーのすべてを網羅。歌のクラスはマンツーマンで行われ、3年次にはキャスティング・ディレクターやエージェントとのミーティングなど、業界に関する知識を深め、ネットワークを広げるプロフェッショナルなワークショップを開講しています。

トリニティ・ラバン音楽舞踊学校

Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance

トリニティ・ラバン音楽舞踊学校は、ロンドン南東部に3つのキャンパスを持つ、規模の大きいコンサバトリーです。ミュージカル・シアターの学士号プログラムを開講しています。

学生たちは、振り付けや歌を学ぶだけでなく、社会的・歴史的背景の中でダンスを考察し、未来の演劇に向けて取り組むよう指導されています。最終学年のショーケースは批評家からの評価も高く、その高いクォリティで知られています。

イタリア・コンティ

Italia Conti

イタリア・コンティ音楽舞踊学校では、ミュージカル・シアターの学士課程とディプロマ課程を開講しています。もともとはロンドンにベースをおいていましたが、2022年にサリー州ウォーキングにある新しい施設に統合し、ダンス、演技、音楽劇のための専門スタジオや、レコーディング、テレビ番組制作スペースなどを備えて生まれ変わりました。

厳しいトレーニングで知られ、考察、即興、オーディション・テクニックのほか、バレエ、タップ、ジャズ、コマーシャルといった舞踊を徹底的に学びます。

オーストラリアのミュージカル留学

シドニーオペラハウス

西オーストラリア舞台芸術アカデミー(WAAPA)

Western Australian Academy of Performing Arts (WAAPA)

西オーストラリア舞台芸術アカデミー、通称WAAPAは、パースにあるエディス・コーワン大学の演劇学部にあたります。卒業生にはヒュー・ジャックマン、リサ・マキューン、ティム・ミンチンが名を連ねるオーストラリア屈指の演劇学校です。

ミュージカルシアター専攻には大学3年間の学士課程コースのほか、1年間のディプロマコースもあります。また、ミュージカルに特化しているわけではありませんが、週末を利用した短期の演劇ラボや音楽ラボも開講しているので、短い期間でのブラッシュアップや視察を兼ねて参加したい方は注目したいですね!

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エディスコーワン大学

ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツ

Victorian College of the Arts 

メルボルン大学の芸術学部内にある演劇・舞踊専攻部門がヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツ(Victorian College of the Arts)です。

ミュージック・シアター・コースは大学の学部課程と修士課程、博士課程で開講しています。学部課程の2年次・3年次には自主公演を行い、既出の演目以外に自主制作の新作も発表しています。

国立演劇学院(NIDA)

The National Institute of Dramatic Art (NIDA)

オーストラリア国立の演劇学校であるNIDA (National Institute of Dramatic Arts)はシドニーにあり、名高い演劇学校のひとつです。卒業生にはケイト・ブランシェット、メル・ギブソン、ジュディ・デイヴィス、バズ・ラーマン、スージー・ポーター、リチャード・ロクスバーグ、ヒューゴ・ウィーヴィングなど、そうそうたる顔ぶれがそろっています。

演劇や舞台・衣装製作、舞台メイクなどのコースがメインですが、ミュージカルに特化したコースとしては1年間のミュージック・シアター・ディプロマ・コースや短期のワークショップがあります。ディプロマコースでは歌・演技・ダンスを総合的にトレーニングし、コースの最後には、エンタテインメント業界の関係者、プロデューサー、エージェントが参加するショーケースを行います。

ミュージカル留学は徹底した実践と新たな自分の発見

ここでは、世界のさまざまなミュージカル学校を紹介してきました。しかし、紹介しきれなかった学校のなかにも、様々な魅力を持ったコースがたくさんあります。

学び方も人それぞれです。たとえば語学留学をしながらボーカルやダンスのトレーニングを受講する人や、オーディション準備のための基礎コースを受講する人など、今の自分に合ったコースを知ることが大切です。

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